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「加古川、心筋梗塞事件」 「加古川、心筋梗塞事件2」の続きです。 まだ読んでいない人は、こちらを先に読んでね! 最初の記事のコメント欄に、 ある内部関係者の方から事件当日の話が届いて。 あまりに酷い話だったので、それが、 ネット上でいろいろ紹介されたようです。 非常に真実味のある話だと思ったので、 その方とコンタクトを取って、 更に詳しい話を聞くことができましたので。 今回は、その話を紹介させて頂きます。 まずは、前の記事までの復習。 ある日曜日に、患者が歩いて来たんです。 で、いろいろ検査して、心筋梗塞だろう、と判断した。 その病院では、最新のカテーテル治療 (経皮的冠動脈再建術:PCI)ができないので。 それができる専門の病院に搬送しようと思ったのですが。 それまでに、70分の時間がかかって、 残念ながら、患者は亡くなってしまったんです。 それで、患者側が医療裁判を起こした。 で、神戸
「阪南市立病院で医師退職、簡単な経過」 の記事に書いたように。 市長が一方的に、 「医者になんか高い給料払う必要なんかない。 医者の給料なんか、4割カットだ。」 って発言をして。 そんな、医療現場の事もわからない政治家の 不用意な発言によって、医師が立ち去り。 その地域の医療が崩壊する、という事が、 日本各地で実際には起こっています。 阪南市長は、後から慌てて発言を撤回して。 「医者の給料を、今すぐ引き下げるとは言っていない」 とは言っていますけど。 結局、ほとんどの医者は給料が戻っても、 その病院には戻る気がないんですよ。 それって、医者は金だけでは動かない。 っていう事の良い例ですよね。 まあ、金だけで動かない、っていうのは 別に医者に限った事ではないですけど。 個人的には、給料とかお金っていうのは、 非常に大事な事だと思いますよ、当然。 プロ野球選手で考えれば、わかりやすいかな。 プ
『点滴作り置きの問題、1』 『点滴作り置きの問題、2』 の続きです。 ちょっと本文が長くなりすぎて。 論点がわかりずらくなってしまったので。 「谷本整形」の「点滴作り置き事件」に関して、 ちょっと整理してみましょうか。 ブログでの反響は、思ったほどでもなかったのですが。 某閉鎖空間でのコメントは、合計で100位まで 議論が進んでいるんですが。 なんか、別の方向に進みつつあるし(汗) 推測の部分が多かった、というのも反省点ですので。 どの部分がわかっている情報で、 どの部分が推測なのか、っていうこともはっきりさせて。 できるだけ、わかっている範囲で 物事を整理していきましょう。 まずは、これまでの経過を時系列でまとめると。 ◆谷本整形での点滴患者発症状況◆ 5月23日 岡波総合病院(伊賀市)に3人入院 6月 2日 上野総合市民病院(同)に2人入院 6日 岡波総合病院に1人入院 9日 上野総合
「医療議連総会記念シンポジウム」 の記事に書いた通り。 4/12の夕方に日比谷公会堂で、 「医療議連総会記念シンポジウム(医療議連)」があったんで。 内科学会のついで、っていったらおかしいけど、 それに参加してきました。 会場には1000人くらいの観客がいて。 「医療関係者は手を挙げて」って言われて、 手を挙げた人が8割くらいかなー。 多分、その中の多くが医師だったと思います。 まあ、4/12に内科学会と婦人科学会が 東京であったから、その日に決めた。 っていうのはあると思いますけどね。 そいで、 出席した国会議員は、壇上に上がったのが 五十音順に 尾辻秀久会長、塩崎恭久副会長、鈴木寛幹事長、 世耕弘成幹事長代理、仙谷由人会長代理、西田実仁副幹事長。 会場にいたのが 足立信也事務局次長、逢坂誠二代議士、 小池晃幹事、萩生田光一事務局次長、橋本岳代議士。 そして、医療現場の代表として壇上に上
非常に残念な事なのですが。 産婦人科医の「なな先生」の知り合いの医師が、 当直中に亡くなられました。 まずはこの先生のご冥福をお祈りします。 不謹慎かとは思いながら、プライバシーに配慮しながら、 なんとかこれを世間に訴えられないか、と思い、 なな先生にメッセージを送ったところ、 すぐにブログに書いて頂きました。 身近な医者を、2人亡くしています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一人は約10年前。 当時30代の、先輩医師です。 研究に、臨床に、非常に忙しくなさっていました。 たまにご連絡を下さる時は、 決まって深夜2時3時のメールでした。 学生時代は体育会でご活躍された先生で、 人間?と思いたくなるようなタフさと、 ひょうひょうとした笑顔を併せ持った 爽やかな先生でした。 大学病院勤務時代の夏、当時研修医だった私たちを集めて ナイター見物に連れて行って下さったことが
