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評に関するエントリは81件あります。 ライトノベル、 ラノベ、 小説 などが関連タグです。 人気エントリには 『正直、もうコミケは大手サークル以外厳しいと思う』などがあります。
  • 正直、もうコミケは大手サークル以外厳しいと思う

    先日開催された冬コミに3年ぶりに参加した。コロナ対応のためチケット制になり、入場者数がかつてと比べて減っていることを、情報として知ってはいた。知ってはいたんだが…。 しかしそれがここまでダイレクトに売り上げに直結するとは思わんかった。具体的に書くと三分の一くらいになった。へこむぜ。 ジャンルは情報・評論。いわゆる批評誌を個人で出している。 8年前から冬コミで新刊を出して、それをチャンスがあれば文学フリマなんかに持ち込んで…というサイクルで参加していた。 刊行をそこにあわせているのもあるんだろうけど、やっぱり数を頒布できるのはコミケ。目を引く表紙にしていたこともあって結構ジャケ買いっぽい人に手に取ってもらえてた印象がある。 そんでTwitterの知り合いの人が20~30人くらい毎回きてて、その人たちにも手にとってもらえたりする。 ありがたいことに、継続しているうちにだんだん部数がはけるように

      正直、もうコミケは大手サークル以外厳しいと思う
    • プロダクトマネージャーの役割と育成、評価

      プロダクトマネージャーの育成や、役割などの悩みに対する取り組み方法を記載しています。 1. Product Managerの役割や立ち位置は? 2. Product Managerをどう育成している? 3. Product Managerってどう評価したら良い?

        プロダクトマネージャーの役割と育成、評価
      • おまえたちが文句ばかりいって一向に読もうとしないから、代わりに『大転生時代』を読んでやったぞ。 - Something Orange

        ただ、これ、読み終えたからいえるのですが、なろう小説はあまり関係ないんじゃないかなあ。 最初から最後まで舞台は現代社会だし、「転生」という概念をキーに物語が進むことはたしかであるものの、逆にいうとそれだけのことでしかなく、「なろう小説らしさ」はほとんどない。 なろう的なものからインスパイアされていることはたしかだとしても、とくになろうに対するパロディ性とか批評性も感じない。いちおうネタバレを避けたうえでいうなら、SFとしてもそこまですごい作品ではないと思う。 ただ、それなら箸にも棒にも掛からぬ駄作なのかといえばそこまででもない感じではあるので、ぼくの感想は「うーん、普通?」というどうにも煮え切らないものになってしまう。 しょうじき、「読む前は見下していたけれど、思わぬ傑作でした!」とか「あまりのつまらなさに大草原不可避wwwwwwwwww」みたいなことを書けたら良いと思うのだが、どうもそう

          おまえたちが文句ばかりいって一向に読もうとしないから、代わりに『大転生時代』を読んでやったぞ。 - Something Orange
        • HHKB Studio レビュー — KaoriYa

          2023/10/25発売のHHKB Studioを購入し、構成・構造を細部まで検証したのでレビューします。 注意: 詳細レビューは執筆中で、随時追記しています。ひとまず総評まで読んでいってください。 レビューする私の立場 私はHHKB Studioの購入者です。 特にどこからか提供や依頼を受けてのレビューではありません。 またHHKBの従来品の愛用者でした。 初期のHHKB Professionalから始まり、 Pro 2、Type-S、HYBRID Type-Sまで色違いや予備品も含めて 合計7台を所有しています。 加えて2020年末より自作キーボードに傾倒しました。 短期間で大量のキットを組み立てたり、 自ら回路を設計したり、 ファームウェアを書き起こしたり、 あのKeyballシリーズのファームウェアを担当したり と 自作キーボードとポインティングデバイスに関する一定以上の知見を持っ

            HHKB Studio レビュー — KaoriYa
          • 人間を殺してはいけないのにゴブリンを殺してよいのはなぜか? 『ゴブリンスレイヤー』から考える(飯田一史) - エキスパート - Yahoo!ニュース

            シリーズ累計600万部を突破したライトノベル『ゴブリンスレイヤー』の新作エピソードが劇場公開中だ。 本作は爽快感のあるエンタメだが、同時に居心地の悪さを抱かせ、視聴者の心理をざわつかせる。その理由は何か? ■『ゴブスレ』とは? 今回の導入部あらすじ『ゴブリンスレイヤー』は、中世風のファンタジー世界を舞台に、ひたすらにゴブリンの殲滅をめざすゴブリンスレイヤーを主人公とし、彼とその仲間たちを描いた物語である。 今回の劇場版では、ゴブリン退治に向かったあるパーティが帰ってこないことから、そのリーダーの親から主人公たちは救出を依頼される。ゴブリンスレイヤー一行がゴブリンの巣穴に赴くと、パーティのリーダーの女剣士はいたのだが……という筋書きだ。 ■ゴブリンはなぜ殺していい存在なのか 本作は醜悪でずる賢いゴブリンとの生々しい戦闘描写ゆえに観る者に手に汗握らせるが、同時に、個人的には善悪の基準、倫理観を

              人間を殺してはいけないのにゴブリンを殺してよいのはなぜか? 『ゴブリンスレイヤー』から考える(飯田一史) - エキスパート - Yahoo!ニュース
            • 結局ブギーポップの2019年の再アニメ化は失敗なのか?

