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今年の「#文学」
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自殺したはずのアドルフ・ヒトラーが死に際にタイムスリップし、現代のドイツで芸人として人気を博す――という荒唐無稽な小説『帰ってきたヒトラー』。2012年にドイツで出版されると、世界中で話題となり、日本でも2014年に邦訳が発行されました。そして2015年に待望の?映画化。ドイツ国内ではディズニー映画『インサイド・ヘッド』を破るほどの成功を収めました。その映画『帰ってきたヒトラー』がいよいよ6月に日本公開されます。 この映画の試写会に参加してきましたので、簡単に感想を。ちなみに原作の方の感想はこんな感じ: ■ 【書評】『帰ってきたヒトラー』(シロクマ日報) 以下、直接的なネタバレはしませんが、あらすじや小さなエピソードの紹介を含みます。まっさらな気持ちで観たい、という方は公開後までお待ち下さい。 さて。 まず原作を読まれた方には「安心してください」とお伝えしておきます。日本語版で上下巻約50
空撮や測量、インフラ点検など、様々な用途に活用されるようになってきたドローン(小型無人飛行機)。そのドローンのビジネス活用をテーマにした本を書かせていただきました。タイトルは『ドローン・ビジネスの衝撃 小型無人飛行機が切り開く新たなマーケット』。本日7月21日に、書籍版と電子書籍版が同時発売されます。 ドローン・ビジネスの衝撃 小型無人飛行機が切り開く新たなマーケット 小林啓倫 朝日新聞出版 2015-07-21 売り上げランキング : 22587 Amazonで詳しく見る by G-Tools 日本では今年4月に起きた「首相官邸ドローン侵入事件」などがきっかけとなり、「ドローンは危険ではないか」「規制すべし」との声が大きくなっています。実際に、飛行制限を拡大する内容の航空法改正案が閣議決定されるなど、今後ドローンの飛行や活用に一定のルールが課せられるようになることは避けられないでしょう。
ということで、昨日に引き続き、参加中のイベント”Solid”についての覚え書きを少し。ざーっとまとめただけなので乱文ご容赦下さい。Solidですが、昨日はTutorialの日という位置づけなので、正式には今日が初日となります。 これは完全に個人の感想になるのですが、日本人がけっこう多かったという印象。Strataは圧倒的に中国人、インド人の数が多いのですが、Solidでは日本の方とすれ違うことが多かったです(あくまでも主観でってことで)。この辺はモノづくり大国日本ってのが影響してるんでしょうか。 キーノート Takao Ikomaさんもツイートしてましたが、今日のキモはJoi Itoさんのこのスライドに尽きるかも。 Computational Design/Additive Manufacturing/Materials Engineering/Synthetic Biologyが重なり合
竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション本」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも本物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、本書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての
なんとなく個人的にも引っかかるところがあったので。 Facebookユーザーの方はご存知だと思いますが、いまFacebookの公式アプリとして、「今年のまとめ」機能が提供されています。ユーザーが今年1年に投稿した内容を自動で整理して、「○○さんの一年」のようなタイトルをつけて記事にしてくれるというアレです。記事生成は公式URLをクリックするだけで自動的に行われるため(最初はカギ付きで、その後カスタマイズするか/シェアするかを決められる)、念のためきちんとリンクを明示しておきたいと思います: ■ Your Year in Review | Facebook (https://www.facebook.com/yearinreview) 確かに自分の1年を振り返り、友人たちとシェアできるというのは楽しい機能です。僕も自分のタイムライン上でいくつも投稿されているのを見かけました。ただすごく気にな
