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CES 2025
ikitagari.hatenablog.com
昔から、人前で注目されることが苦手でした。派手な恰好をしたり、お金をたくさん使ったりするのも嫌でした。だから結婚がきまったとき、「式をしない」というのも、選択肢のひとつとしてありました。 結婚式なんて、美人でモデル体型でセンスもお金もある人がやればいい。ごく普通の人が、たった数時間のために、何百万円もかける必要が本当にある?と、ひねくれ者の私は思いました。 結局、夫と話し合って式を挙げることになったのですが、準備は想像以上に大変でした。決めなくちゃならないこと、こまごまとした作業が膨大にあるのに、夫は仕事が忙しくほとんど一人でやることに。打ち合わせのたびに跳ね上がる金額に頭痛がします。ストレスでひどい口唇ヘルペスになり、結婚式の3日前に高熱で寝込む羽目になりました。 当日まで、「楽しみ」という気持ちより、「怖い」「みんなに笑われるのでは」という気持ちのほうが大きかったように思います。 でも
仕事中、何度も壁の時計を見てしまう。そのたびに(まだ3時半か、定時まであと2時間・・・)と、頭のなかで計算する。曜日でも同じ。水曜日の朝には(まだ週の半分か・・早く週末にならないかな)なんて考えている。 昨日も、えげつないほど大量の書類を整理しながら、チラチラ時計を見て、(あれ、まだ10分しかたってない。おかしいな)と一人で不思議がっていた。 そのとき突然、誰かが耳元でこう言った。 そうやって毎日毎日、 時間が早く過ぎるのを望んでいるけど、 時間が早く過ぎたら、人生も早く終わっちゃうよ。 それでいいの? 私はひやっとして周りを見たけど、ウトウトしている同僚のほか、誰もいなかった。 確かに、「死ぬまでに残された時間」=「命」だとしたら、私は日々、命のロウソクが早く溶けるのを望んでいることになる。それって、命に対してすごく失礼なことじゃないか? そうやって「早く嫌な時間が終わらないかな~」って
どうして自分がこんな目にあわなくちゃならないのか。そう思うことって、誰でも経験があると思う。もしかしたら、「今まさにそういう目に合っている」という方もいるかもしれない。 「福福荘の福ちゃん」という映画で、こんな場面があった。 エリートOLだった千穂(水川あさみ)がひどい目にあって、仕事もせず昼からお酒を飲むようになり、頭にポテトチップスをつけたまま喫茶店に行く。そこの怪しげな店主に身の上話をしたところ、「あなたは昔、ひどいことをして人を傷つけた。その時のツケを今払っている」と言われる。その言葉を聞いて、千穂は昔の自分がしたことを思い出し、傷つけた相手である、福ちゃん(大島美幸)に謝りに行く。 「福福荘の福ちゃん」じたいは好きだけど、ここの場面が納得がいかなかった。「ひどい目にあうのは、以前に自分がほかの人にひどいことをしたからだ」っていうのは、違うと思う。何も自分に落ち度がなくたって、ひど
仕事がなくなるのが怖い。 毎月の収入がなくなったら、どうやって生きていけばいいのか見当もつかない。今は夫がなんとか会社にいってくれているけど、いよいよダメだとなったら、私がもっと現実的な額を稼げるようにならないといけない。 同じ非正規の同僚と、「次はどんな仕事をやりたいか」休み時間におしゃべりした。私たちは二人とも期限付き雇用なので、来年にはまた無職になってしまう。 「あんな仕事がしたい」「こういう職場がいい」と好き勝手に言ったあと、「でも、ないよね~そんな会社」「誰か作ってくれないですかね・・」と言って、ふたりとも黙ってしまった。 でも、「自分が働きたい場所」を「誰かが作ってくれる」のを待っていたって、本当に作ってくれる保証はどこにもない。入社する前はすばらしい職場に見えたのに、実態はボロボロっていうこともある。だったら、自分でそういう場所を作ればいいんじゃないか。 起業するってリスクが
