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早大生に愛され34年、洋食店「エルム」歴史に幕 都の西北、早稲田大学のそばにある洋食店が20日で看板をおろす。創業から34年。500円前後の九つのメニューと皿からあふれそうな大盛り料理が、多くの学生や卒業生らに愛されてきた。店内の18席は閉店を惜しむ客で連日満席が続いている。 ■安くてうまくて、大盛りで 大学の北門から都電の早稲田停留場の方へ歩いてすぐ。雑居ビルの1階に洋食店の看板がある。 「キッチン エルム」 L字形の黒光りするカウンターに10席と、奥に4人掛けのテーブルが二つ。ポークカレー、ナポリタン、カルボナーラ……。9種類のメニューは400〜650円で、それぞれ大盛りは100円増し。この店では《大盛り=2倍》だ。 「安くて、うまくて、ボリュームがあって。学生さんの店だから」と店主の山口勝見さん(71)。仙台市の米農家に生まれ、中学卒業後、コックを目指して上京した。最初に築地の洋食店
アイヌ民族否定論に抗する 岡和田 晃 河出書房新社 2015-01-27 売り上げランキング : 5607 Amazonで詳しく見る by G-Toolsasin:4309226205 ツイッターで話題だったのと、アンテナ登録してる『Danas je lep dan.』に告知記事が出てたのとで、覗いてみることにした。 知識皆無の人間(つまりおれ)が、内容まとめるなんて無理なので、どんな本なのか書いてあるところを引用してみる。 岡和田 最初に確認しておかねばならないのは、この本は私とマークさんとの共編著という体裁ではありますが、私たちが監修者という立場からそれを統一しているわけではない、ということですね。ただし、一点の例外はあります。その例外とは、この本の参加者はいわゆるアイヌ民族否定論に対して明確に「NO」という意見がある人に限っているということで、ここについては首尾一貫しています。 お声
辞書の仕事 (岩波新書) 増井 元 岩波書店 2013-10-19 売り上げランキング : 1444 Amazonで詳しく見る by G-Tools 新聞広告で書名見て買いに行った。著者は『広辞苑』と『岩波国語辞典』の編集に関わっていた人。短いエッセイ集みたいなものだけど、これがなかなか楽しく、永六輔が『広辞苑』抱えて旅行したというエピソードを読んだときには、本棚に寝ていた『広辞苑』(第四版)を引っ張り出してしまった。「たほいや(ウィキペディア)」って遊びも初めて知った。これ、大学時代にやってみたかったなあ。 ほかに驚いたことと言えば、ことばの意味を質問したり、あれはおかしいと言うために、わざわざ電話を編集部までかけてくる人が、たくさんいるらしいということ。「AとBと正しいのはどっちですか」と言われ「どちらでもいいのです」などと答えようものなら、「それでもどちらが適当か」と食い下がってくる
福家警部補の挨拶 (創元推理文庫) 大倉 崇裕 東京創元社 2008-12 売り上げランキング : 20188 Amazonで詳しく見る asin:4488470025 by G-Tools なんかの弾みでamazonの商品ページに辿り着き、レビューを見たら「コロンボ」「コロンボ」とみんな言っているので、どんなものかと読んでみた。 収められた四本の短編すべてが倒叙形式を取っていて、チビで眼鏡の福家警部補(名前は不明。女性)が、ささいなひっかかりから犯人を特定し、追い詰めていく形になっている。犯人は私設図書館の責任者(最後の一冊)、元科警研科学捜査部主任(オッカムの剃刀)、女優(愛情のシナリオ)、酒造経営者(月の雫)。みなさん最後を格好良く退場していくところとか、たしかにコロンボっぽい。いや、コロンボかどうかはともかくとして、この短編集はどれも非常に面白く読めた。特に「オッカムの剃刀」がよく