              こんな記事開いている時点で多少はブギーポップという作品に興味がある人間だろうが、様式美のために簡単に説明しよう。 「ブギーポップは笑わない」とは、著者 上遠野浩平。電撃文庫から1998年に刊行されたライトノベルで、その後のラノベ界に大きな影響を与えたと言われている作品だ。 2000年にも一度アニメ化されており、2019年に再アニメ化された。 こんな感じでいいだろうか? さて、私はブギーポップを書いている著者、上遠野浩平先生のファンである増田だ。 この記事はファンから見たブギーポップの再アニメを記したものである。 さて、まず結論を書こう。 2019年のブギーポップのアニメは商業的に失敗している。 これは残念ながら事実だろう。 ネットで調べれば円盤の売り上げが散々だったと言われているし、グッズもアニメイトなんかの店頭でもほとんど置かれなかったし、出ると宣伝されたfigmaは出ないし(受注生産で

                結局ブギーポップの2019年の再アニメ化は失敗なのか?
              • 『ダリフラ』に影響を受けて書かれた、やりたい放題の中国風ロボットSF──『鋼鉄紅女』 - 基本読書

                鋼鉄紅女 (ハヤカワ文庫SF) 作者:シーラン ジェイ ジャオ早川書房Amazonこの『鋼鉄紅女』は中国出身で幼少期にカナダに移住した作家・ユーチューバーのシーラン・ジェイ・ジャオのデビュー長篇である(21年刊)。タイトルにも入れたが、TRIGGER&A-1制作によるロボットアニメ『ダーリン・イン・ザ・フランキス』に影響を受けた(謝辞にかかれている)、中華風のロボットSF・ファンタジーだ。 『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の制作者たちへ。この本の男女二人乗り操縦システムの発想のもとであり、巨大ロボットを文学装置として青春とジェンダーとセクシュアリティを描くというアイディアのきっかけになった。*1 ロボットは九尾の狐や朱雀、白虎、玄武などの中国神話からモチーフがとられており、最初は動物形態だが次第に直立二足歩行形態、英雄形態に変化していくなど、”変形”パートもばっちりあって、ロボットSF好

                  『ダリフラ』に影響を受けて書かれた、やりたい放題の中国風ロボットSF──『鋼鉄紅女』 - 基本読書
                • 失われた傑作『ブラックロッド』、復活 - hatikaduki’s diary

                  ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミア ILLEGALS- 15 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:古橋秀之,別天荒人,堀越耕平 集英社 Amazon 今年の7月に最終巻が出たヒロアカの外伝『ヴィジランテ-僕のヒーローアカデミアILLEGALS-』の原作担当をしている古橋秀之(敬称略)は本来は小説家でして、近年だとSFショートショート集『百万光年のちょっと先』を2019年に出版したほか、主にライトノベルレーベルでたくさんのすぐれた作品を書いています。 古橋秀之は、作品の質の高さ、その割に売り上げには繋がっていなさそうな不遇さ、同門*1の秋山瑞人(『E.G.コンバット』『猫の地球儀』『イリヤの空、UFOの夏』など)とのセット扱いなどから、00年代にラノベが好きだった者にとっては深く記憶に刻まれた作家なんですが、その古橋秀之の代表作とされることが多いのが、『ブラックロッド』シリーズ三部

                    失われた傑作『ブラックロッド』、復活 - hatikaduki’s diary
                  • 俺ガイルがなんでこんなに流行したかわからない【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。考察】|ミゲル

                    数多の作品が生まれ、忘れられていく。そんな流動的なオタクカルチャーの中で、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は(これは原作の話だが)累計発行部数1000万を叩き出すという大ブームを巻き起きした。 ラノベ版は2011年から、アニメ版一期は2013年から放送開始した。我々と俺ガイルは、7年、9年の付き合いになろうとしている。 ここまでの年月、人々の興味に根を下ろし、完結時に大きな騒ぎを巻き起こした。俺ガイルはもはや、一過性のブームでは片付けられない領域へと達した作品なのだろう。 が、俺はどうしても、「何故ここまで流行したのか?」ということを解せないでいる。何故他のライトノベル、深夜アニメ、ラブコメを差し置いて、俺ガイルは支持を得たのか。 始めに言っておく。その答えは出たのか出なかったのか、考えてみたが、わからなかった。 わからないが、答えが出せなかった理由、「やはり俺の青春ラブコメは

                      俺ガイルがなんでこんなに流行したかわからない【やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。考察】|ミゲル
                    • アニメもマンガもリプレイも! 伝説の名作『ロードス島戦記』の思い出を語ろう。 - Something Orange

                      今日も今日とてTwitterを見ていたら(何、X? 知らないな)、なぜか水野良の『ロードス島戦記』がトレンド入りしていました。どうやらブックウォーカーでセールをやっているおかげらしい。 あるいはこのツイートが原因なのかもしれないけれど、よくわからない。 このキャラの名前と、登場するアニメの名前を知っている方いるかなぁ。 pic.twitter.com/eQTGYdLa1G — 賢龍帝 (@koutei007) 2023年8月2日 いまとなってはファンタジー小説の古典というか、「過去の名作」の位置づけで、あらたに読もうという人もそれほど多くはないと思うけれど、ぼくにとっては青春の一作です。 ぼくがこのシリーズを追いかけていたのはじつに30年以上前、小学生(!)の頃ですが、いまでもパーン、ディードリット、ギム、エト、スレイン、ウッド・チャックらのことは良く記憶していますね。 まあ、それだけ印象

                        アニメもマンガもリプレイも! 伝説の名作『ロードス島戦記』の思い出を語ろう。 - Something Orange
                      • ボクが今までに読んだ最強のラノベ

                        最強のラノベって何だよ?まずそう思うだろう。俺も正直深夜のテンションで筆が滑ってこう書いている。 だが、これから紹介したいラノベは唯一無二のラノベだ。少なくとも、俺の心を救ってくれた。 そのタイトルは、エンジェル・ハウリングである。 簡単にあらすじを紹介しよう。 主人公は2人いて、奇数巻は最強の女暗殺者ミズー、偶数巻は最強の精霊を瞳に宿す少女フリウが主人公だ。この2人がそれぞれに「心の実在を証明せよ」と語りかけてくる謎の精霊に立ち向かうという話だ。 いや、待って逃げないで。確かに俺もすごい厨二病っぽいと思う。でも違うんだ。フレーバーテキストっぽい「心の実在を証明せよ」というのをガチでやっちゃうからこのラノベは凄いんだ。 その証明は要約できない。このラノベは全部で10巻あって、それだけの文字数をちゃんとテーマを語ることに使っている。それだけの文字数を読むと要約しても伝わらないことが分かる。

