JR名取駅西口公園で行われた「たき火のわ」。柔らかな炎を囲み、会話が弾んだ=11日午後6時35分ごろ、宮城県名取市手倉田 まちなかの公園などでたき火を囲み、交流につなげようという民間の取り組みが全国に広がっている。口火を切ったとされるのが仙台市。2022年秋、JR仙台駅西口の青葉通(青葉区)での社会実験の一環で、「街たき火」のイベントを試みた。規制の多い公道で実現させたことが話題を呼び、各地の関係者の心に火を付けた。(せんだい情報部・門田一徳) 宮城県名取市のJR名取駅西口公園で11日夜、街たき火イベント「たき火のわ」があった。仕事帰りの社会人や近隣マンションに住む親子らが訪れ、揺らめく炎を囲んで会話を楽しんだ。 今年3月11日に続き2回目。東日本大震災後の転入者と昔からの住民との出会いの場づくりとして始まった。主催した実行委員会代表の疋田運琇さん(30)=名取市=は「興味を持って立ち寄っ