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変数束縛とスコーピング私のような Winston の Lisp から入った Lisper は,再帰プログラムと並んで, Lispの各種変数の束縛について習熟することがLispプログラミングでは大事だと思うのですが,最近の Lisp 教科書は必ずしもそういう書き方ではないですね.たとえば Peter Seibel の本はこれはこれで Common Lisp の教科書としては出色のものですけど (format 文やloop の書き方などは,CLtL2よりもこちらの方がずっとよく書いてあります),なんと再帰についての記述がない.ですから,「Peter Seibel の本を最初に読んでLispがわかるようになるなんて,私にはとうてい信じられない」という思いになるのです.Paul Graham の本(On Lisp) には,末尾再帰についても変数のスコーピングについても記述があって,一通り Lisp
一部の方々にはお待たせいたしましたが,この度「Common Lisp と 人工知能プログラミング」の上巻を出版しました.この本は電子書籍です.上巻はCommon Lisp のプログラミングについてで,下巻が人工知能プログラムの説明になります.内容の概要は序文を本のサイトに掲げましたので,ご一読のうえ是非お買い上げをお願いいたします. いまだに,日に何人かはこのブログにたどりついて Common Lisp 関連記事を読む新しい方がいらっしゃいます.また,再訪される方もいらっしゃいます.Common Lisp と 人工知能プログラミング[上]はこのブログ記事のCommon Lisp関係の記事をまとめて書き直し,さらに発展させたものですので,このブログ記事を少しでも参考になると思われたかたは是非購入をお勧めいたします. 本の購入サイトはこちらになります.
米国Franz社より,Allegro Common Lisp 10 という新しいバージョンが発売になり,無料の Free Express もAllegro Common Lisp 10 free Express にバージョンアップされました. これを機会に,執筆中の「Common Lisp と人工知能プログラミング」用に,これのダウンロードとインストール方法を書きました.以下はその内容です. Peatixでチケット販売しているイベント「人工知能プログラミングのためのCommon Lisp 入門」の参加者はこのブログ記事を参考に,各自のパソコン環境にインストールをお願いします.Linux環境でのSBCLインストールについてはこの次のブログ記事にて公開します. 注意:テキストとしてコード部分をコピペしても,コマンド実行できないかもしれません.その理由はEPUBリーダとして Kinoppy に合
東京の講習会は10日間で定員に達しました.急遽横浜でも同一のプログラムで開催する運びとなりました. 参加ご希望の方は,こちらからお願いいたします. これまでこのブログで発信してきた記事をベースに,「Common Lisp と 人工知能プログラミング」の電子書籍を出版します.この書籍は第1部Common Lisp プログラミングと第2部人工知能プログラミングに分かれますが,第1部がほぼ完成となります.第1部出版前のユーザニーズ調査,改善項目調査を目的に,東京駅近くの会議室を借りて,出版前Common Lisp プログラミング講習会を行います. このブログサイトに訪れていただいた皆様には,是非万障お繰り合わせの上,参加いただけるよう,お願いいたします.詳細および参加申し込みはPeatixからどうぞ. 以下は,本の序章からのコピーです. 序章 はじめに LISP は冗談に「計算機を誤用するための
上巻を出版しました.興味のあるかたはこちらからお願いします.Common Lisp と人工知能プログラミングの本を執筆中です.まだ Common Lisp の部分の半分ほどしかできていませんが,およそ以下のような内容になるはずです. ほぼ完了しつつあります.出版前講演として3回にわたって「Common Lisp と 人工知能プログラミング」の第1部 Common Lisp プログラミングについて講習会を行います. 何かコメントをいただければ,できるだけ反映いたします. 目次 第1部 序章 はじめに 第1章 Lispの基本 1.1 リストを入力してみよう 1.2 書式を評価する 1.3 car と cdr はリストを分解する 1.4 シンボルは値を持つことができる 1.5 consはリストを合成する 1.6 便利なリスト処理関数 1.7 数,整数,浮動小数点数,有理数 第2章 関数定義および
以下はPeter Norvig のPradigmns of AI Programming についての自身のブログを訳したものです. もし君に私の声が聞こえないんだったら,それは私が括弧の中にいるせいだ(わきぜりふだからだ). - Steven Wright 1997年10月: Paradigms of AI Programming (すなわちPAIP)を私が書き上げてから6年が経った.だからLispと人工知能プログラミングがその後どう変わったのか振り返るのにちょうどよいときのように思われる. 2002年4月更新: 10年経過した今,このページを更新した. Lisp はまだユニークか? それとも少なくともまだ変わっているのか?1991年に Lisp は他のどんな言語にも見られないような特徴の結合を提供した.この結合は Lisp をある種の仕事(AIとその他の応用)にほとんど必須なものにし,L
unicode は 16bit という誤解が未だに根強くあるようだ。「ユニコード戦記」でも小林龍生氏が「ユニコードの16ビット固定長神話」と一項をあげて説明しているのに、IT用語辞典は非常に誤解を招く書き方をしているし、Wikipedaでは「サロゲートペア(代用対)の方式は16ビット固定長を志向したUTF-16との互換性維持のために設けられた拡張であり、UTF-8やUTF-32では利用できない」とまで書いている。根強い神話の一つには確かに歴史的経緯では初期にそういう時があったということもあるが、もう一つにはユニコードとはUTF-8, UTF-16, UTF-32のことという、誤解というか区別が曖昧にしか理解していない、ということがあるように思われる。 ユニコードとは、「2バイトで表せる範囲(65,536)のコードの集まりを面(Plane)と呼んでいて、0から16までの全部で17の面から構成