1970年のこと。米ノースカロライナ州のある町で、母親と娘2人(5歳と2歳)の3人が惨殺されるという事件が発生します(母親は妊娠中だったため、事実上4人の殺人に当たるとも)。父親のジェフリー・マクドナルドは陸軍基地に勤める軍医で、犯人の襲撃にあって気を失ったのですが、切り傷程度の負傷で難を逃れました。それが不審に思われたためか、彼は殺人罪で軍事裁判にかけられます。しかし結果は無罪でした。 ところがその年の秋、マクドナルドはテレビ番組に出演し、そこで陸軍の捜査当局をあざけるような態度を取ります。これが彼にとって誤算の始まりでした。視聴者はマクドナルドの態度に疑問を感じるようになり(普段はハンサムで人当たりの良い人物だっただけに、身勝手な振る舞いが余計に違和感を与えたという面も)、さらに殺された母親の家族が司法省に働きかけた結果、捜査のやり直しが決定。先の無罪判決が出てから9年後に、検察から殺
別にブログ記事にするまでもない内容だけど、長くなってしまったので。 先日ふと思い立って、PS2を引っ張りだし、娘と一緒に『トロと休日』をプレイしてみることに。で発売日確認したら、2001年11月29日発売じゃないですか。もう13年も前なのね……そりゃ娘も生まれるわ。 13年前のプレイ中に教えた単語をトロが覚えていて(セーブしていたのだから当然だけど)、「○○さんが××に行ってね!」などと無邪気につぶやいた文章に、目頭が熱くなったりしたわけです。 で、一番時代を感じたのが、「写真を撮る」機能に関して。ゲーム中、R1ボタンを押すと画面イメージを保存する(=トロとの旅行風景を撮影する)ことができるのですが、1回のプレイ(旅行)で撮影できる画像の枚数は24枚まで。そう、フィルムカメラを模しているわけですね。しかも「現像」という概念を再現したためか、はたまた演出上の効果か、撮影した画像は旅行が終わる
ということで、先日映画『インターステラー』の試写会があり、上映時間169分という長編を観てきました。なるべくネタバレせずに、簡単に感想などを。 舞台は近未来の地球。具体的に西暦何年かは(僕が覚えている限り)劇中で明らかにされていませんが、「主人公がもう数十年早く生まれていたら、宇宙開発の世界で活躍できていたのに」的なセリフから、いまから数十年以内の話であることが分かります。また近未来といっても、ユートピア的なハイテク世界ではなく、気候変動や穀物の不作で「人類滅亡が具体的な危機として迫っている」というディストピアが描かれるところから話が始まります。 主人公のクーパーは、かつてNASAでテストパイロットを務めながら、現在は片田舎で農夫の父親と一緒に暮らしているという設定。他に家族として、2人の子供(兄&妹)が登場します。で、前述のように劇中の地球は危機に瀕しており、そんな状況で求められるのは宇
電話を使えば通話履歴が残る。ウェブを閲覧すればアクセス履歴が残る。スマホで写真を撮れば位置情報が埋め込まれている――いまさら「知らないうちに情報が取られていた!」などと驚くこともないと思いますが(だからといって諦めるべきという意味ではないですよ)、それじゃいったい、いま自分に関する情報はどのくらい記録されているのか?それを回避しようとしたらどこまでできるのか?を本気で考えてみた本が"Dragnet Nation: A Quest for Privacy, Security, and Freedom in a World of Relentless Surveillance"です。 著者のJulia Angwinさんは調査報道を専門とするジャーナリストで、2013年までウォールストリート・ジャーナル紙でプライバシーに関する調査チームを率いていた人物。2010年にはジェラルド・ローブ賞も受賞し
日本のAR(拡張現実)アプリの代名詞的存在だった、頓智ドットの「セカイカメラ」が来年1月22日にサービスを終了するとのことです。 ■ セカイカメラは2014年1月22日に全てのサービスを終了します (Sekai Camera Web) ちなみに自分が投稿したエアタグのデータは、KML形式のファイルとしてダウンロード可能とのことですので、保存しておきたいデータがあるという方はお早めに。 という驚きのニュースですが、最近は目立った動きがありませんでしたし(公式Twitterの更新は昨年6月27日が最後)、ある程度予想していたという方も多いと思います。よく持ったほうだ、なんて意地悪な声も聞こえてきたり。確かにオランダ発のARアプリ"Layar"のように、明確なビジネスモデルを描けていなかったことも事実ですから、今回の流れは仕方の無いことかもしれません。「セカイユウシャ」なんて話もありましたね……