かけがえのない人生。ただ一度きりの人生。そういう言葉を聞くと胸が苦しくなる。時間は後戻りできないのに、一体私は何をやっているのか。 どうすれば意味がある人生になる? 何をすれば、周りに置いて行かれないですむのか? そんなことを考えれば考えるほど、なにもできなくなってしまう。 私は、できるだけほかの人より「うまくやり」たい気持ちが強かった。 泥だらけの道を行くより、舗装された道を選んで、 落とし穴に落ちないように、注意深く進んだ。 そうするうちに、「うまくやること」が目的になっていった。 でも、たとえば私が最期の瞬間を迎える時に、 「ああ、最期までうまいことやったなぁ」なんて、考えるだろうか。 落とし穴に落ちずに最後まで逃げ切ったって、たどり着く先はみんな同じ場所なのに。 人生を「長い1本の線」としてとらえずに、「いまこの瞬間」に集中すべきなんだと思う。もっと周りをよくみて、いろんなことを感
この度私シシドは、はてなファイトクラブで戦うことにしました。 hatenablog.com グループを作った自由ネコさんのブログを読んで、ずっと気になっていた。 はてなファイトクラブは、他の人とケンカするためのクラブじゃない。参加したブロガーそれぞれが、自分の信じる戦いをする、とても面白いグループだ。それは、以下のエントリを読んでいただければおわかりいただけるはず。 gattolibero.hatenablog.com 全てを肯定する、という自由ネコさんの戦い。 project-gig.hatenablog.com 書き出しの一行目からかっこいい! yuruku-simple.hatenablog.com ゆるくて可愛いけど芯がある、ことりさんの決意表明。こちらを読んで、入会する決心がつきました! 私が戦うと決めたもの。それは「自分の嘘」と「お金」 ファイトその1「自分に嘘をつかない」 わ
ブログを書く人はみんな、インターネットの海に、小さな自分の島を持っている。その島は毎日コツコツと作り上げ、広げていくもの。気が向いた時には、別の人の島に遊びにいって、ごあいさつすることもできる。そして、「その島がある」という安心感が、実生活を少しだけウキウキさせてくれたりもする。 シシドハルカは、私がブログを書くときに使う名前なのだけど、シシドは、私であって、私じゃない。コーヒーを淹れて、PCを立ち上げて座っているときにだけあらわれる、友達のような、お姉さんのような存在だ。 リアルの私は、どちらかというと聞き役に回ることが多い。自分が発した言葉で、不用意に人を傷つけるのが怖いから。人間は複雑だから、どこをどうしたら傷つくのか、本人にだってわかっていないこともある。私自身もそう。だから、どう言葉を選んでいいのか考えているうちに、話題は別のところに飛んでしまっている。そうなるくらいなら、人の話
たまに、(この人、生きづらいんじゃないかな)と思う人に出会う。そういう人は、どこにいっても、もめ事を起こしたり、嫌なことに立て続けにあったりする。 先日書いたエントリに出てくるIちゃんもそのひとり。 ikitagari.hatenablog.com ここ数日、またIちゃんについて考えていた。Iちゃんの性格や、考え方や、生きる姿勢について。それから、「生きづらいんじゃないか」と私が勝手に思った人たちについても考えた。なぜだかいつも、そういう人たちが気になる。彼らのなにが、私をひきつけるのか。 彼らにはあって、私にはないもの。 それは、「スルーしないしできない、真面目さ」と「自分の意見に対する真摯な姿勢」だ。 彼らは、自分が「これは問題だ」と認識したことは、絶対にスルーしない。堂々とまっすぐに、自分の意見を主張する。そうすることは、ほとんどの場合、周囲と摩擦を起こす。摩擦は、彼ら自身も傷つける
こんにちは。新しい仕事にもだいぶ慣れてきたシシドです。仕事してると長いあいだ同じ姿勢でいることが多くて、肩こりや腰痛がつらくなってきませんか。私はつらいです・・・。そんなとき、同僚が肩こり解消方法をおしえてくれました。これが結構効くので、ご紹介します。 【自分でできる肩こり解消のやりかた】 以下の3つの場所を、順番に押したりさすったりしてほぐすだけ。 ①肩のつけね~胸のうえの方 ↓ ②わきの下 ↓ ③あたまの後ろ 各箇所1分ずつ、左右をかえて合計6分おこないます。 勤務中はできないので、お昼休みにこっそりやっています。私はいつも猫背気味なのですが、これをやると胸が広がりやすくなって、姿勢がよくなります。あと、気持ちもすこし落ち着く感じがします。 もし家にテニスボールがあるかたは、テニスボールをつかってコロコロほぐすと楽ちんだそうです。まあ、普通はないですよね・・・。今度スポーツ用品店で買っ