サイコパス 秘められた能力 ケヴィン・ダットン 小林 由香利 NHK出版 2013-04-23 売り上げランキング : 58390 Amazonで詳しく見る by G-Toolsasin:4140816023 非常に興味深い話が目白押しの一冊だったが、どうまとめればいいのかよくわからないので、著者自身がこの本が何を語るのか、書いているところを引用してみる。 本書の核心である、サイコパスにはある種の能力があるという根本的なテーマは真剣なものだ。能力といっても従来の意味、歳月と人生経験の積み重ねによって生まれる財産、とは違うかもしれない。口にするのは憚られるが、生まれながらに備わった機能という意味だ。 (中略) サイコパシーはじつは高性能スポーツカーのようなもの。役に立つが危険も伴う両刃の剣だ。 2章からは、この両刃の剣とその剣を振るう人びとの独特な心理学的プロファイルについて、科学的、社会学
今朝新聞を眺めていたら、大辞泉の第2版の広告が出ていた。メインで使ってる電子辞書の国語辞書が初版の電子版であることもあり、今さら紙の辞書は買わないよなあと特色欄を見ていたら、DVD-ROMが付いているというのが、まず眼に留まった。ちょうどPCで使える国語辞典がほしいと思っていたので一瞬気になったものの、一万円を超える定価(ただし2013年12月31日までは多少安い)だし、ネットで公開されてる辞書とそこまで違いがあるかなあと、スルーしそうになったところだったのだが、ほんの一言さりげなく書かれた文句が、おれの心を鷲掴みにしてしまった。 「本文内が検索できる」 ……やべえ。ネットで公開されてる辞書と違うよ、この子。 本文内が検索できるってことは、普通使う国語辞典の使い方、「○○ってどういう意味だっけ」や「○○ってどんな風に書いたっけ」だけではなく、「○○ってなんて言ったっけか」の○○を検索すると
昨日ばあちゃんに会ってきた。三年ぶりくらい。ばあちゃんはじいちゃんが死んだのを機に東京を引き払い、宮城で暮らしていたのだが、去年の地震やら何やらもあって、二カ月まえから埼玉のホームに入居している。先月誕生日に電話して、「そのうち行くね」などと調子の良いことを言いつつ、なかなか予定を立てられないのが、喉に刺さった小骨的に引っ掛かっていたのもあり、一昨日急に思い立って予定を訊いてみたら「明日(つまり昨日)は暇だ」というので、勢いで行く約束を取りつけてみたのだった。 やたらと暑い日だったけれども、大抵はエアコンが効いた電車での移動だったので、なんてことはなく家を出てから二時間半ほどで目的地に着いた。三年ぶり会ったばあちゃんは元気そうだった。この二カ月で今の暮らしにもすっかり慣れたと言う。ホームには二十人ほどが暮らしており、同い年のお友達もできたそうだ。何よりだと思った。顔を見に行っただけで何をす
読書メーター見ても、文庫本は俺しか読了登録してないので、こっちでも感想をあげてみる。こういう本は読まれるべきだ。すくなくともボクシングファンくらいには。 本書は、元世界ジュニア・フェザー級チャンピオン畑中清詞、それから引退後彼が立ち上げた畑中ボクシングジム(ウェブサイト)が輩出したふたりのプロボクサー、杉田竜平と中野博を中心に取材して書かれたノンフィクションである。 ボクシングファン以外でも、三十代男性なら、畑中の名前に聞き覚えがあるはず。というのは、この名前『ろくでなしBLUES』で主人公前田のライバルだったキャラクターの名前でもあったからだ。森田まさのりがキャラの名前に当て込むほど、当時は期待の星だったに違いない。違いないと書くのは、畑中のホープ時代に俺はギリギリ間に合わなくて、最初の世界挑戦失敗後の再起ロードから試合結果などを見るようになったから。 東海地方初の世界チャンピオンとなっ
