（９５２）植民地としての東北 | あいあ～る村塾

（９５２）植民地としての東北 | あいあ～る村塾

私はどういうわけかこの日本列島の中で東北という地域に心惹かれるものがあり、学生の時にほぼ全域、北...概要を表示 私はどういうわけかこの日本列島の中で東北という地域に心惹かれるものがあり、学生の時にほぼ全域、北は下北半島の突端の尻屋崎、大間崎、津軽半島の竜飛岬から南の白河の関所までほぼ全域を訪れた記録を持つ。もしかしたら、からだの半分を流れる北関東の縄文人の血が騒ぐのかもしれない。（なお、あとの半分は多分朝鮮半島から渡って来て関西に住み着いた弥生人である。）あるいは松尾芭蕉の「奥の細道」に当時ほれ込んでいたためかも知れぬ。 このなんだか好きな東北の地は、見かたによれば、ずっと中央政府から植民地扱いされてきた土地でもある。植民地（colonia）とはギリシャが発明しローマが大々的に発展させた海外の土地の経営の一つであり本国（宗主国）直轄の土地を指す。ローマの定義では、コントロールはするけれどその土地の自治に任せる地域はプロバンス（provincia）であり日本語では属州と訳されている。ここでは軍隊も属州

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