北極圏の「氷の記憶」、南極で保存

北極圏の「氷の記憶」、南極で保存

ノルウェーの北極圏スバルバル諸島スピッツベルゲン島の中心都市ロングイェールビーン付近の山（2022年5...概要を表示 ノルウェーの北極圏スバルバル諸島スピッツベルゲン島の中心都市ロングイェールビーン付近の山（2022年5月4日撮影、資料写真）。(c)Jonathan NACKSTRAND / AFP 【4月4日 AFP】北極圏の氷層が気候変動で融解してしまう前に過去の氷を取り出し、サンプルとして保存する「アイスメモリー（Ice Memory）」計画が4日、始動した。 計画ではイタリア、フランス、ノルウェーの研究者8人から成るチームが、北極圏のノルウェー領スバルバル（Svalbard）諸島で採取した氷を、南極に輸送して保存する。 計画を進めるアイスメモリー財団（Ice Memory Foundation）の副会長で古気候学者のカルロ・バルバンテ（Carlo Barbante）氏は「北極のような高緯度圏の氷河は急速に溶け始めている。（氷に）含まれる情報が完全に失われる前に回収し、地球の気候に関する貴重なアーカ

• 社会
• あとで読む