                          ボクが今までに読んだ最強のラノベ
                        • 23/1/4 重い腰を上げて10年前に積んだ女性主人公ラノベ83冊を崩した【1/4】 - LWのサイゼリヤ

                          10年前に積んだラノベの山と向き合う 女性主人公と百合がマイナー性癖だった時代 終わっていた人権感覚 読んだ女性主人公ラノベリスト 女性主人公ラノベレビュー わりとヌルめのハードSF 境界知能×お世話係の共依存SM百合 DTMものニッチ需要 ゼロ年代ノベルゲームオタク特攻 マジで主人公が雑魚すぎ 真犯人判明したときこいつ誰?って思った 陰毛の有無に六万賭けるタイプのマリみて 福島県白河市在住者のみ必読 「エロゲーを作るわよ!!」のやつ ゼロ年代夢女の理想郷 魔法少女史を変えていたかもしれない 無のラノベ1 無のラノベ2 10年前に積んだラノベの山と向き合う 中高生の頃は貪るように読めるライトノベルだが、成人するあたりから一気に読むのがキツくなることで知られている。 俺もかつて若さに任せてラノベを買いまくったはいいものの、いざ手を付ける前に読むのがキツイ年齢に突入してしまう。それから長きに渡

                            23/1/4 重い腰を上げて10年前に積んだ女性主人公ラノベ83冊を崩した【1/4】 - LWのサイゼリヤ
                          • よねぽオタが非オタの彼女に米澤穂信作品を軽く紹介するための10作

                            まあ、どのくらいの数のよねぽオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、 「オタではまったくないんだが、しかし自分のオタ趣味を肯定的に黙認してくれて、その上で全く知らないミステリの世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」 ような、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、よねぽのことを紹介するために読ませるべき10作を選んでみたいのだけれど。 (要は「脱オタクファッションガイド」の正反対版だな。彼女にミステリを布教するのではなく相互のコミュニケーションの入口として) あくまで「入口」なので、情緒に過大な負担を伴う短編集は避けたい。 できれば長編、シリーズものでも最初の方にとどめたい。 あと、いくらよねぽ的に基礎といっても雑誌でしか読めないものは避けたい。 よねぽの歴史小説好きが「安寿と厨子王ファーストツアー」は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。 そういう

                              よねぽオタが非オタの彼女に米澤穂信作品を軽く紹介するための10作
                            • 『封仙娘娘追宝録』という作品について|やすな

                              『封仙娘娘追宝録』というライトノベル作品があります。 私がTwitterにて鳴き声のようにこの作品が好きだと叫びまくっているので、名前だけはご存知の方もいらっしゃるかもしれません。 今日でこの作品が25周年、そして、今年で私がこの作品が好きになってちょうど20年になるので、つらつらとこの作品への想いを記させて頂きます。 限界オタク女が書いた、思い出の作品への長い長いラブレターみたいなものですが、興味のある方は暇つぶしがてら読んでいただけると幸いです。 この『封仙娘娘追宝録』という、ろくごまるに著、ひさいちよしき挿絵による中華風ファンタジーライトノベル作品は、1995年に富士見ファンタジア文庫から長編1巻が発売されました。 同世代で流行っていたライトノベル作品に比べると、決して華やかな作風ではなかったと思います。また色々な事情から、アニメ化がされなかった作品のため、知らない方も多いでしょう。

                                『封仙娘娘追宝録』という作品について|やすな
                              • 【SF作家・山本弘氏逝去】前島賢氏による『シュレディンガーのチョコパフェ』解説「SFとオタクに必要なものの半分くらいは、山本弘に教わった」全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                【SF作家・山本弘氏逝去】前島賢氏による『シュレディンガーのチョコパフェ』解説「SFとオタクに必要なものの半分くらいは、山本弘に教わった」全文公開 2024年3月29日、作家・ゲームデザイナーの山本弘氏が誤嚥性肺炎のため68歳で逝去されました。 早川書房からは現在、小説作品『シュレディンガーのチョコパフェ』『アリスへの決別』『地球移動作戦』『プラスチックの恋人』『プロジェクトぴあの』が刊行されています。 またアンソロジー『多々良島ふたたび ウルトラ怪獣アンソロジー』には表題作となった短篇を収録、ご自身も海外SFのアンソロジストとして『火星ノンストップ ヴィンテージSFセレクション―胸躍る冒険篇』を刊行され、SF作家としての山本弘氏には生前長いお付き合いがありました。 ご逝去にあたり、氏の長年のファンであり作家・ライターである前島賢氏から、短篇集『シュレディンガーのチョコパフェ』(単行本『ま

                                  【SF作家・山本弘氏逝去】前島賢氏による『シュレディンガーのチョコパフェ』解説「SFとオタクに必要なものの半分くらいは、山本弘に教わった」全文公開|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                • 人気絶頂の『負けヒロインが多すぎる!』はエクストリームラブコメ選手権で優勝しない。 - Something Orange

                                  アニメ『負けヒロインが多すぎる!』が人気だ。 ぼくはまだ序盤しか観ていないが、たしかに面白い。いったい何なんでしょうね、この演出の切れ。技術的な事柄に関してなど、くわしいことは監督のインタビューをご覧ください。