子供のころ、かさぶたをはがすのが好きでした。はじっこから慎重にめくっていくあの感触。失敗すると血がにじんで、あの時の「あーあ」っていう感じもやみつきでした。大人になると、思いっきりコケることもなかなかないので、かさぶたはがしもご無沙汰です。別にいいんですけど、ちょっと寂しい気もします。 さて、ここまでは前置き。今日は、「嫌なことを考え続けるのは、傷口をいじり倒すのと一緒」という話をしたいと思います。 私の知り合いで、Iちゃんという子がいます。Iちゃんは、会うたびにすごくストレスを抱えていて、「嫌な上司にこんなことを言われた」とか「こんな理不尽な目にあった」と話してくれます。結構時間が経っているできごとも、現在進行形のようにはっきりと覚えている。転職も数回経験しているのですが、どこに行ってもそんな感じ。私は、(なんでIちゃんばっかり嫌な目に合うんだろうなぁ、かわいそうに)と思っていました。
働きだしたら、とたんにヘロヘロになってしまったシシドです。職場に行って帰ってくるだけで、もうぐったり。家に帰ってすぐ横になりたい。でもそういう訳にいかないから、晩ごはんを作って洗濯物たたんで掃除機かけて、夫帰宅して晩ご飯食べて食器洗ってシャワーを浴びたら、あらもうこんな時間!ブログ書きたいけど疲れて頭が働かない。悲しいけどもう寝よう。明日も仕事だし。 こんな感じで1週間たってしまいました。で、ふと思ったんです。夫と二人暮らしで既にヘロヘロだけど、働くお母さんはこの何倍も大変なのでは・・・? なんだかんだ言っても夫は大人。自分のことは自分でできるし、ごはん作りたくないなら飲みに行っちゃおう、ということもできる。でも、これが小さい子相手だったら、こうはいきません。赤ちゃんのときはもちろん、少し大きくなって自分で動けるようになっても目が離せない。保育園に預けて働くにしても、夕方以降は自分で面倒み
こんばんは。今日ご紹介するのは、泣く子も黙る世界的ホラー作家、スティーブン・キングの文章読本『書くことについて』です。 書くことについて (小学館文庫) 作者: スティーヴンキング,Stephen King,田村義進 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2013/07/05 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログ (22件) を見る (私は去年購入したのですが、既に線を引きすぎてボロボロです・・) この本は、以下のように構成されています。 1履歴書 2道具箱 3書くことについて 4生きることについて 5閉じたドア、開いたドア 1「履歴書」 スティーブン・キング(以下キング)の半生をつづったもの。初めて書いた小説、応募しても応募しても結果の出ない日々、後に妻となる女性との出会い、小説家デビューの経緯などが描かれています。物語としても十分に面白いです。 2「道具箱」3「書くことにつ
こんにちは。今日は景気付けに、読むとテンションがあがる本をご紹介します。 その名も「#GIRLBOSS」! #GIRLBOSS(ガールボス) 万引きやゴミあさりをしていたギャルがたった8年で100億円企業を作り上げた話 作者: ソフィア・アモルーソ,阿部寿美代 出版社/メーカー: CCCメディアハウス 発売日: 2015/03/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (1件) を見る この本の著者、ソフィア・アモルーソは29歳にして従業員350人、年商100億円を超える企業のCEOです。その企業のはじまりは、ソフィアがたった一人で立ち上げた、古着のネットショップでした。 このソフィア、ものすごく型破りで魅力的な女性です。学校になじめず、問題児扱いされるソフィアは、両親の離婚を機に家を出ました。ヒッチハイクでアメリカ西海岸を歩き回り、ゴミをあさって出てきたベーグルを食