ここんとこ、諸事情からシオラン(ウィキペディア)の著作に随分目を通していた(読んだというのは憚られる感じだが)。『思想の黄昏』、『実存の誘惑』、『時間への失墜』、『悪しき造物主』、『生誕の災厄』、そして本書。なんでも「バルカンのパスカル」なんて異名もあったそうだ。生まれはルーマニアで、最終的にはパリに住み、はじめは母国語で、のちにはフランス語で文章をものしていた。 ざっと目を通したところ、対俺との相性的に長めの評論だか思索だかは全滅。何を言ってるのだかほとんど分からず、たまに分かった部分については「中二病?」というフレーズが浮かぶ。割と読めたのはアフォリズムの部分(もっとも、三分の一くらいしか乗れない気もしたが)。どれかの訳者あとがきで、訳者が本を床にたたきつけただか、壁に叩きつけただか書いていたのもむべなるかなと思う。 書いてあることの三分の一は「死ぬのがいちばん」みたいな主張であり、三
第一回PLAYBOYミステリー大賞国内編第一位の作品。 ポスト9・11の罪と罰を描く衝撃のデビュー長篇 と帯には書かれている。友人が、何はさておきこれだと勧めてくれたことがあって、そのあとすぐ買ったのだが、ずっと読まずに放っておいた。のだが、なんとなく先日読み始めてみたところ、出だしに掴まれてしまった。 みんな死んでいる。 みんな死んでいた。扉を開けると、そこにはぼくの母親がいて、すでに葬儀屋がワシントンの州法で義務づけられた防腐処理をすませている。エンバーマーがきっちりと表情をつくり、化粧もじゅうぶんにほどこされ、永遠に凍りついた偽りの安らかさをたたえている。 「ほら、ごらん、お前のうしろを。すべての死者たちがすぎゆくのを」 母さんがそう言ったので、ぼくは振り返る。すると、そこには広大な世界が広がっていて、死者たちがぼくに手を振って微笑んでいる。そこには、人類が同胞を埋葬することをおぼえ
先日生まれて初めて裁判所というところに行った。原告だったわけでも被告だったわけでもなく、単に傍聴で。 生まれて初めてのことなので、建物のでかさにビビり、持ち物検査にビビり、右を向いてもビビリ、左を向いてもビビリ、途方に暮れていたら不審者だと思われるのではないかとビビリ、そりゃあビビッたのだった。思わずついったーで「裁判所なう」とか呟いたら多少気分がマシになるかと逃避行動したくもなったが、なんとまあ不謹慎ではないかという自主規制が働いてそれもできず、喫煙所(立派な喫煙所だった)でタバコを吸いながら、これはおっかない場所ですよなどと感心し、エレベーターで地下に下りて、おー食堂も郵便局も本屋もあるよすげーと無意味に見学気分を充実させ、五百円のケーキセットを食べながら、隣の席で弁護士さんたちが難しい雑談をしているのを聴くともなく聴いたりしていた。 そのあと、どこにいても間が持たない感じでブラブラと
こんな記事を読んだ。 ・エロゲーごときで鬼畜陵辱とか言っていてスイマセンでした・・・・ 彼女ものすっごく言いにくそうだから、ちょうどプレイしていた魔法少女えれなの画面を指して、 「ももも、もしかしてこういうプレイしたいの?き、傷とか付いちゃうかもよ?」(てか、俺は触手出したり出来ませんが) って聞いたんだよ。 そうしたら彼女、 なんと、 生き物苦手板の住人でした。 動物虐待やどうやって殺すかの話を嬉々として語る彼女。正に鬼畜とはこういうヤツのためにある言葉なんだな・・・ 野良猫を見かけたときに 「こういうの見かけたら、いじめたいと思う?」 と恐る恐る聞いた事がある。 「はぁ?エロゲーオタなのに二次元と三次元の区別も付かないの?そりゃーイラつくしやっちゃいたいけど、三次のやるわけ無いじゃん。犯罪だし」 と言われた。 で、生き物苦手板というのを知らなかったので行ってみた。 ・生き物苦手@2ch