久しぶりに、封切り間もない映画を観ることができたので少し。『ゼロ・グラビティ』、昭島の映画館で観てきました。小学生の娘と一緒だったので、吹き替え版の3Dで。 とにかく映像表現が素晴らしいという前評判だったので、かなり期待して行ったのですが――そんな高いハードルを軽々と上回るほどの出来映えでした。僕は幸か不幸か3D酔いはあまりしないタイプなので平気でしたが、人によっては影響があるかもしれません。そしてテーマそのものが「宇宙で遭難する絶望感」であり、その辺りを徹底的にリアルに描いているので、これも人によってはホラー映画以上の恐怖を味わうかもしれません。 そんなリアル感を増しているのが、「余計な映像を入れない」という作り方です。ネタバレになるので詳細は書きませんが、「普通の映画でこのエピソードを描くならこんなシーンを入れるよなぁ」と思うようなシーンが一切ありません。基本的に登場人物は2人の宇宙飛
気づいたら一ヶ月後はクリスマスイブ。ということで、なかなか興味深いアクセス解析結果を紹介している記事を: ■ Pornhub Traffic Trends Driven by Worldwide Events (PornHub Insights) PornHubとはアダルト映像版YouTube的なサイトだとお考え下さい。当然ながら同サイトへのアクセスはすべてデータとして記録され、いつ、どんな国から、どの程度の量のトラフィックがあったかを解析することができるわけですね。 あらゆる行動がデジタル化される現代、ということで、アダルトな行為も例外ではありません。というよりアダルトが新技術を牽引するという話もあるわけで、むしろデジタル化が進んでいる領域とも言えるでしょう。 そしてデジタル化された行動は、あとからいくらでも分析することができます。先月参加したStrata Conferenceでも、米国
物理学者リチャード・ファインマンは、彼の書きためたノートを見た歴史学者チャールズ・ワイナーが「これは素晴らしい研究記録だね」と言ったとき、「違う違う、これは思考プロセスの記録じゃなくて、思考プロセスそのものなんだ」と言い返したそうです。頭で考えたことを紙に記したわけじゃなくて、まさに紙の上で考えているのだ――彼はそう説明したのでした。 ファインマンの話は奇妙に聞こえるかもしれませんが、実際には誰もが日常的に経験していることではないでしょうか。コピー紙の裏側に書き込みをしながらディスカッションしているうちに、発表の骨子が固まった。ノートに何気ない落書きをしている時に、ふと良いアイデアが浮かんだ、等々。それは確かに考えたことを記録していただけかもしれませんが、外部に記録された思考が整理され、肉付けされ、あるいは再び脳の内部を刺激して、思考を促していったわけです。それは「紙」というメディアが、思
自分用にメモ。昨年11月の「OMOTE 3D SHASHIN KAN」が起爆剤となって、「何らかの手段で個人の3Dデータを作成、自分フィギュアを作る」というサービス/キャンペーンが登場しつつあります。気づいたものを簡単にまとめ。 従来型 ■ マイフィギュア フィギュアにしたい人の顔写真(前・後・左右の 4 枚 + 左右斜め 45 度 2 枚)を送ると、「職人が手作業で」デフォルメされた頭部を作成し、あらかじめ用意されているボディー(複数パターンあり)と組み合わせてフィギュアを作成してくれるというもの。結婚式の記念品といった目的で、類似サービスは以前からあった。ただし当然ながら3Dデータを作成しているわけではないので、今回のまとめの対象外。 ■ 自分魂 バンダイのサービス。2009年登場(既に受注終了)。正面から撮影した顔写真を送ると、それを「フェイスベース」と呼ばれる立体パーツに印刷、出来
Quantified Self(自己定量化)だとかウェアラブルだとかに関わっている関係で、いろいろ実験台になっているのですが、その一環で"Rove"というアプリを使っています。TechCrunchで紹介された時の記事がこちら: ■ The Rove App Is An Easy Way To Remember Everywhere You’ve Been (TechCrunch) In other words, Rove pulls GPS data from your iPhone to create a full record of where you’ve been. Once you turn the app on, it’s basically working in the background and requires no additional work from the u