                                    人気絶頂の『負けヒロインが多すぎる!』はエクストリームラブコメ選手権で優勝しない。 - Something Orange
                                  • 賭け狂ってはいないけど作者の倫理観は狂ってる『異世界転生者殺し -チートスレイヤー-』 - めるの備忘録

                                    ※作品の評価はともかく、それを理由に作者個人を攻撃していい理由にはならないので、そこら辺はよろしくお願いします。あと叩くならその前に実際に読んで欲しい。 本当は単行本出たら買って感想書こうかなって思ってたけど、1話を読んで思うところがあったので書いています。 いつもよりお気持ちマシマシ。 はじめに 異世界に転生した主人公がチート能力で無双する、所謂なろう系が流行り始めてから気づけばそれなりに年月が経っていた。 私の好きなWeb発の小説は『異修羅』です。なろう系ではないけどマジでおすすめです。最強VS最強みたいなシチュエーションで燃えるオタクは是非買って読んでくれ。 先日、いつものようにTwitterを眺めていると気になるツイートが流れてきた。 漫画雑誌の新連載の告知なのだが、その原作者がなんと河本ほむら先生。アニメ化、そして実写映画化もされた大人気漫画『賭ケグルイ』の原作者でもある人だ。

                                      賭け狂ってはいないけど作者の倫理観は狂ってる『異世界転生者殺し -チートスレイヤー-』 - めるの備忘録
                                    • 悪役令嬢ものの変化球? 『外科医エリーゼ』人気の秘密を探る

                                      現在放送中の、アニメ版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(以下『はめふら』)が好評だ。原作はWeb小説で、「一迅社文庫アイリス」から少女小説として出版され、『月刊コミックゼロサム』でコミカライズもされている。(関連記事:アニメ版『はめふら』、原作ファンも虜にする魅力 メディアミックス成功のポイントは?) コミック版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』1巻 女性向け小説で人気のある「悪役令嬢もの」だが、TVアニメに進出したことで性別を超えて認知度も上がり、ジャンル自体への注目が高まっているようだ。まずはそのジャンルを築いてきた、代表的な作品を振り返ってみよう。 コミック版『悪役令嬢後宮物語』1巻 タイトル自体に「悪役令嬢」を打ち出した『悪役令嬢後宮物語』が2012年。架空の西洋風世界を舞台に、(いわゆる「現代からの異世界転生」ではなく)「

                                        悪役令嬢ものの変化球? 『外科医エリーゼ』人気の秘密を探る
                                      • 『無職転生』がなろう小説の金字塔であると同時に異形である理由。アニメ版を観た漫画家・かかし朝浩さんが『無職』を徹底考察

                                        かかし朝浩@自称漫画家 @kakashiasa 『無職転生』のアニメ版を見て、やっぱこの作品はなろう小説においての金字塔で、同時に異形でもあるなと改めて思ったので、「何が」傑出しているのかちょっと書き起こしてみます。 2021-02-28 11:27:05 かかし朝浩@自称漫画家 @kakashiasa 『無職』の異様さは、「低俗の肯定」にある。 後発作品では「意図的にフック・サービスとして描く」か、無意識にマイルドにされている性描写が平然と「ここではそういうもの」として置いてある。 親は子供がいても二人目作ろうと毎日お盛んだし、貴族は子供の前でもメイドで性処理する。 2021-02-28 11:27:05 かかし朝浩@自称漫画家 @kakashiasa ものすごく微妙な違いだけど、「こうだったらいいな」ではなく「こうであるはず」、願望から逆算で作られたご都合ハッピーエロスではなく、人類史

                                          『無職転生』がなろう小説の金字塔であると同時に異形である理由。アニメ版を観た漫画家・かかし朝浩さんが『無職』を徹底考察
                                        • アニメ魔法科高校の優等生の愚痴 - メモ用

                                          魔法科高校の優等生のアニメの深雪さんがひどかったので、愚痴を書きます。 ・Aパート 開幕早々発情しているように見える下品なお色気シーンが来て気分が悪くなりました。個人的意見ですが、魔法科は硬派な作品ですし、肌の露出を控えるのが一般的な世界観で貞淑な女性が多いので、こういう視聴者を集めるためだけの無意味で下品なお色気は不似合いだと思っています。(OPのほのかの露骨な乳揺れも不快でした) ・「今日も私を見てくださらない…春から高校生なのにまだ子ども扱いなのですね。」「少しは成長していると思うのですが…もうすぐ私の…」 このモノローグは優等生原作にはありません。 優等生アニメの深雪さんは優等生原作よりも欲張りで子供っぽくて落ち着きのない女の子にされていてすごく残念です。女として見て欲しいと思うのはまだいいとして、誕生日に何かしてほしいとまで考えているのはあまりにも深雪さんにしては図々しくて解釈違

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                                          • 百合ラノベ、百合SF、百合ミステリその他、百合小説約30冊を読んだ - Close To The Wall

                                            ここしばらく百合小説を集中的に読んでいて、ツイッターでもその都度書いていた感想を適宜手を入れてひとまとめにした。アニメや漫画に比べてそういや百合小説ってそんなに読んでないなと思っていた時、百合ラノベ、百合SFが三月くらいにばっと出たのを機に、手持ちのなから百合と呼びうる本を集めたら結構な量になってしまった。積んだままなものもいくつかある。ここでは、性愛でないものまで含めた女性同士の関係を広く包含するものを百合と呼ぶ広めの解釈なので、同性愛を描いたものからバディものや友人関係のもの、一冊のなかの短篇一篇だけが百合というものも並べてある。 以下は読んだ順に並んでいる。とはいえラノベから読み出したので下に行くほどジャンル的に硬くなる傾向がある。 目次 鳩見すた『ひとつ海のパラスアテナ』 二月公『声優ラジオのウラオモテ ♯01 夕陽とやすみは隠しきれない? 』 みかみてれん『わたしが恋人になれるわ

