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質問 過日、林野庁関係の広報誌上に「極相林は同化作用が弱くて、伐った方が良い」との意見があるのを見て、○○に尋ねたところ、同封のような返事がありましたが、納得行きかねますのでご意見賜りたく・・・・ ○○からの返事(一部省略、改変) 拝復・・・・さて、お尋ねの件ですが、森林は極層になると・・・・若い森林に比べて成長量が少なくなります。森林の植物は光合成によってCO2を吸収しO2を出します。しかし、同様に近い量のO2を吸収しCO2を出す呼吸をします。また、森林の中にいる動物たちも呼吸をし、分解者である小動物や微生物も多量の呼吸をします。このため森林として見かけ上、CO2の出入りがなくなってしまいます。このため「極相林は、二酸化炭素を吸収しない」という表現になります。CO2を吸収するためには、極相を伐って若い林を作ることです。同時に伐った木は、焼かずにいつまでも炭素のかたまりとしておくことが重用
Department of Biosphere-Geosphere Science Faculty of Biosphere-Geosphere Science Okayama University of Science
セイタカアワダチソウは北アメリカ原産の帰化植物である。もともとは観賞用に導入されたとの説もあるが、急速に広がったのは大二次世界大戦後。蜜源植物として優秀であるので養蜂業者が積極的に種子を散布したとの話もある。和名の由来は、同じ属のアキノキリンソウの別名であるアワダチソウよりも草丈が高いことによる。 多年生草本であり、地下部からアレロパシー物質を分泌し、種子発芽を抑制する。このために純群落を形成して繁茂することになりやすい。空き地や放棄畑などに繁茂して大群落を形成することや、花粉アレルギーの元凶であるなどの濡れ衣を着せられたこともあって、嫌われる植物のひとつになってしまった。蜜源植物であることでもわかるように、セイタカアワダチソウは花粉をミツバチなどの昆虫によって媒介させる植物であり、花粉を風に乗せてばらまく植物(風媒花)ではない。 場所や環境が異なれば、この花への印象も全く異なるようで、風
植物雑学事典 掲載種名一覧 〔あ〕〔か〕〔さ〕〔た〕〔な〕〔は〕〔ま〕〔や〕〔ら〕〔わ〕 〔い〕〔き〕〔し〕〔ち〕〔に〕〔ひ〕〔み〕〔り〕 〔う〕〔く〕〔す〕〔つ〕〔ぬ〕〔ふ〕〔む〕〔ゆ〕〔る〕 〔え〕〔け〕〔せ〕〔て〕〔ね〕〔へ〕〔め〕〔れ〕 〔お〕〔こ〕〔そ〕〔と〕〔の〕〔ほ〕〔も〕〔よ〕〔ろ〕
ゼニゴケ Marchantia polymorpha L. (ゼニゴケ科 ゼニゴケ属) ゼニゴケは人家の近くにみられるコケであり、茎と葉の区別がなく、表裏の区別がある苔類である。家の北側など、やや湿った場所に見られることが多い。教科書には、苔類の代表の一つとして掲載されていることが多く、名前は良く知られている。 裏側から仮根を出して地面にしっかりと張り付いており、除去しにくいので嫌われることもある。 下の写真は、植物体であり、二股状に分かれて広がる状況がわかる。所々に写っている丸い構造物は「杯状体」である。この杯状体からは両側がくぼんだ円盤状の無性芽が形成され、周辺にばらまかれて無性的に繁殖する。 ゼニゴケも条件がよければ有性生殖を行う。雌雄異株である。上の写真は精子を形成する雄器であり、葉状体の先端から長い柄を出し、その上に傘をひろげた構造となっている。この傘での中に精子を形成し、降雨な
このページは植物の解説を掲載している「植物雑学事典」です。 「植物雑学辞典」と検索する方もいらっしゃいますが・・・
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岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科 Department of Biosphere-Geosphere System Science, Faculty of Informatics, Okayama University of Science
セイタカアワダチソウは北アメリカ原産の帰化植物である。もともとは観賞用に導入されたとの説もあるが、急速に広がったのは大二次世界大戦後。蜜源植物として優秀であるので養蜂業者が積極的に種子を散布したとの話もある。和名の由来は、同じ属のアキノキリンソウの別名であるアワダチソウよりも草丈が高いことによる。 多年生草本であり、地下部からアレロパシー物質を分泌し、種子発芽を抑制する。このために純群落を形成して繁茂することになりやすい。空き地や放棄畑などに繁茂して大群落を形成することや、花粉アレルギーの元凶であるなどの濡れ衣を着せられたこともあって、嫌われる植物のひとつになってしまった。蜜源植物であることでもわかるように、セイタカアワダチソウは花粉をミツバチなどの昆虫によって媒介させる植物であり、花粉を風に乗せてばらまく植物(風媒花)ではない。 場所や環境が異なれば、この花への印象も全く異なるよ
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