「聴かずぎらいのための吹奏楽入門」を切っ掛けに考えた幾つかの物事について｜石塚潤一

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「聴かずぎらいのための吹奏楽入門」を切っ掛けに考えた幾つかの物事について｜石塚潤一

「聴かずぎらいのための吹奏楽入門」（漆畑奈月、小室敬幸）を読了。吹奏楽というガラパゴス化した世界... 「聴かずぎらいのための吹奏楽入門」（漆畑奈月、小室敬幸）を読了。吹奏楽というガラパゴス化した世界を外の聴衆へと啓く、といった意気込みのようなのだが、終始、ガラパゴスの論理と言葉とでつづられた対談、というのが正直なところ。なぜ、ここまで吹奏楽コンクールを軸に展開しなくてはならないのか。日本の吹奏楽界がコンクール（全日本吹奏楽コンクール）を軸に回っていることは論を俟たない。子供（≒未成年、くらいのつもりだが）というものは社会的な尺度をもたず、それゆえに、よほど老成でもしていない限り自分を客観的に見定める方法を知らない（「中二病」なんて言葉が生まれるゆえだ）。よって、自分を褒めることも叱ることもできない彼らは、人からの評価を何より欲するもので、実際、大人が思う以上に競争好きだ。それゆえに、吹奏楽の場合、コンクールで審査員という権威に、金賞・銀賞といった賞を以って承認してもらいたいと思うのだろう

okamo2011 吹奏楽が嫌いな訳じゃなくて、吹奏楽の異常な指導者と歪んだ人間関係やらの諸々が嫌い。野球が嫌いじゃなくて異常な指導者と歪んだ価値観やらの諸々が嫌いって点で高校野球と同じ。

2023/08/22 リンク

p-mint 著者による反論。『聴かずぎらいのための吹奏楽入門』は何故、コンクールを軸に吹奏楽を語ったのか？https://note.com/kota1986/n/n81dca216d4fb

ogi1i1 日本のコンクールの吹奏楽が完全に独自の奏法や合奏が正解とされて、クラシカルミュージックでもジャズでも、他の音楽では不正解とされることを正解としていることが一番良くないと個人的には思っています。

allezvous 聴き映えするとか演奏効果が高い曲というのは吹奏楽に限らず存在するので、審査員受けする曲と一般聴衆に受ける曲が違うということなんだろうけど、吹奏楽の聴衆って大部分はコンクール経験者じゃないんかな

2023/08/21 リンク

tpircs コンクールが大きな幅を占めてるのはそうなんだろうけれど、多くの学生はコンクール以外の活動もたくさんやってるような。そもそも吹奏楽って管弦楽と比べてプロのコンサートとか少なく需要がなさそう。

spark7 辛辣だな「課題曲を繰り返し演奏することで形成される美意識など、結局はその年限りのものになるので、妙な課題曲を中高生に与えるということは」

kou-qana 木下牧子って吹奏楽もいっぱい書いてるのか〜。知らない前提だらけで今イチわからなかった。トップ層の話かと思ったら「教師(≒非音楽家？)が指導選曲するのが問題」とは底辺層がそうだと言ってるとも読める？文字数

sukekyo ケーブルテレビをみてたら地元の下は幼稚園から上は60オーバーのからたくさん吹奏楽を聴くことができて上手い下手はあるもんだなあと奥深さをしることができる。しかし文化系の吹奏楽と演劇の宗教っぽさなんだろうな

i_ko10mi いい問題提起。実際に吹奏楽部は文化部の中で一番体育会系だと言われていて、その秩序に馴染めないだけの良プレイヤーが埋もれるきっかけだったりする。見直しは急務だ。高校野球のようにならないためにも。

rain-tree 人気ブコメに言及されてる著者からの反論を読んだ感じ、共通する楽器を用いているものの吹奏楽はクラシックや現代音楽から独立した存在でその一部とみなすのがおかしいという事のようでなるほどと気づきがあった

ghostbass 門外漢としてはコントラバスをちゃんとコントラバスとして扱っていただければOKです。表版を客席に向けるとか練習時に謎の段ボールでひじの動きをこていするとかしなければ。

hiruhikoando 吹奏楽のアルバム数枚敏腕のDJに渡してコンクールの演奏とDJのプレイを一緒に聴かせて道ゆく人に「どっちが良いか？」と聞いてみようよ。その時点で終わっているのが分かるし。/習志野といい慶應といい「音量」なんだ

kori3110 「聴かずぎらい～」全ての事に言及できてはいないけどいい本だと思った(現状の問題点にも言及あるし)。ジャンル横断的な「正しい音楽」が存在するわけではないので、この方の目線はいささか一面的過ぎると感じる

K-Ono リードもスウェアリンジェンもやったし、かつみんなでミニスコア持ち寄って会議しながらパート割りしてオケ曲を演奏した経験もあるので単純には「どっちもOKです👍」なんだよな。あと80年代難解曲に白鳳も入れてー。

kukky 吹奏楽的編曲がダサいうえ指揮者に力量がないから聞いてて楽しいものでもない。/木下牧子の課題曲は演奏する側としては難解すぎて大変だったし、聴く側としても難解だった…。V番系が好きな人には刺さるけど。

diesis 『コンクール以外のこともやってる』的な意見は反論にすらなり得ていないということは、未経験者には分からないんだろう。　/個人的にはポップスステージのクソダサ演出も苦行でしかなかったのでやめてほしかった。

kiwi-1680 「コンサート」と比べて「コンクール」は特殊な舞台であるにも関わらず、それがまるで音楽の中心にあるような「吹奏楽業界」にはウンザリ。高校野球のテッペンはプロ野球にスカウトされるが、吹奏楽は違う。

gnt （吹奏楽とブラスバンドは違うねん言われそうですが）米じゃbeyochellaこと2018年コーチェラのビヨンセにフックアップされるほどまで大きな文化なのにね。吹奏楽部あがりのスカバンドの人はそれなりにいる印象ではある。

cl-gaku コンクールによらない吹奏楽なんぼでもあるんやけどな、学生の部活動というスタイルには大会という区切りがまだ必要というだけの話で／今年レトロという課題曲もでてきてもうディスコ・キッドで語るのもまずいよ

kjin “そもそも、教育、なわけだろうに、学校吹奏楽って。それに吹奏楽連盟の理事って、大抵は学校の先生でしょ？だから、妙な曲を課題曲にするのって、国語の教科書の文章をそこらへんのまとめサイトから拾ってくるのと

narukami 中1の時の選曲がちょうどディオニソスと風紋だったのだがさすがに昔の課題曲とか聴き込んでないので分からない話が多い　課題曲公募についてはDTMの是非以上に選考側の問題である気がするが……

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