混合診療解禁の話が、他の医師ブログでも 盛り上がっていますね。 というか、もう過去形かな? 厚生労働大臣が控訴する、って言っちゃったから。 でも、まあ。 大事な事なので、このブログでも書いていきましょうか。 「混合診療」禁止は違法、 東京地裁が国側敗訴の判決 健康保険が使える診療(保険診療) と保険外の診療(自由診療)を併用する 「混合診療」を受けた場合、保険診療分も含めて 全額患者負担になるのは不当だとして、 神奈川県内のがん患者が国を相手取り、 保険を受ける権利があることの確認を求めた 訴訟の判決が7日、東京地裁であった。 定塚誠裁判長は、混合診療を原則禁止している 国の政策について、「混合診療を禁止する 法的な根拠はない」と述べ、原告に保険の受給権が あることを認め、国側敗訴の判決を言い渡した。 日本の健康保険制度の前提となってきた 「混合診療の原則禁止」という考え方を 違法とした初
昨年から、絶滅危惧種である、日本の産科医を。 動物園の見せ物パンダに例えた物語が、 某サイトではやっているようですが。 奈良の産科医になぞらえた、 最新版ができたようなので。 そこから、ちょっと拝借致しました。 かわいそうなパンダ、奈良版 とある国ではパンダは希少動物、 各地の動物園ではパンダの芸は大人気。 朝から晩までパンダショーは人だらけ。 定時のショーが終わっても、 今すぐにどうしてもショーを見たいという お客さんの希望に応じるため、 休む暇も無くパンダはショーを続けていました。 不思議なことに、その国では。 希少動物であるはずのパンダは 寝る時間も無い程働かされているのに、 餌は少ししか貰えないし、他の動物と同じ、 粗末な小屋に寝かされていまし た。 かつては、パンダが綱渡りから落ちたり、 お手玉を落としたりしても、 お客さんはパンダを責めることは無く、 拍手してくれていました。
奈良の大淀病院で、妊婦が不幸にも亡くなった事件があって。 そのカルテの情報が、ネットで公開されている、 ってマスコミの報道があって。 最初は読売新聞だけだったんですが。 その後、他の新聞やテレビでも 報道されているようですねー。 死亡妊婦カルテ、医師専用ネットに流出 奈良県大淀町立大淀病院で昨年8月、 出産中に意識不明となり、19の病院に受け入れを 断られた後、死亡したTさん(当時32)のカルテ内容が インターネット上に流出していることが29日、分かった。 医師専用の会員制掲示板に「カルテのコピー」を見た との書き込みがあり、複数のブログなどに転載された。 Tさんの遺族は担当弁護士と協議し、 個人情報保護条例や地方公務員法(守秘義務)違反 などで刑事告訴を検討している。 Tさんの個人情報が、医師免許を持つ人しか 利用できない会員制掲示板で、さらされていた。 書き込みは昨年10月にTさんの死
私のブログを含め、いくつかの医師が書いたブログが、 条例違反(秘密漏示)の可能性がある、と言われていますね。 読売新聞に出てしまいました(汗) 転院断られ死亡の妊婦、詳細な診療情報がネットに流出 奈良県大淀町の町立大淀病院で昨年8月、 Tさん(当時32歳)が出産時に脳内出血を起こし、 19病院に転院受け入れを断られた後、死亡した問題で、 Tさんの診療経過など極めて詳細な個人情報が インターネット上に流出していることがわかった。 情報は医師専用の掲示板に、関係者らしい人物が 書き込んだとみられ、「転載して結構です」としていたため、 同じ内容が、医師や弁護士など、 かなりの数のブログに転載されている。 遺族側の石川寛俊弁護士が28日、大阪市内で開かれた 産科医療をめぐる市民団体のシンポジウムで明らかにした。 石川弁護士は、個人情報保護条例に基づく 対処を町に要請した。 遺族は条例違反(秘密漏示
10/7にNHKでやっていたETV特集 「何故医師は立ち去るのか~地域医療・崩壊の序曲~」を見ました。 リアルタイムで見たから、一昨日ブログに書いても良かったんですが。 NHKに関しては、前に私のブログがクローズアップ現代で 放送されるって事になっていたのに、前の日にプロデューサーから 突然、「やっぱやーめた」って言われて中止になった前科があって。 しかも、その番組の内容が、私を含め他の医師達からも、 かなりのクレームが来る、超いまいちな内容だったので。 ちなみに、その時の詳細は、こちら! 『医療事故にどう向き合うか1』 『医療事故にどう向き合うか2』 『医療事故にどう向き合うか3』 ちょっと感情的になって、冷静に見られないかもしれないと 思ったので、録画してもう一回今日見て、記事を書きました。 番組の内容を簡単に要約すると、夕張市立病院、 せたな町立病院、南谷診療所等の例を挙げて。 その
胃ろうっていうのは、ご飯を自力で食べられなくなった人に、 胃に直接穴を開けて、栄養剤を入れて栄養が摂れるために するための治療です。 本人の意識があって、食欲だけがなくて、栄養状態が 良くなれば元気になって元に戻れる可能性がある患者さん。 そういう人に胃ろうを造る事は、すごく良い治療だと思います。 でも現実的は、胃ろうを造っている患者さんの多くは、 回復の見込みがない人なんですよ。 脳梗塞になったりして寝たきりの人で、 口からご飯を食べる事が出来ない人。 急性期の病院に施設か病院には、そういう患者さんが たくさんいます。 急性期の治療が終わったら退院しなくちゃならないけど、 自宅に帰るのは難しいですよね。 そしたら、施設か療養型の病院に転院する事になります。 口から食事を食べられないんですから、 点滴で栄養補給をしている状態なんですけど。 点滴があると、基本的には施設へ転院するのは かなり
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