こんばんは。突然ですが、最近ミニスカートはいてますか?私はというと、ミニスカ+生足の女の子を見ただけで自分の寿命が縮まる思いです。 今日、洋服ダンスを整理していたら、学生時代に買ったミニスカートが出てきました。薄くてヒラヒラしてて、プリーツになっている安物です。学生時代、全然服を持っていなかった私のお気にいりで、毎日のようにはいていました。「そんな脚出して寒くないの?」といわれても、「大丈夫ですよー」ってちょっと得意げに答えたりしていた。まだ私若いのよ、ふふんとでも思ってたんでしょう。嫌な女ですね。 そして、2016年春、27歳の私がそのスカートをみつけます。本当は東京から引っ越すときに捨てようか迷ったのに、結局捨てられなかった。若くて怖いものなしだった私の、頼もしい相棒だったスカート。今日恐る恐るそれをはいて、鏡の前に立ってみたのです。 なんか、うわあ・・・ってなりました・・・・ 「今こ
こんにちは、シシドです。前にやりたいことリストにも書いた、ブログ/電子書籍用のタブレットを買ってきたので、ご報告です! ikitagari.hatenablog.com タブレットに求める条件 価格5万円以内(厳守!) 軽くて持ち運びやすい(重要) 2in1(またはキーボード接続可) 見た目がかっこいい 上記を満たすタブレットを探し、家電量販店に出発しました!(ネットで買うことも考えたのですが、やっぱり自分の目で確認してから買いたかったので。) これを買ったよ! ジャーン!! キーボードとセットで3万ちょいだったのを、おまけしてもらいました。 なので3万円ぽっきりです。MSOffice付きでこの値段なので、私としては大満足!重さは426g。持ち運びも苦になりません。(その代わりちょっと小さいです)2in1ではないのですが、キーボード接続で文字入力したいと思います。あと見た目なんですが、 こ
こんにちは、シシドです。昨日は念願の札幌ブロガーオフ会に参加してきました! ikitagari.hatenablog.com 札幌来ました!雪!! はじめてのブロガーオフ会、ちゃんと話せるかな… pic.twitter.com/QjWFiAEaKT— 宍戸ハルカ (@s_h_haruka) March 25, 2016 一言でいうと、 本当に楽しくて、参加してよかった!! 主催してくださったベーコン(id:rororororo)さん、ポジ熊(id:pojihiguma)さん、お店を予約してくださったしず(id:mamashizue)さん、いろいろお話してくださった参加ブロガーのみなさん、本当にありがとうございました。女性陣はもちろん、男性陣もみんなおしゃれで頭よくて(ベタ褒め)、ブログが好きな方々でした。そして思いやりを持って接してくださるいい方ばっかり。たろ(id:lollipop-ca
夫とニュースを見ながら晩ごはんを食べる。時々、自殺のニュースが報じられる。全然知らない人の話だけれど、胸に突き刺さる。他人事とは思えない。先日もそういうニュースがあって、私は思わず「なんで自殺なんて」と声に出してしまった。夫は、私から目をそらしたままで「いいんじゃない」とつぶやいた。「本望だったんやろ」とぽつりといった。私はなにも言えなくなって、黙ってごはんを食べた。 私は、死んだら負けだと思っている。死んでしまったら、もう試合に出られない。不戦敗だ。夫は多分、死んだら勝ちだと思っている。死んでしまえば、もう試合に出なくていい。全部拒絶して、何も考えなくていいのだ。 私は夫が死にたがるたびに傷つく。自分の意志で死を選ぶっていうことは、すべてを拒絶するということだと思う。文字通り、命懸けで拒否している。どうしようもないほど悲しい。悲しいけど、誰かリアルの知り合いに打ち明けるわけにはいかない。
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