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やおいの距離感 2005年 6月12日 記事ID d50612 通常の(主に男性向けの)エロゲではプレーヤーが人間と... やおいの距離感 2005年 6月12日 記事ID d50612 通常の(主に男性向けの)エロゲではプレーヤーが人間として世界に参加し、恋愛に失敗することもあるのに対して、 やおい的な世界では、鑑賞者は基本的にその世界に入り込まず、傍観者・構築者・夢想者・第三者・神の立場にとどまる。 前者ではプレーヤーが恋愛に失敗して傷つき、心の痛みを味わうこともあるだろうが、 後者では世界に参加していないので、そういうふうに巻き込まれることがない。 プラトン的に言えば、エロゲが「(現実の恋愛という)偽物」の偽物であるのに対して、 やおいはイデアの直接の実現なのだ。したがって、絶対音楽である弦楽四重奏曲を聴いて傷つくことがないように、 やおい自体で傷つくことはない(やおいをめぐる人間関係では傷つくことはあるが)。 このことは、ある種の安全保障と、それと引き換えの制限をもたらす。 絶対に失敗しない絶対に傷つか
2007/11/12 リンク