いきなり追記:追記場所をどこにするか考えた結果、先頭にしてみた。この記事には次のようなご指摘が入っている。 http://h.hatena.ne.jp/seijigakuto/9234087845162037893 1. >>さらに言うと、公共の福祉の前では個人の自由は制限されるべきという考えにも、本書は異議を唱えている。 これは誤読だと思います。 2. >>一連のやりとりを見ていると、どこかで「規制反対」=「その手の問題にコミット拒否」っていう風に受け取られるようなメッセージの発し方がなされていて、話がこんがらがっているように見えるし これは誤解が占める要素が大きいように思えます。 内容についてはリンク先を参照していただくことにするとして、びっくりしたのは、まず1については、係り受けの間違いか接続詞の選び間違いか、とにかく何かがあったようで、「ん、俺が読んだのと違うぞ」とさえ思わなかった
「安心社会から信頼社会へ(感想)」より。 この本は一冊かけて「人を信頼する人は愚か者か?」という問いを考えている。結論は、「そういう人が愚か者かどうかを決めるのは社会の型によって決まる」となっているのだが、その結論近くに出てくる議論が非常に興味深かったので紹介したい。 著者は文化というものを「共有された心の性質」として理解する方法と「社会のしくみ」として理解する方法のふたつがあると指摘する。そして前者でだけ文化を理解するやり方を「心過剰の文化理解」と呼び警鐘を鳴らす。 心過剰の文化理解の例として取りあげられているのが、差別である。心が行動の原因であるという直感的な前提に基づくなら「差別は偏見という心の性質が生み出す現象」として考えられる。たとえば日本において男女差別がいまだに強く残っているのは、男尊女卑的な偏見を人々の間に植え付けてきた伝統的な日本文化に原因があるということになる。しかし、
この記事の続き。 ・例のゲームの件について。結論はないよ! ブクマなどへのお返事 まずブクマでこんな意見を頂いた。 rag_en ゲーム, 社会 プロとはいえエロゲ会社ってそんなに強いのかな…と思った。 2009/05/13 rinsenan 正論 表現と飯の種のかねあいはムズかしい 2009/05/14 id:rag_enさんのご意見に「強いに決まってるよ! プロだもん!」とか言い返すと、友人の成人ゲームライターから本気で殴られかねないし、そっからちょっと伝え聞いた話から考えても、強い弱いでいえば、そんなに強くないと俺も思う。id:rinsenanさんの感想にも、「まったくです」と思うし、「強者であるゲーム会社が」と言っているわけでないことをご理解いただけるとありがたい。 それから山口弁護士の記事に対する俺のコメントにid:seijigakutoさんからこんなご意見を頂いた。なんで俺が納
昨日だか一昨日だかに、こんな記事を読んだ。 ・日本製「性暴力ゲーム」欧米で販売中止、人権団体が抗議活動 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 少女を含む女性3人をレイプして妊娠や中絶をさせるという内容の日本製のパソコンゲームソフトに海外で批判が高まっている。 日本での販売中止を求める抗議活動を国際人権団体が始めた。このゲームは2月に英国の国会で問題になり、ビデオ・書籍のネット販売大手「アマゾン」が扱いを中止した。しかし、児童ポルノなどの規制が緩い日本では今でも流通している。 このゲームは、未成年と見られる女子2人とその母親を電車内で痴漢した後にレイプし妊娠や中絶をさせるまでを、コンピューターグラフィックスを使った画像で疑似体験するという内容。横浜市のゲームソフトメーカーが2006年に売り出した。 今年に入り海外の人権団体で問題視されるようになり、英国ではこのゲームをアマゾ
あっちこっちで取りあげられていた本。「日本人よりアメリカ人の方が他人を信頼する」「日本人はアメリカ人より個人主義」って部分の紹介をよく見た気がしたのだが、ブクマし忘れたせいで記事に辿り着けなかった。 本書は1999年に発行されたもの。内容紹介はこちらの記事がよくまとまっていると思った→山岸 俊男:安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 中公新書 - domi環境のBOOK−DB 「はじめに」の冒頭を引用するとどんな本かわかるかと思うので、ちょっと引っぱってみる。 人を信じることは、おろかなお人好しのすることでしょうか。それとも逆に、誰も信じないで「人を見たら泥棒と思え」と思っている人こそ、おろかな人間なのでしょうか。この本はこの問を出発点としています。 (中略) 筆者が言いたいのは、他人を信頼することが本人にとって有利な結果を生み出す社会的環境と、他人を信頼しないことが有利な結果を生