ということで、いよいよハフィントンポストの日本版(公式略称はハフポじゃなくてハフポストとのこと)が始まりました: ■ ハフィントンポスト日本版 名前が発音しにくいとか、おでんでも食べてるのかよとかいろいろ言われてますが、あのハフポですよ?ハフポ。「日本版できるので、記事投稿してみますか?」と誘われたら、そりゃ二つ返事で引き受けるというものです。 というわけで原稿を仕上げて、4月26日に提出したのですが、けっきょくオープニング時の記事には選んでもらえず……いまも音沙汰なし。身の程を知らされました。で放置原稿も可哀想なので、Yahoo!個人にアップすることに: ■ 神話の時代 (Yahoo!ニュース個人) Yahoo!ニュースさん浮気しててゴメンナサイ。心から反省して、もういちど君に振り向いてもらえる記事を書くよ!ということで、いちブロガーとして改めて頑張ってゆく所存であります。
旅先での出来事を写真に撮るだけでなく、日常の何気ない風景を撮影する、食べたご飯を記録するなど、「ライフログ」的にあらゆるものを記録に残すことが増えてきましたが、何かを撮影したい時に友人がいるとは限らないので、画像はどうしても「一人称」の視点になりがちです。しかしまるで映画スターか何かのように、三人称視点で自分の日常を記録に残したい……そんな自意識過剰な人がどのくらいいるのか分かりませんが、そんな方々にうってつけのロボット"MeCam"が登場しました: ■ Always Innovating: MeCam すっかりお馴染みとなった4ローター型ヘリコプターの姿をしていますが、サイズに特徴が。ご覧の通り、手のひらに載るほどの小ささで、周囲を飛び回っていても気にならない……っていや無理があるか。しかも騒音もあるし。いずれにせよこの子がユーザーの周囲を飛び回り、搭載されたカメラで撮影してくれるので、
3Dプリンタは世界に一つしかないものを、手軽に作り出すことができる――現実にはまだまだ難しい部分もあるわけですが、これは確かに3Dプリンタのメリットのひとつと言えるでしょう。そしてこのメリットを活かし、チャリティイベントに役立てるという試みが行われています: ■ BBH Home for Xmas 2012 英国の慈善団体Barnardo'sが行っている、路上生活者の支援プログラムへの寄付金を募るために、Bartle Bogle Hegarty (BBH)のロンドンオフィスが立ち上げたキャンペーンサイト。ここから募金を行うことができるのですが、そのお礼として、画面に大きく表示されているスノードーム(スノーグローブ)を受け取ることができます。 もちろんこのスノーグローブ、お店で手に入るような普通のものではありません。寄付を行うと、好きな住所をGoogle Maps上から指定することができるの
ということで10万円を切る製品もちらほら登場しつつある3Dプリンタですが、やはり個人が気軽に買えるという代物ではなく、機体のメンテナンスや原材料となる素材の準備といった手間もかかります。やはり当面は3Dプリンタの個人所有は難しい……ということで、こんなアイデアが登場したとのこと: ■ 3D printing vending machine automates the invention process (DVICE) 既に3Dデータをオンラインで受け付けて製造・発送してくれるウェブサービスや、3Dデータを持ち込んで自分で作業ができる工房型サービスなどが存在していますが、これは工房型の変形版と言えるでしょうか。バージニア工科大学(Virginia Tech)に設置されたドリームベンダー(DreamVendor)という機械で、メイカーボット(MakerBot)社の3Dプリンタが複数台設置された
AR(拡張現実)の技術を使って、カメラに映ったものの姿を変える……というのはずいぶん前から使われているテクニックですが(自分の姿がプリキュアになるデジタルサイネージ、とかいろいろありました)、もうひと捻り加えるとこんな楽しい作品になるということで。BMWがニューヨーク六番街に設置した「未来が映る」ショーウィンドウです: 映像をご覧になれば一目瞭然だと思いますが、ショーウィンドウに映る六番街の光景の中に、何やら未来的なクルマが混ざっています。実はこれ、BMWのiシリーズのPR用に設置されたもので、登場するクルマは同社のEVであるi3とi8。写し出されている光景自体はリアルタイムで、現実に横切っているクルマの動きを分析し、それに合うようにクルマの映像を重ね合わせています。ですがたまたま横切った人は、鏡写しになっているはずの街の光景の中に、見たこともないクルマが走っていてビックリしたことでしょう