                                              百合ラノベ、百合SF、百合ミステリその他、百合小説約30冊を読んだ - Close To The Wall
                                            • 『スーパーカブ』の“リアルすぎる表現”にみる日本アニメ35年の「リアルと嘘」 | 文春オンライン

                                              主人公は山梨に住む女子高生…どこかハードボイルドな雰囲気の原作 物語の主人公は山梨県北杜市に住む女子高生の小熊。原作小説の記述によれば、父親は生後まもないころに他界し、母親は小熊が高校に入学した直後に失踪している。頼れる親戚もなく、現在は奨学金で慎ましやかに暮らしている、天涯孤独の高校生だ。 原作は角川スニーカー文庫から刊行中の小説だ。元はカクヨムというKADOKAWAが運営している小説投稿サイトの投稿作品だったが、2017年に改稿の上、商業出版された。現時点でのシリーズ既刊は8巻。いわゆる「ライトノベル」のカテゴリーで刊行されている作品だが、読者の平均年齢は、レーベルの主要読者層である10代・20代よりもやや高めだといわれている。 原作の『スーパーカブ』(角川スニーカー文庫) 実際、手にとって見ても、いわゆるライトノベルの特徴とされる饒舌な口語体や、超常的な設定、マンガ・アニメ・ゲームの

                                                『スーパーカブ』の“リアルすぎる表現”にみる日本アニメ35年の「リアルと嘘」 | 文春オンライン
                                              • 戯言シリーズ、正統続篇は不安を消して、期待を超えてくるおもしろさだ!──『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』 - 基本読書

                                                キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘 (講談社ノベルス) 作者:西尾維新講談社Amazonこの『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』は『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』から始まる西尾維新の代表作《戯言》シリーズの正統的な続篇、そして長篇である。主人公は表紙にばっちり描かれているように前作主人公の戯言遣いの娘で、高校一年生の15歳だ。戯言遣いや玖渚友といった旧作の面々はほとんど出てこず、過去作の流れを過剰に掘り返したりもしないので、《戯言シリーズ》は聞いたこともない、という人にも入りやすい作品になっている。 17年ぶりの《戯言》シリーズなので、もう読んだことがない人も数多いだろう。一方、読んだ人にとってはとても思い出深い作品なのではないだろうか。僕も塾に行くのが嫌で嫌で、かといって家に帰るのもバレるのでできず、本屋で足がぶるぶるになるまで立ち読みしていた迷惑な

                                                  戯言シリーズ、正統続篇は不安を消して、期待を超えてくるおもしろさだ!──『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』 - 基本読書
                                                • ブックストア ウディ本舗 on Twitter: "豊崎由美氏がTikTokの書評を批判した件で、豊崎氏に理解を示す小説家が見当たらない(同じ批評家の町山智浩氏は同情していたが)ことに衝撃を受けた。 今の作家には、批評に価値を見出しその専門性に敬意を払う者がいないのか。 これは出版… https://t.co/ouvBDHHQMV"

                                                  豊崎由美氏がTikTokの書評を批判した件で、豊崎氏に理解を示す小説家が見当たらない(同じ批評家の町山智浩氏は同情していたが)ことに衝撃を受けた。 今の作家には、批評に価値を見出しその専門性に敬意を払う者がいないのか。 これは出版… https://t.co/ouvBDHHQMV

                                                    ブックストア ウディ本舗 on Twitter: "豊崎由美氏がTikTokの書評を批判した件で、豊崎氏に理解を示す小説家が見当たらない(同じ批評家の町山智浩氏は同情していたが)ことに衝撃を受けた。 今の作家には、批評に価値を見出しその専門性に敬意を払う者がいないのか。 これは出版… https://t.co/ouvBDHHQMV"
                                                  • 裏世界ピクニックのアニメが微妙だった

                                                    裏世界ピクニックの原作が好きだ。洒落怖が好きだし、百合も好きだ。勘違いだと分かっていても「私のために書かれた」と思えるくらい自分の好みにストレートだった。 コミカライズも好きだ。『スパイラル』、『天賀井さん』の水野英多だ。さすがに原作に比べると……と思いつつも、おおむね満足できるものにしてくれている。 なので、裏世界ピクニックの評判を下げたいという意図はない。 この先はただただアニメ版の内容について罵倒しているので、どうか原作を5巻まで買ってから読んでほしい。というか、原作だけ買って、この日記は読まないでください。 プライム・ビデオ https://www.amazon.co.jp/dp/B08RHTTWFD GYAO! https://gyao.yahoo.co.jp/title/5fe5aa72-7dda-40e2-8b9b-d79a5f694f5e 原作は電子版の1~4巻の合本が1月

                                                      裏世界ピクニックのアニメが微妙だった
                                                    • ブギーポップは流行らない……(人の痛みについて)

                                                      おいィ? どうして流行らないのかと言うと、例えば新しく作られたアニメが古株イラストレーターとの折衝で揉めてグダグダなスタートを切った辺りで既に炎上してたりしたこととか、むべなるかな、その後のアニメの展開もイマイチブギーポップの魅力を伝えているとは考えられない展開が続いて、あんまりインパクトを与えずに実質的なアニメ二期が終了してしまったこととかに問題があった気がする。とは言え十話を筆頭に面白い回もなくはなかったんだけどね……アニメ陣営の努力は認めるんだけど。 でもとりあえず第一作の『ブギーポップは笑わない』から第十作の『ジンクスショップへようこそ!』までは個人的に安心しておすすめできる作品である。是非皆さんも読んでほしいんだけど、個人的に特にオススメなのは第二作の『vsイマジネーター』と第五作の『夜明けのブギーポップ』。第六作の『ペパーミントの魔術師』それから第七作『エンブリオ侵食・炎生』辺

