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日々の生活のあちこちで値切り交渉を繰り広げる中国人は交渉の達人である。生れ落ちた瞬間から「討価環... 日々の生活のあちこちで値切り交渉を繰り広げる中国人は交渉の達人である。生れ落ちた瞬間から「討価環価(値切り交渉)」の駆け引きで鍛えられている中国人と、定価で物を買うことに慣れきったわれわれ日本人の交渉力は、極端な話プロレスラーと赤ちゃんぐらいの差がある。 筆者が今から8年ほど前に北京に留学していたころ、Tシャツなどの衣類(あまり大きな声では言えないが、たぶん偽物)を街角の市場で買うときには「売り子の言い値の10分の1(あるいは20分の1)スタート」というのが留学生仲間のコンセンサスだった。 100元(当時のレートで約1500円)の値札が付いているものを、10元(150円)とか5元(75円)と値踏みされるわけだから、外国人客だと半ばなめてかかっている中国人の売り子は当然激怒する。ここで本当にケンカをしてしまっては負けで(筆者はそれで何回か失敗した)、相手とうまく話を続けながら「じゃあもう帰る
2010/09/26 リンク