説得の重要性ー立証責任は誰にあるかー: アモーレと労働法

説得の重要性ー立証責任は誰にあるかー: アモーレと労働法

今日の安藤至大さんの日経新聞の経済教室は，面白かったのですが，最後の段落が気にかかりました。「規...概要を表示 今日の安藤至大さんの日経新聞の経済教室は，面白かったのですが，最後の段落が気にかかりました。「規制改革の取り組みには世論の支援が欠かせないという点だ。変化に抵抗することへの誘惑は強い。しかし，専門家の活用とデータに基づく真摯な議論を通じて、真に生活者のためになる規制を実現することへの理解が求められる」。最後の「理解が求められる」が誰にとってなのかが不明なので，誤解しているかもしれませんが，これがもし，世論を形成する国民のほうが，専門家とデータを信用しろ，という主張であるとすると，ちょっと問題であるように思えます。私は，個人的には，データに依拠した冷静な議論をすべきということには大賛成です。とはいえ，専門家の言うことやデータで示されていることを信用しろと国民に言うのは無理なのではないかと思っています。国民は，大学の講義を聴講する学生ではありません。積極的に専門家の言うことを理解する立場にない

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