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財務レバレッジの具体例 なお、総資本100億円、自己資本40億円の会社の場合、その会社の財務レバレッジは100÷40で2.5倍となります。財務レバレッジの考え方を図解すると以下のとおりとなります。 財務レバレッジと自己資本比率 財務レバレッジは自己資本比率の逆数となっています。つまり、財務レバレッジが高ければ高いほど、株主資本は同じであっても銀行借入等を活用してより多くの資金を事業に投下しているため事業の効率性は増します。ただしその反面、有利子負債が増加して自己資本比率が下がり、金利負担、返済負担が増加し会社の収益性、資金繰りを圧迫します。 つまり、財務レバレッジは自己資本比率の逆数になっています。財務レバレッジと自己資本比率を図解して比較してみると次のようになります。 かんたん財務分析診断シート 8箇所数字を入力するだけで重要財務分析指標10種類を自動計算してくれる財務分析診断シートです
売上高総利益率 売上総利益は売上高から売上原価を差し引いて計算した利益で粗利とも呼ばれます。 売上総利益は、儲けもおおもと、競争力の源泉を意味します。 この売上総利益を売上高で除したものが売上高総利益率です。 売上高総利益率は業種等により大きく異なる 売上高総利益率は高ければ高いほどその会社が高付加価値の商品を販売しているといえます。ただし、少ない利幅の商品を大量販売することで利益の絶対額を増やすという戦略もとりうることから売上高総利益率は一概に高ければ高いほどよいというわけでもありません。 会社の最終目標はあくまで税引後当期純利益の最大化であり、売上高総利益率(会社側からみた値入率)はその会社が採用している競争戦略に過ぎません。 なお、売上利益率は業界や業種によって大きくことなるため比較の際には同業他社平均と比較する必要があります。
財務分析指標を一覧表示しました。収益性、安全性、効率性等、主要な指標はだいたい網羅。
決算書の入手(国内上場会社の場合) 最も簡単な決算書の入手の仕方は、EDINETで公開されている有価証券報告書を閲覧することです。 EDINETとは、金融庁が行政サービスの一環として運営している有価証券報告書提出会社の有価証券報告書のデータベースです。EDINETでは企業が公開している有報の検索・閲覧・ダウンロードが全て無料で行えます。 ただし、有価証券報告書は情報が詳細すぎているため、必要な情報にたどりつくのにやや手間がかかり、また複数の会社の情報を比較する際にはデータを印刷する必要があったりと手間がかかります。 そんな場合には書店で販売されている会社四季報を購入することもおすすめです。会社四季報には会社の決算情報等がコンパクトに凝縮されているため、複数の企業の決算情報を比較する際に非常に便利です。(無料で閲覧する方法もあります。その方法については後述しています。) ちなみに有価証券報告
損益分岐点分析とは 損益計算書に記載されている全ての費用は売上高に対応して増減する変動費と毎月一定額発生する固定費のいずれかに分解できます。 このような費用の性質を利用して利益も損失も発生しない収支トントンとなる売上高の水準(損益分岐点売上高という。下図参照)を分析することを損益分岐点分析といいます。 損益分岐点分析を行うメリット 売上高が損益分岐点を上回った場合には利益が発生し、売上高が損益分岐点に満たない場合には損失が発生します。したがって損益分岐点分析を行って損益分岐点売上高が明らかになると売上高の最低目標が明確になります。 例えばあなたがラーメン屋のオーナー兼店長にだった場合を想像してみて欲しいのですが、毎月いくら売上げたら利益が発生するのかを分かって商売するのと毎月いくら売上げたら利益が発生するのかよく分からずやみくもに頑張って商売するのを比較したら圧倒的に前者のほうが圧倒益に気
安全性分析の指標として定番の自己資本比率について初心者はもちろんのこと、財務分析上級者、会計実務家も「なるほど!」と思わせる内容目指して解説してみました。 自己資本比率とは 自己資本比率(Shareholder Equity Ratio)とは、次の算式で計算される通り、総資本に占める純資産の割合となります。 と、いきなりここで「総資本」、「純資産」と、立て続けに会計学の専門用語が登場しました。しかし、ここでそれぞれについての会計学上の意義などについて追及しだすとかなりめんどくさいことになりますので、自己資本比率について考える際にはざっくりと考えるのがおすすめです。 まず、貸借対照表を次のようなボックスとしてイメージします。 その上で、自己資本比率の分子の「純資産」とは「資本」であると考えます。続いて自己資本比率の分母の「総資本」とは「負債」と「資本」の合計であると考えます。そして負債と資本
安全性分析の指標として流動比率の次に定番の当座比率について初心者はもちろんのこと、財務分析上級者、会計実務家も「なるほど!」と思わせる内容目指して解説してみました。 ちなみに当座比率は世間一般的に間違って理解されています。何が間違っているかと言えば、流動比率に対する信仰が高すぎる故に過小評価されすぎです。 流動比率は純粋にその会社の支払能力を判断する目的としてはかなり欠点が多い指標ですが当座比率にはそういった欠点がなく完全無欠です。しかしなぜだか日本人にはあまり好まれていない印象です。酸性テストなどと呼ばれ仰々しいイメージもあります。 それでは早速解説に入っていきましょう。 当座比率とは 当座比率とは、次の算式で計算される通り、分子の当座資産が分母の流動負債をどの程度上回っているかという割合からその会社の短期的流動性を判断する指標です。 流動比率は流動資産を分子とするのに対し、当座比率は当
