先日、久々に書店に行きふらふらと集中力に関する本を探した。田舎の書店なので本の数はそれほど多くはないが、それでもスポーツのコーナーにてメンタル・トレーニングの本を見つけ「これだ」と思った。 スポーツにおけるメンタル・トレーニングの重要性が高まっているらしい。技能においては同等の選手がひしめく状況では、モチベーションや「あがり」の問題などの精神面での差が結果につながるからだ。 メンタル・トレーニングの本をパラパラしていると、強い既視感に襲われた。要は速読や視力回復のトレーニングと同様なのだ。学生時代、速読や視力回復のトレーニングをよくやっていた。視力は向上しなかったが、速読や短期記憶の向上には役立った。 中には、リラックス法や呼吸法、イメージによる冥想(自分で自分にあるイメージを思い込ませる)、一点集中視(単純な図形や蝋燭などをみつめる)などがあり、当然にヨーガや禅と同様のものに見えてくる。