                                                        ブギーポップは流行らない……(人の痛みについて)
                                                      • ブギーポップ(2019)は大失敗。

                                                        (元増田) 結局ブギーポップの2019年の再アニメ化は失敗なのか? 「完全にうまく行くことなんかこの世にはないさ。みんな、多かれ少なかれどこかで取り返しのつかない失敗をしながら、それでも生きているんだ」 「失敗するとわかっていても?」 「それが失敗だと誰が決めるんだ?」 俺がだ! VSイマジネーター! 飛鳥井先生〜!苦悩する能力者がイマジネーターに精神的に追い詰められて新世界の神みたいに堕ちてくとこがたまらん!さすがマッドハウス! 偽ブギポに扮した正樹がチンピラをボコり倒して衣川琴絵(中身はEちゃん)の頭に銃口をゴリッと突きつけるアクション!凄すぎて、その後の本命のはずの凪をちょっと食ってたぐらいだからね(苦笑) 飛鳥井仁とスプーキーEの対決と、あっけない幕切れ!鳴り響くマイスタージンガーの中、遂に「本物」と出会う偽ブギーポップ=正樹!ブギーポップと飛鳥井仁の対決と、やはりあっけない幕切れ

                                                          ブギーポップ(2019)は大失敗。
                                                        • 転スラ見てるやつはもれなく、「蜘蛛ですが、なにか?」も見ろ

                                                          今季アニメは豊作だ。 最近アニメをあまりみていなかった自分も転スラ、無職転生、Reゼロ、5等分の花嫁、進撃、呪術回戦 etc.. かなりのアニメをみている気がする。 というのもコロナで各社が力を入れている作品が延期につぐ延期、万を辞して放送開始となったというわけである。面白いアニメが怒涛のように始まった。 そんな豊作な今季、暇な時間も取れたのでアニメ漁りを始めた自分は一つの作品に注目した。 「蜘蛛ですが、なにか?」 今時よくあるいかにもラノベっぽいタイトル。まぁなんとなくdアニメストアのランキングに入ったからみただけなのだが、 1話をみた後の感想は、「まぁよくある異世界転生ものかー」という感じ。 タイトルで切っている人もたくさんいるだろう。 ただ、無料で全話漫画が読めると知り、あれよあれよと読み進めこちらでどハマり。 https://web-ace.jp/youngaceup/conten

                                                            転スラ見てるやつはもれなく、「蜘蛛ですが、なにか?」も見ろ
                                                          • 「涼宮ハルヒ」は、なぜ”00年代“の特別なアニメなのか|数土 ç›´å¿—(すど・ただし)

                                                            ■2020年、「涼宮ハルヒ」の復活出版大手KADOKAWAが、8月31日にライトノベルファンとアニメファンを驚かせる電撃発表をしました。2020年11月25日に谷川流による「涼宮ハルヒ」シリーズの最新作『涼宮ハルヒの直観』を角川スニーカー文庫より刊行するというものです。 「涼宮ハルヒ」シリーズは、2003年のスタート以来累計2000万部を超えるヒット作です。2006年のTVアニメ化以後、2010年代初頭まで空前のブームを生みだしました。2011年の『涼宮ハルヒの驚愕』以来、小説刊行は止まっており、実に9年半ぶりの新作です。10年前の大ヒットの記憶が鮮明なだけに大事件です。 しかし「涼宮ハルヒ」は大ヒットを超えて、アニメ史に大きな意味がある作品です。100年を超える歴史を持つ日本アニメは、これまで1万2000タイトル以上が制作されています。その時々に歴史に残るエポックメイキングな作品が生れて

                                                              「涼宮ハルヒ」は、なぜ”00年代“の特別なアニメなのか|数土 直志(すど・ただし)
                                                            • 萌え要素ってなんですか?──ラノベ文学としての『とらドラ!』|suzumya

                                                              こんばんは~ ここ一ヶ月くらい『とらドラ!』を何回も観たり読んだりしているのですが、『とらドラ!』、実に面白い!(湯川学) しかしあまりにも面白すぎるのでちょっと怖くなってきた。面白いだけでもありがたいのに、萌えもあるとか贅沢すぎる。贅沢すぎて誰かに怒られちゃうんじゃないか? そこで、この記事では『とらドラ!』においてあまりにも調和しすぎている「深み」と「萌え」の二側面について、色々と適当言いながら分析していこうと思います。よろしくお願いします。 【注意事項】 ・若干本編のネタバレあり。原作、アニメを知らなくても十分読めるようになっていますが、一度アニメだけでも通しで見ておくとより楽しめるかもしれません。というか是非見てほしい。最悪この記事は見なくてもいいので『とらドラ!』は見てください。Primeとかdアニとかにあると思います。全25話。 ・便宜上これより後の文章は常体(~だ、~である)

                                                                萌え要素ってなんですか?──ラノベ文学としての『とらドラ!』|suzumya
                                                              • 『氷室冴子とその時代』レビュー:誰より少女の自立を願っていたのに、少女小説家の“レッテル”に悩んだ作家の苦悩

                                                                『氷室冴子とその時代』レビュー:誰より少女の自立を願っていたのに、少女小説家の“レッテル”に悩んだ作家の苦悩 ――本屋にあまた並ぶ新刊の中から、サイゾーウーマン読者の本棚に入れたい書籍・コミックを紹介します。 ■『氷室冴子とその時代』(嵯峨景子、小鳥遊書房) ■概要 少女小説の文脈で語られることが多かった故・氷室冴子を、コバルト文庫以外の小説やエッセイを含めた作家活動、プライベートにもスポットを当て再構築した評論。当時の社会情勢や少女小説の盛衰とともに、知られざる氷室の仕事や功績を改めて見直す一冊。 ************* 氷室冴子は、1980年代~90年代前半に少女時代を過ごした女性にとって、なじみ深い作家の1人だ。代表作である『なんて素敵にジャパネスク』(集英社、以下『ジャパネスク』)はシリーズ累計発行部数800万部を超え、「学校中高生読書調査」では84~95年までランクインし続け

