あなたがいるのに ご飯もお弁当もない って 姉上さまが 言ったときのこと あのときのこと あのときの 冷蔵庫 ガスレンジ おもってた 寒い台所で 冷蔵庫には食べ物が ほぼ隙間なく詰められていた ガスレンジは焦げついていて 危険 感じた パパ ものすごく たいへんだったんだなあ… まずは お掃除しなくちゃだなあ… って 手をかけたら パパは なんでも 捨てたのか? って 怒ってしまってた… ただ おろおろしてしまってたなあ かなしみ ぶりかえす… おろか… ご飯つくる とか お掃除お片付け とか その役 ここに ほかには役立たぬわたしの するべきこと と わかっていたのになあ ごめんなさい… あのとき… あのとき… そんな おもいばかり どっと いちどきに きてしまう そのたびに 自分とは? 生きていてよいものなのか? 生まれてきたのは? 生きているのは… と そういう 意味ない おもい 答