こんな記事を読んだ。 ・外国人研修生に強いられる過労死、発生率は日本人の2倍 - 現代日本に横行する奴隷労働・人身売買|すくらむ タイトルの通り、国際研修協力機構*1(JITCO)が発表したデータ*2をもとに外国人研修生が悪条件でこきつかわれているよ、って話なんだけれども、天草縫製実習生強制労働事件という裁判の原告の証言が出ている。引用してみる。 私は、2006年の1月まで中国の縫製工場で働いていましたが、日本で働きたいと思って、中国の派遣会社に4万元を払い、日本に来ました。4万元は、日本円で70万円くらいです。中国での私の給料は月に1,000元くらいだったので、3年分以上になります。このお金は、親戚と親の友人に借りました。また、私が契約に違反したら、保証人になってくれたいとこが15万元も払わないといけません。 (中略) 私の仕事は、女性用下着の縫製です。スキールでの仕事は、本当にひどいも
こんな記事を読んだ。 ・4月13日(月)不法滞在のカルデロン父母がフィリピンへ強制退去処分 - イケイケあかいけ!赤池まさあき (山梨1区)の国政日記 - Yahoo!ブログ 問題の第3は、違法行為に加担する反日的な日本人の存在です。署名集めに協力したり、最高裁まで戦った弁護士費用、裁判費用は一体誰が負担しているのでしょうか。事実も知らず人情から協力するのであればまだいいのですが、確信犯的に協力する方々がいたのではないでしょうか。 ここでこの議員が言っている反日行動というのは「署名集めに協力」ってのしかないので、どうやら俺は反日的日本人になるらしい。ちなみにこの人は、「最高裁判決でも、間違っているものは間違っている」と言っていた人だ。あんときは判決なんて知るかって言ってたのに、今度は判決にケチつけるとはけしからんであるところは、本人的にまったく矛盾がないらしい。どころか、自分が何言っている
・自称愛国者が今日ヘイトスピーチをばらまく呼びかけをしていることに思う ・昨日の続き の関連エントリです。 「自称愛国者が今日ヘイトスピーチをばらまく呼びかけをしていることに思う」でいただいたブクマの中にこんなのがあった。 munyuu これはひどい 言論統制をやりたがる人間は、すべてがヘイトスピーチに聞こえる。ということですね。 mimipann "他人を侮辱したい以上の何もないこれは「表現」の名に値しない"、自分にとって都合のいいときに都合よく「表現の自由」を狭めると、自分がデモしたいとき困ると思う。 それから匿名ダイアリ「■「表現の自由」の定義をしていいのは、誰なんだ? 」では「そういう“感覚”を根幹に置いた議論で「表現の自由」を語るのは、やばいと思うんだけどなあ。」という指摘を受けた。 一個目の引用コメントは、「あれがヘイトスピーチに聞こえないなら耳鼻科に行くと良いんじゃないか、そ
前回エントリにはたくさんの反応を頂いた。感謝したい。ブコメやTB読みつつ、蕨市の方はどうなったのか気になっていたんだけど、どうやら割と最悪に近い目が出たようだ。 **左翼2名逮捕** 2009年4月11日(土)カルデロン問題の発祥地、埼玉県蕨市 犯罪外国人・犯罪助長メディアを許さない国民大行進in蕨市 この問題に関心を持つ一般国民約130名が参集。 左翼側は約30名。 集合場所の公園にはカルデロン一家擁護の左翼の仕業と思われる 挑発的な落書きがいたる所に書かれていました。 行進出発直前に左翼が我々の用意した横断幕を破り逃げ去り、 行進中も列の後ろから妨害行為を働きました。 【協賛】主権回復を目指す会/せと弘幸Blog『日本よ何処へ』 NPO外国人犯罪追放運動/外国人参政権に反対する会・東京 【主催】在日特権を許さない市民の会 youtubeに上がっていた映像脇のキャプションがこれ。 映像が