                                                                  『氷室冴子とその時代』レビュー:誰より少女の自立を願っていたのに、少女小説家の“レッテル”に悩んだ作家の苦悩
                                                                • 前島賢の本棚晒し【復刻版】01:上遠野浩平『ブギーポップは笑わない』|前島賢

                                                                  本記事はマガジン『前島賢の本棚晒し【復刻版】』に含まれています。連載の更新分と、今後更新される予定の記事が含まれているため、個別に購入して頂くよりお得になっております。 また、有料記事を一時的かつ一括にご覧になりたい方に向けたメンバーシッププランも現在準備中です。 記事をご購入前にご検討ください。 本記事は、電子書籍ストアeBookJapanに、連載「前島賢の本棚晒し」第29回として2015年2月20日に掲載されたものを、加筆修正の上再公開したものです。 記述は基本的に連載当時のもので、現在とは異なる場合がありますが、ご了承ください。 連載時に大変お世話になりました、そして、再公開を快諾頂きました株式会社イーブックイニシアティブジャパンの皆様に厚く御礼申し上げます。 ブギーポップは笑わない 電子書籍版 / 著者:上遠野浩平 イラスト:緒方剛志 :B00060395904:ebookjapa

                                                                    前島賢の本棚晒し【復刻版】01:上遠野浩平『ブギーポップは笑わない』|前島賢
                                                                  • 転生したら董白ちゃんだった件こと『董白伝〜魔王令嬢から始める三国志〜』の作者は三国志ファンに怒られたほうがいい|境田吉孝/青春絶対つぶすマン5月発売

                                                                    FGOの福袋で毎年オルジュナを引けないマスターの皆さんこんにちは! 同期作家兼マブが一年ぶりに新刊を出すということでnote更新しに来たどうも俺こと人間のクズです。 ちなみに俺は2年連続福袋で土方引いてます。ボケが。 それでどう? 歴史上の偉人をエロい女にしてエロい水着とか着せる最高のコンテンツ、今日も楽しんでる? ちなみに俺は楽しんでる。 FGOで言うと一部7章が好き。というかなんならそれ以外まともにストーリー見てない。 なぜなら俺は永遠のSN厨だから…… UBWルートは俺の厨二心にずっと刻まれ続けているから… でも奈須きのこ先生の最高傑作はDDDだと思っているから… さておき、今日はそんな歴史改変系オタクコンテンツが好きな皆様にオススメのラノベがあるのさ 董白伝〜魔王令嬢から始める三国志〜 著/伊崎喬助 イラスト/カンザリン1巻書影 それでまずこの表紙の美少女こと董白って誰なんだよ?

                                                                      転生したら董白ちゃんだった件こと『董白伝〜魔王令嬢から始める三国志〜』の作者は三国志ファンに怒られたほうがいい|境田吉孝/青春絶対つぶすマン5月発売
                                                                    • 魔術士オーフェン雑語り

                                                                      今、テレビアニメ放送中の魔術士オーフェンはぐれ旅の原作小説について、雑に語ろうと思う。ネタバレ満載原作4部まで話すので、ネタバレ苦手な人は回れ右。 回ったか?ドリルで穴あけ殺す勢いで回ったな?じゃあ、話す。 魔術士オーフェンというシリーズは90年代ファンタジーラノベの金字塔と言われている。私は98年くらいからオーフェンを読んでいるが、確かにあの頃にとても売れていた。いわゆる夢と冒険のファンタジー的な売り文句だったと思うが、今思うとほぼ全ての読者がこの物語の本質を誤解していたから売れていたのだと思う。 私もオーフェンを夢と冒険のファンタジーだと思っていた。が、当時巷に溢れていた物語とは何かが違うとも思っていた。その時にはただの予感でしかなかったが、あれから20年以上経った今になって、それはようやく確信となった。魔術士オーフェンという物語は夢と冒険のファンタジーではない。人間の倫理についての思

                                                                        魔術士オーフェン雑語り
                                                                      • 『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』の何が気持ちいいのかというと、 - 不動産屋のラノベ読み

                                                                        ↓この辺の記事を見て、ちょっと作品がかわいそうになったので少し書いてみる。 togetter.com b.hatena.ne.jp 社会人やってると、自分が「正しい」と思ったことをやれる機会はなかなか少なくて、「あー、こうした方がいいんだけど、会社|家族|地域|社会がうるさいからなー。もめると面倒だしやめとこ」みたいなしがらみに負けちゃうことがあるあるなんだけど、でも心の中では自分が「正しい」と思ったことをやってみたいと思ってるし、それでよい結果になればうれしいだろうし、周りから評価されれば最高だろうと思う。 「家出少女をかくまう」ってのは、自分が「正しい」と思っても、法的にはNGだし、リスク高けえし、よい結果が出るとも限らない。だから普通はしり込みする。 それをリスクがわかっていてもやってしまう主人公の吉田の行動に対して爽快感を感じる、というのが、この作品のカタルシス。 「かわいい女子高

                                                                          『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』の何が気持ちいいのかというと、 - 不動産屋のラノベ読み
                                                                        • アニメ化で注目『スーパーカブ』の魅力とは? 少女×バイクの地道な成長物語に共感