安全性分析の指標として定番の流動比率について初心者はもちろんのこと、財務分析上級者、会計実務家も「なるほど!」と思わせる内容目指して解説してみました。 ちなみに流動比率は世間一般的に間違って理解されています。例えば、流動比率がプラスであれば短期的な支払能力に問題がないなどと書かれている書籍やサイトは非常に多いです。しかし現実には、流動比率はプラスになるのが当たり前でマイナスになっているとしたらもうかなりヤバい会社かそもそも事業の構造が特殊な会社しかありえません。 つまり、流動比率は純粋にその会社の支払能力を判断する目的としてはかなり欠点が多い指標だと言えます。しかしなぜだか日本人にはかなり好まれている印象です。シンプルだからかなっと思いますが。 それでは早速解説に入っていきましょう。 流動比率とは 流動比率(Current Ratio)とは、次の算式で計算される通り、分子の流動資産が分母の
8箇所の数字を入力すると10種類の主要な財務分析指標について自動計算してくれるエクセルテンプレートです。入力箇所を最小限に絞っているため10種類しか計算できませんが主要な財務分析指標をおおよそ網羅しており、中小企業における内部分析としては必要十分です。2024年に更新を行った最新版です。 なお、貸借対照表と損益計算書の幅は縮小せず固定です。縮小する構成図はこちらです。 ご利用方法等 まずは下のリンクからファイルをダウンロードしてください。完全無料です。 ファイルを開いたら念のためいったんデスクトップなどに保存するのがおすすめです。 会社名、事業年度等の情報を正しい情報に修正してください。 ファイルによっては円単位/千円単位等の切り替えができるものがあります。 会社名等が確実に修正されていることを確認した後、各項目に数字を入力してください。 入力後、プリントアウトし入力された数字が正しいこと
入力用シートに貸借対照表と損益計算書の数字を入力すると、決算書の構成図を自動作成します。この構成図は入力した貸借対照表と損益計算書の数字によって幅が縮小伸縮します。 さらに、決算書構成図と同じページ上に財務分析指標20種ほどを自動計算するように設定がされています。決算書の構成図でイメージを確認しながら財務分析が可能です。 ご利用方法等 まずは下のリンクからファイルをダウンロードしてください。完全無料です。 ファイルを開いたら念のためいったんデスクトップなどに保存するのがおすすめです。 会社名、事業年度等の情報を正しい情報に修正してください。 ファイルによっては円単位/千円単位等の切り替えができるものがあります。 会社名等が確実に修正されていることを確認した後、各項目に数字を入力してください。 入力後、プリントアウトし入力された数字が正しいことをチェックしてください。 会計事務所等での商用利
総資産回転率とは 総資産回転率とは、事業に投資した総資産がどれだけ有効に活用されたかを示す指標です。総資本回転率とも呼ばれます。効率性分析の指標です。 販売目的資産である棚卸資産以外の他の資産が直接的に売上獲得に貢献することはありませんが、会社に存在する全ての資産が直接的に売上獲得に貢献したと仮定して、売上高が総資産の何倍あるか(何回転しているか)により企業が調達した資本の活用度合いを示したものが総資産回転率です。 総資産回転率の計算
総資産利益率をかんたん財務分析診断シートで表示 8箇所数字を入力するだけで重要財務分析指標10種類を自動計算してくれる財務分析診断シートです。ダウンロードはこちらから無料で可能です。 ROAとROEどちらが重要か 株主重視の経営のもとでは株主利益の最大化が命題とされるため、株主資本である自己資本を分母にするROEがROAより重視される傾向にあります。 しかし、ROEは借入金を増やして自己資本比率を下げることで意図的に高く見せることができるという欠点があります。 自己資本比率は、高ければ高いほど、会社の安定性・安全性という観点からは優れています。したがってROEは、株主資本の効率性を図る指標としては優れていますが、有利子負債の増加リスクと背中合わせであることから万能な指標と考えるのは少し危険です。 つまり、財務レバレッジをかけることで操作的に上昇させることができるROEは、指標の信頼度という
日本において安全性分析の指標として好まれている固定比率について初心者はもちろんのこと、財務分析上級者、会計実務家も「なるほど!」と思わせる内容目指して解説してみました。 固定比率とは 固定比率とは、固定資産への投資が純資産で賄われているかを示した指標です。算式は次の通りで、固定資産を純資産で割ったものです。 ちなみに、固定比率を英語に直訳するとFixed ratioとなりますが、これは直訳和製英語であり、このような英語は存在しません。 固定比率の教科書的な説明 建物や機械設備といった固定資産に対する設備投 ... 手元流動性比率とは 手元流動性比率とは、会社が月商の何ヶ月分の手元流動性を保有しているかを示す指標です。手元流動性とは、キャッシュフロー計算書のキャッシュと同義ですが、現預金に短期的な支払手段となる有価証券を加算したものです。 手元流動性比率の基本算式は次のとおりです。 つまり、
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