Common Lisp で日本語処理ができないということはありません.ただ Common Lisp の規格には多言語処理が含まれていないこと,また,マシンが決まれば処理系が事実上一つしかない Perl や Python と異なって数多くある Common Lisp 処理系から日本語処理に適したものを選ばなければならないということがあります.それは日本語処理機能がベンダーや処理系によってちょっとづつ異なるからです. 日本語処理のためのコードとしては,unicode とすることに異論はないでしょう.すでにほとんどの Linux と Common Lisp 処理系は unicode を前提としています.そしてセマンティックウェブの世界でもunicodeが文字コードの条件になっています. Common Lisp の日本語処理については,「実践Common Lisp」の付録に訳者らによって書かれたも
数理システムでのLispセミナー後の飲み会でも出た話なのですが,最近人工知能プログラムとかLispをやりたいとかいう要望がどうもありそうなのですが,あまりそのための手段がWeb上にはないということに最近気がつきました.どうして昔の技術や知見を今の人は勉強しないのでしょうねという話もありましたが,ググっても,本当にまともな資料が出てこないのです.大学のシラバスが出てきても,こう言ってはなんですが,とても包括的でまともなものとは思えない.日本の大学でPAIPやAIMAを教科書にしてやっているところはないんではないでしょうか.人工知能学会のページはありますが,一方でアマチュアの人がこれもチンケなWebページを出していて,そういうものしかひっかっかってこないのです.初学者にPAIPやAIMAの本を買って独学でLispで勉強しろというのも,ちょっと酷ですよね.それにPAIPなんて本当はずいぶん古い本
11.2 deftype, ユーザによる型定義CLOS によりクラス定義を行うと,それはそのまま Common Lisp の型となりますが,CLOS を使わなくてもユーザが自由に新しいデータの型を定義することができます.たとえば,XMLスキーマのデータタイプをLisp でも使いたいとしましょう.つまり,実質はLisp のデータなんだけれども,それを見かけ上,xsd データタイプとして使いたい,という場合です.そういうときに便利に使えるのがマクロ deftype です.xsd データタイプ定義をまとめてここに置いておきました.必要な方はダウンロードしてみてください. まずは簡単な場合から,cl:integer をそのまま xsd:integer として定義する場合には次のようになります. (deftype xsd:integer () 'cl:integer)ここでは先に xsd パッケー
11. Lisp の型システム CLOSはLisp の型システムに統合されています.CLOSの本格的な話に入る前に,Lisp の型システムの話をしたいと思います. 手元にあるLisp 関連の本で deftypeについての記述を調べたところ,CLtLとCLtL2は別として,記載のあったのはわずかにCharniakらのArtificial Intelligence Programming, ver.2 とPaul Graham のANSI Common Lisp だけでした.Paul Graham ではその記述は第14章のAdvanced Topics に入っていて,ひどいことには,普通のLisper は見なくていいみたいな書き方がしてあります.現在,Haskell,OCaml,F# と,型推論を有する関数型言語が実用期を迎えつつあるように思えます.Lisp には型はない,のではなく,ちゃん
セマンティックウェブ・ダイアリーはセマンティックウェブ・ダイアリー2として livedoorからontolonomyに引っ越しました。 2024年の「あけましておめでとうございます」はこちらにアクセスをお願いいたします。 Windowsに最新のWordNetはインストールできないと思っている方は多いのではなかろうか。実際、プリンストン大学の本家本元のウェブページに行っても、 The most recent Windows version of WordNet is 2.1, released in March 2005. などと書いてある。 ところが最近のWindowsでは、Windows Subsystem for Linux (WSL) を使えば、次に示すようにWindowsにおいてもWordNet3.0が使えてしまうのである。この画面左上端にWindowsのゴミ箱があり、表示されてい
このページにたどり着いた人へ. この記事は2009年に書かれたものです. Lisp による人工知能プログラミングを学びたい人は,このページを軽く眺めてから,2011年から始められた一連の記事をご覧ください. Lispが今また元気になりつつあるっていう話があるのですが,本当でしょうか.3月には米国MITにて http://www.international-lisp-conference.org/2009/indexとか,7月にはジェノヴァでhttp://elw2009.bknr.net/homeとか. 私の身の回りではそのような雰囲気はありませんが,もしそうなら大変うれしいことです.これは私の持論ですが,世の中の人は三種類に分けられる. 1.Lispを知らない人 2.Lispを知っているが,それにはまらない人 3.Lispを知って,それにはまってしまった人 ここで知る知らないとは,Lisp
Ubuntu に Subversion を載せて,サーバとし,Windows にはTortoiseSVN を載せて無事アクセスできるようになりました.Ubuntu + Subversion で苦労されている方もいらっしゃるようなので,やったことをそのまま報告します. 使用環境は以下のとおり. Ubuntu 8.04 (もちろん日本語環境) Subversion 1.4.6dfsg1-2utuntu1 Subversion-tools 1.4.6.dfsg1-2ubuntu1 TortoiseSVN のほうは TortoiseSVN 1.5.5, Build 14361 - 32 Bit (もちろん日本語パックも) 参考にしたのは 「Subversion ハンドブック」,team-thoth著,SoftBank Creative 以下「ハンドブック」と呼びます.でもこれには Windows
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