                                                                          ネット小説が商業出版され、コミカライズを経てアニメ化される。現在のテレビアニメの幾つかは、このような経緯をたどって生まれた作品である。そのひとつが、4月7日から放送が始まったテレビアニメの原作となった、トネ・コーケンの『スーパーカブ』シリーズだ。 トネ・コーケン『スーパーカブ』1巻(スニーカー文庫) 物語の舞台は、山梨県北杜市。主人公は高校2年生の小熊という少女だ。父親は小熊が生まれて間もなく事故で死亡。母親は小熊が高校に進学すると、お役御免とばかり失踪した。親族との縁は薄く、奨学金の給付を受け、ひとり暮らしをしながら高校に通っている。友人もなく、趣味もない。毎日を無味乾燥に生きている。 だが、そんな自分に気づいた小熊は、中古のホンダ・スーパーカブを手に入れる。1958年に発売されて以来、その頑丈さと使い勝手のよさで、世界中を走っている小型オートバイだ。総生産台数は一億を突破し、熱烈な愛好

                                                                            アニメ化で注目『スーパーカブ』の魅力とは? 少女×バイクの地道な成長物語に共感
                                                                          • 青春ラブコメの岐路と2010年代のライトノベル ― 渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(その一) - 現代軽文学評論

                                                                            皆さんこんにちは。今回は、2010年代のライトノベルを象徴するビッグタイトルについて語ろうと思います。そう、渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(本編14巻+外伝3巻ほか、ガガガ文庫、2011年3月~19年11月)です。本作はすでに累計発行部数で1000万部を超え、メディアミックスではアニメ1期・2期、コミック版3タイトル、ゲーム版2タイトルなどを展開していて、とても高い人気を誇ります。 『俺ガイル』は単なる人気作に留まらず、多くのライトノベルに強い影響を与えました。本作が昨年11月発売の第14巻をもって本編が完結し、今年2020年4月からアニメ第3期が原作最終巻までを放送するという今こそ、いよいよ『俺ガイル』について総括的に論じることができる時期が来たのではないかと思います。 第1回目では、『俺ガイル』第1部に当たる第1~6巻までの構成とストーリー展開を踏まえながら、2010

                                                                              青春ラブコメの岐路と2010年代のライトノベル ― 渡航『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(その一) - 現代軽文学評論
                                                                            • 第10回 セカイ終末戦争「SF思春期人間VS思春期SF」 - SF音痴が行くSF古典宇宙の旅  SF幼年期再読篇|WEB本の雑誌

                                                                              古典SFを読み始めて3年が過ぎ、「SF的自我の目覚め」を迎えた高野秀行が、かつて読んでいたSF名作の再読に挑む。 思春期は人間にとって最も厄介な時期である。自意識がMAXまで膨れあがり、「世界とは何か」とか「××とはこうあるべき」みたいな壮大なテーマを語りたがる。世界の裏には普通の人たちが気づかない真実が潜んでいてなぜか自分(を含む一部の人間)だけがそれを知っていると思いたがる。そして、思春期はどのジャンルにも存在する。 私もこの連載を始めてもう4年、そろそろSF幼年期が終わり、SF思春期に差し掛かってきた気がする。人生的にいえば中学二年生レベルだ。その証拠に最近「SFとは何か?」とか「この小説は果たしてSFなのか?」とか「この作品の裏には別の解釈があるのでは?」なんてことばかり考えてしまう。どう見ても私ごときのSF読書歴ではそんなことを語る資格も能力もないのに。私がSFの定義や古典SF作

                                                                                第10回 セカイ終末戦争「SF思春期人間VS思春期SF」 - SF音痴が行くSF古典宇宙の旅  SF幼年期再読篇|WEB本の雑誌
                                                                              • 人生を変えることもできるのは音楽かもしれない『楽園ノイズ』

                                                                                激しいリズムにひるむ。叩きつける音圧に押される。急上昇するオクターブに持っていかれる。部屋は静かなのに、小説を読んでいるだけなのに、そこに描かれるセッションを、夢中になって聴いている。 彼女の想いは衝突を繰り返すサウンドの手応えではっきりと伝わってくる。そう、衝突だ。合わせるなんて馬鹿馬鹿しい。他のパートに合わせて叩くなんてドラムスじゃない。お互いに叩きつけ、傷つけ、貪り、奪い合いながらひとつになっていくのが音楽のほんとうの姿だ。 高校生の「僕」が弾いてるのはベース、荒々しいドラムスが後輩の女子、隣の部屋からは、同級生の子がピアノで圧倒する。3人が演(や)っているのは、レディオヘッドの『クリープ』だ。無防備な状態で歌の中にぶっ込まれ、沸き上がってくる激情のままに声を絞る。 そんな昔の知らないよ、というツッコミ上等。大丈夫、これ読んでると、かつて自分が聴いた曲を思い出すから。音楽に撃たれた経

                                                                                  人生を変えることもできるのは音楽かもしれない『楽園ノイズ』
                                                                                • ラノベには正典や古典は存在しないーー『ライトノベル・クロニクル』が描き出す現状

                                                                                  直木賞や本屋大賞で候補になる作品だけがベストセラー小説ではない。ライトノベルの世界には、関連書籍を含めた世界累計が3000万部を超える鎌池和馬「とある魔術の禁書目録」シリーズや、2000万部に及ぶ伏瀬「転生したらスライムだった件」といった人気シリーズがごろごろしている。 飯田一史による『ライトノベル・クロニクル2010―2021』はこうした、"大人"たちがワイドショーやニュースで取り上げないラノベの現況を教えてくれるガイドブックであり、同時にスマホの普及やボカロの台頭といった状況が、ラノベ好きですら追い切れない変化をジャンルにもたらしている様子を露わにした研究書だ。 ジャンルとしてのラノベには現在しかない――『ライトノベル・クロニクル2010―2021』に登場するこの言葉が、ライトノベルというジャンルの傾向を、的確に捉えている気がしてならない。時雨沢恵一『キノの旅―the Beautifu

                                                                                    ラノベには正典や古典は存在しないーー『ライトノベル・クロニクル』が描き出す現状

                                                                                  新着記事