「言葉・狂気・エロス(amazon)」を読んでいたら、グロテスクとバロックの語源について紹介されていた。なんとなくあとですっかり忘れて「なんかで読んだはずなのに」と思いそうなのでメモ。まずグロテスクから。 グロテスクとは本来は古代の装飾文様の一種で、唐草模様のなかに人間や動植物、さらには空想上の生物を誇張・歪曲した形に描いたものをさすが、これが十五世紀末にローマで発掘された地下遺跡(グロッタ)で見つかったところから"グロテスキ"とイタリア語で命名され、のちには装飾術や造形芸術のみならず文学や思想の領域でも用いられるようになった。 p.170 で、バロックの方は「W・ワイスバッハ説によれば〈形の整わぬ真珠〉を意味するポルトガル語"バローコbarroco"からきたバロック」とも書かれているが、由来として紹介されているのは以下。 バロックの由来は、中世の前論理的思考法の一つに"バロコbaroco
こんな記事を読んだ。 ・告知 : 【告知拡散奨励】 4・11蕨市大規模抗議デモ開催! この団体はこの記事の団体だ。 ・「日本から叩き出す」と気勢 「在日特権許さない市民の会」ら入管前でカルデロン一家を狙い抗議行動 上のデモを知ったのは、【緊急】外国人排斥デモに反対する緊急行動のお知らせ - 訳者あとがきβ版(やくしゃ あとがき べーたばん)という記事。この記事によると、在特会のデモは、のりこさんの通っていた小学校、そして現在通っている中学校*1の前をわざわざデモコースに入れているそうである。デモの許可した行政は何を考えているのかと申し上げたい。蕨市議会はカルデロン一家の件では、そろっての在留特別許可を求める意見書を全会一致で可決した。同じ市がこんな糞みたいな(個人的な評価ね!)デモに許可を与えるってのは、どういうことなのか不思議だ。まあ議会関係ないところが判断するんだろうけどさ。 ところで
以下のエントリで存在を知った本。 ・ホロコーストの基礎知識について - Danas je lep dan. 俺のようなド素人には非常に有益なホロコースト否定論に対するまとめ。紹介してくれたid:Mukkeさんには感謝したい。もともとは1995年のマルコ・ポーロ事件がきっかけになって、翻訳されたもので、2005年に白水社Uブックス入り。著者のティル・バスティアンは医学博士でナチ時代の医学犯罪について論文集「想起すること――医学と大量殺戮」を編集するなどホロコーストに対して医学方面からアプローチをしている人であり、またノーベル平和賞を受賞した「核戦争防止国際医師の会」ドイツ支局長でもある(たぶん出版当時)。 本書は二部に分かれ一部ではホロコーストの簡単なまとめが、二部では否定派の主張とそれへの反論がなされている。さらに三部として芝野由和、石田勇治、芝健介、西川正雄の諸氏が寄稿している。前にも言
先日来、ちょっと気になる話題があって、思うところを書いてみようと考えていたところ、一昨日くらいから淡々とブックマーク数が増えて(ブクマしてくれた皆さん、読んでくれた皆さんありがとう)いて、何もこんなタイミングで、書き方の難しい話に触れることもないか? と躊躇していた。っつーかビビってた。 けど、書いてみる。 俺的発端になったのは以下の一連のエントリ(エントリ主さんはその前に上げていた村上春樹の「正論原理主義」批判からの流れで考えているようだ)。 ・歴史問題と政治問題の憂鬱な関係、あるいは、歴史的修正主義について ・史上最大のタブーに挑戦すること、あるいは、今世紀最大の知的冒険 ・粛々と虎の尾を踏み続ける……orz ・コメントへの応答 ・コメントへの応答の続き 先に断っておくけれども、俺はすぐにデマに乗る程度のリテラシーしか持ち合わせていないので、それを自覚してからこの手の話題はなるべくスル
