エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
組織内のハラスメントや差別に対し声を上げた人々は、何を経験するか。数々の証言から、組織・制度・権... 組織内のハラスメントや差別に対し声を上げた人々は、何を経験するか。数々の証言から、組織・制度・権力が苦情を無力化するメカニズムを解き明かした『苦情はいつも聴かれない』(サラ・アーメッド著)。ライターの小川たまかさんによる、本書の評を掲載します(PR誌『ちくま』より転載) 本書はフェミニズム・クィア理論を専門とする著者による、「苦情」の聞き取りと分析の書である。けれど読み終わった後、一本の映画を見たか、もしくは長編小説を読み終わったかのように、どこかへ流され、漂着した感覚が残る。それほど本書の辿る道程が長く、複雑で、苦難に満ちているからで、また語り手のストーリーテリングが特殊で重厚であるからだと思う。 「苦情」と言われた時点で、拒否反応を覚える人は少なくないのだろう。日本語の「苦情」はすぐに、モンスタークレーマーやカスタマーハラスメントといった、それを言う側の攻撃性を連想させる言葉と結びつい