まったくイメージが合わないといわれますが、私は高校生までピアノを習っていました。 しかしながら、ピアノは弾けても音楽の理論はさっぱりだった私が そのことをきっかけに、大学院で受けてみようと思った音楽関係の講義がありました。 他にもいくつかあった音楽関係の講義が、 いずれも和声(作曲のための知識)を前提としたものだったのに対して、 その講義だけは、それを必要としておらず、 毎回分かりやすい例を挙げて音楽の理論を説明してくれました。 そんな講義の最終回。 最後に先生が取り上げたトピックスはなんと「演歌」でした。 しかも「音楽の理論とまったく関係ない」と前置きしての授業です。 ・・・とはいえ、最後の講義ということで、それまで説明してきた理論を使って、 演歌がいかに説明しがたいかを話すというのはある意味 最終講義にふさわしかったのかもしれません。 授業も終盤に近づいた頃、 「よく考えたら、音楽の理