こんな記事を読んだ。 ・「私を死刑に」「あなたが生き残った意味必ずある」 重いダウン症の長男(当時27)の将来を悲観した妻(同53)に頼まれ、2人を殺害した夫(57)に対する判決が4日、さいたま地裁であった。死刑を求めた夫に裁判所が出した答えは、懲役7年(求刑同10年)。若園敦雄裁判長は「長男がダウン症を持って生まれてきたことには必ず意味がある。あなたが生き残ったことにも意味がある」と諭した。 http://www.asahi.com/national/update/0204/TKY200902040312.html 別の記事によると、裁判長は「妻や長男に対する愛情から、自らも死を覚悟して犯行を実行しており、考慮するべき事情はある」などと述べ一定の配慮を示す一方で「被告は妻の心身が正常でないと理解していた。医師に受診させるなど、ほかにも取るべき手段があった」と指摘し、被告の事情には過度に考
こんな記事を読んだ。 ・炊き出しに路上生活者が長い列 苦情で中止、苦渋の決断 不況の深刻化とともに、路上生活者のための炊き出しに並ぶ行列が伸びている。そんな中、隅田川にかかる駒形橋(東京都墨田区、台東区)では、近隣住民からの苦情を受けて3月末で炊き出しが中止になる。ベテランのボランティア団体が12年続けてきた活動だけに、ほかの団体にも不安が広がっている。 (中略) 第五建設事務所は、河川法に基づき「公共の空間で独占的な使用は認めがたい」と指導してきた。管理課によると、近くに児童公園があり「子どもが声をかけられ怖がる」「狭い道で並んでいると通りにくい」といった苦情は07年度から少なくとも十数件あったという。同事務所の担当課長は「昨今の厳しい経済情勢は理解しているが住民の苦情もないがしろにできない。両立できればいいが難しいところだ」と話す。 記事についたブコメにこんなのがあった。 sakura
ここまでカルデロン一家の件に触れるときは、法律の問題に触れてこなかった。というのは、俺が言いたかったのは、「帰れ」と合唱する人々と同じく「真面目に働いてきた人(俺のはカルデロンさん一家だけどね)が報われないのはおかしい」ということと、そういう人が罵られるのもおかしいということだったからだ。さらに言えば、情に流されて云々という意見にも承服しかねるということも言いたかった。 しかし「可哀想じゃないか」と言うのがイコール判決を覆せ(ふたつはセットではないと思う。だから、判決が覆らないということを受け入れるにしても、それが「ざまぁw」とか抜かしてもいい論拠になると信じる輩のことは、俺には到底理解できない。一方で、カルデロン家への処置が妥当であるという意見はひとつの意見だと思う。)という意見にしか見えない人々には「可哀想じゃないか」と言っても、どうも通じそうにない。そして、俺程度だとそれ以上に言える
カルデロン一家の話を追いかけているときに、やたら出てきたのが「感情に流されるな、日本は法治国家だ」みたいな、感情:法の対立項で話す論じ方だった。その人たちの法解釈があっているかどうかは置いておいて、かなり俺とは法律の存在意義が違うんだなあと感じた。以下は法律の知識がない人間がつらつら考えたことである。 なぜ法律を守らなければならないのかと言うと、「秩序を保つため」という答えが返ってくる。それは俺の頭でも理解できる。たぶん「感情に流されるな」という言葉をこのケースで使える人と、俺とはその次の問に対する答えが違うんだと思われる。次の問はこうなる。 「なぜ秩序が保たれなくてはならないのか」 上記で見た人たちの回答はこんな感じだった。「国家が成り立たなくなるから」。 俺の答えは「弱い人が泣かされるから」だ。 法律というルールがなければ、力のある人間が力のない人間を泣かすのを防げない。泣かすどころか
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