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「昨晩、204号室のやつが女を連れ込んでいたぞ。単身用の契約なのに契約違反だろっ。管理会社ならちゃんと契約を守らせろよ!!」今朝も元気に管理会社にクレームをいれてくるおじさんがいる。 古いアパートに設備投資をしたら良かれと思って、奮発してモニター付きインターフォンを取り付けたところ、日がな一日モニターで他の入居者の出入りを監視するようになってしまった。何かあるとすぐに管理会社に激怒する。異性を連れ込むことに対しては、人一倍に敏感であった。おじさんの部屋が入居者全員が通る一階のはじっこなのもよくなかった。うちのアパートのちょっとした問題児だ。 異性を連れ込めなくて何のための一人暮らしかと思うのだけれど、契約違反だと毎回騒ぎ立てるし、他の入居者にそれを注意する手紙を勝手に管理会社名で作って投函したりして、もう大迷惑なので…やんわりと「うちのアパートは暮らしづらいだろうから、他のアパートへの引っ
夏休みに実家のオカンと電話をしていて。「あんた仕事の調子はどうなの?」みたいなことを聞かれたので、うっかり素のまま「いやー、最近はすっかり暇でやることがないよ」と言ったものだから(※前回コラム参照) なにやら誤解を招いてしまい「あんたが大学生の時に毎月、家に入れてくれてたお金。あれぜんぶ通帳に貯めてあるからね。困ったらいつでも言うんだよ!」とえらい心配をされてしまった。 コツコツ毎月貯めてくれた300万円の通帳。いま背負っている5億円の借金の返済には焼け石に水なんだけどな…。年老いてなお、やみくもに子どもの心配をしてくれる親というのは有難いものですね。「大丈夫だから。それは旅行にでも行ってパーッと使ってきなよ」と伝えて電話を切ったあと、念のため”借金見込み先.xlsx”を開いて+300と一行追加して上書き保存した。 借金見込み先.xlsxってなんだよ。なんでぼくはこういつも借金をすることば
真っ白な作業着を着用した青年が、ピースサインとともに笑顔を向けた。 ここは2012年にオープンした、福祉事業所のチョコレート工房「ショコラボ」である。 チョコレート工房の窓に描かれたイラストは、障がいを持つスタッフたちが書いている。 この工房では、知的障がい、精神障がい、身体障がいを持つ人たちが働いている。ショコラボのチョコレートは大手百貨店や有名ホテルで販売され、雑誌『おとなの週末』では、「ホワイトデーギフト・ベスト10」の中で第2位を獲得。それらのチョコレートを、障がい者と健常者が力を合わせて作っているのだ。 ショコラボの人気商品たち。 福祉だからではなく、美味しいから売れているショコラボのチョコレート。この会社の発起人は、経営者の伊藤紀幸さん、そして妻の祥子さんだ。 なぜ、ふたりは福祉事業所としては全国初となる「チョコレート工房」をつくることになったのか。障がい者の“働く場所”に人生
5時間42分。 これが何の時間かというと、先の1ヶ月間にこまかく記録してみたぼくの労働時間だ。ギュギュギュっと圧縮すると、いよいよ1日分にまで減ってしまった。 ぼくの仕事は不動産投資で、つまりは大家さんだ。銀行から借りたお金でアパートを買い、そのアパートの入居者からいただくお家賃で、借金のローンを返済して、修繕をしたり、税金を払ったりして、最後に幾ばくか残るお金で日々を暮らしている。 入居者のクレーム対応やお家賃の集金・滞納の督促、アパートの清掃、決算申告などの業務はすべて外注している。投資家として自分がやらなくてもいい仕事はなるべくプロに任せることにしているうち、どんどんやることがなくなって、自分にしかできない仕事なんて世の中にないんだ…という悲しい事実に気が付いてしまった。 だけどいまでこそ勤労の義務を放棄しているけれど、30歳を過ぎるくらいまでは額に汗して、まるで別人のように過労死ラ
「あれ、そんなパンツ持っていたっけ?」 風呂に入ろうと服を脱いでいる時、廊下から妻に声をかけられた。すごいな、夫のパンツの種類を把握しているのか。ぼくは愛されてるな。 「ああ、今日は漏らしたからね」 なるべく、こともなげに返事をしてその場を切り抜けようとする。 「え!?どういうこと大丈夫?」 「大丈夫。大丈夫。よくあることだから」 「よくあるの!?一度、お医者さんに行った方がよくない?病気とかさ…」 だめだ。ぜんぜん切り抜けられなかった。 「みんな漏らしてるよ。むしろ年収が高い人ほど、うんこを漏らしてるって統計もあるくらいだよ!」 そんなわけで、うんこを漏らしてファミマでパンツを買った経緯を説明した。 とはいえ、うんこを漏らした悲しみなんてだいたい似たようなもので、聞いていて面白いものでもなんでもない。妻もすぐに話に興味を失っていた。便意が襲ってきて、近くにトイレがなく、そこにたどり着けな
といっても5歳さんは11万人だし、前澤社長は1088万人だし、それがどうしたという話なんですが、5万人って、ちょっとした市や町くらいの人数なんですよ。すごくないですか?ここですごいと思ってくれないと、ここから先の記事の意味がぜんぶなくなるので思ってなくてもいいからすごいと思って読んでください。 社会的地位があるわけでもない、ジャニーズに所属しているわけでもない、おしっこの切れが悪くなってきたのが気になる中年のおっさんで、仕事はだらだらと街のアパート大家をやっている。そんな普通のおっさんがフォロワー5万人になると、どういう素晴らしいことが身の上に起きるのか。みんなに教えてあげたい。 ぼくの属する不動産クラスタ(男性比率95%)にはフォロワー1万人を超えるアルファアカウントになると、どこからともなくオフパコのお誘いが届くという都市伝説があって、それだけを楽しみにツイッターを頑張ってる仲間もいる
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