特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE この題なら、「スラン」を挙げるしかあるまい。古いのでネタバレありで行きますよ。 スラン (ハヤカワ文庫 SF 234) 作者: A.E.ヴァン・ヴォクト,浅倉久志 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1977/04 メディア: 文庫 クリック: 52回 この商品を含むブログ (20件) を見る いつ読んだんだろう。よく思い出せないが、青春と呼んでいい年代だ。この作品がSFに入り込むきっかけという訳ではない。すでに星新一は読んでいたし、それどころかペリー・ローダンも読んでいた。ヴォークトだってビーグル号は既に読んでいたのである。 この作品、超能力ものというか、迫害される超能力者物である。まあ今から言えば中二病的な作品といえるだろう。現代ラノベ的なパターン化された異能者とは違い主人公は生まれながらの超能力者であり同時に高度な知能を