クリス・アンダーソンの新刊も予定されているということで、2013年にかけて3Dプリンタ界隈が騒がしくなるだろうと見守っているわけですが、彼の言う通り「21世紀の産業革命」まで起きるとなると政策レベルでの対応が必要になってきます。ということで、英国ではBig Innovation Centreという団体が、政府に対してこんな提言を行っていたり: ■ Three Dimensional Policy: Why Britain needs a policy framework for 3D Big Innovation Centreとは英国の非営利団体The Work Foundationとランカスター大学のイニシアチブで2011年に設立された団体で、官民学共同で様々なリサーチを行い、英国をイノベーションの中心地とするための提言を行ってゆくことが目的だそうです。ともあれ彼らが3Dプリンタのポテン
クリス・アンダーソンも注目の3Dプリンタということで、自宅で銃も作れちゃうなどといった話まで出てきていますが、そうなると3Dデータの流通をどうコントロールするのかという話になります。yomoyomoさんが「3Dプリンタに DRM をかけて物騒なものを作れなくしろという声もいずれ出てくるのでは」と指摘されていて、コリィ・ドクトロウさんの文章も紹介されていますが、恐らく(規制が上手くゆくかどうかは別にして)そんな動きが早晩出てくるのでしょう…… と思ったら米国で特許を取ってました: ■ Übertroll firm awarded patent on adding DRM to 3D printing (The Register) マイクロソフトの前CTO、ネイサン・ミアボルド氏が設立したIntellectual Ventures社の一部門が、3DプリンタにDRMを導入する技術で米特許商標局か
スルガ銀行が東京ミッドタウン内に開設している「d-labo コミュニケーションスペース」。ここで定期的に、様々な講師を招いてセミナーが開催されています。といっても金融や経済系の話だけが展開されるのではなく、今後の予定をご覧いただければ分かるように、歴史・科学・社会学など扱われるテーマは多岐に渡ります。市が開催する市民講座、あるいは大学の公開授業といったところでしょうか。 で、昨夜のセミナーがこちら。東京大学大学院・情報学環の教授である佐倉統先生を招いて、「人間はどのような生き物か?」というテーマで講義が行われました: ■ 人間はどのような生き物か?-進化論から考える- このブログをずーっと昔から読んでいるという酔狂な方であれば、佐倉統先生の名前に見覚えがあるかもしれません。以前オープンコースウェア(OCW)の話題を考えていた際に、佐倉先生の授業「進化生態情報学」が東京大学のOCWページで公
なんかキネクトネタが続いているような気もしますが(Yahoo!ニュースに投稿した見取り図自動作成技術にも関係してるし)、気にせずいきましょう: ■ West Health Institute Unveils New Kinect-based Physical Therapy Technology, Launches Research Studies with Naval Medical Center San Diego キネクトに限らず、Wiiなど体の動きを取り入れることのできるコンソールを利用することで、高齢者や患者の運動促進・リハビリに役立てられるのではないか?というアイデアは以前からあったのですが、それを米カリフォルニア州のWest Health Instituteという非営利研究組織が実用化させたという話。Reflexion Rehabilitation Measurement T
キネクトといえばXbox 360用のゲームコントローラなわけですが、ゲームだけでなく様々な用途に応用できるということで、ロボットの操作から女体化に至るまで意外なアイデアが登場しています。そしてついに、養殖業にまで進出を始めたのだとか: ■ Sight Machine: Aquaculture Research Corporation Testimonial (YouTube) 米Sight Machine社が開発した自動給餌機について。養殖に関する研究を行っている非営利組織Aquaculture Research Corporationのために開発されたもので、ハックしたキネクトを養殖用プールの真上に設置し、水中にいる魚たち(イエローパーチというスズキ科の魚とのこと)の動きを確認。そのデータを蓄積・分析し、行動パターンや生育状態を把握することで、最適なタイミングで給餌を行うことができるのだ
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