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あり得たかもしれない幾つもの人生の中で、何故、今のこの人生なのか――。 そう回想したことがある人々に... あり得たかもしれない幾つもの人生の中で、何故、今のこの人生なのか――。 そう回想したことがある人々に微かな光を与える短篇集『富士山』(新潮社)が刊行されました。 作者は平野啓一郎さん。10年ぶりに発表となった短篇集を手掛けた動機や物語に反映させた思考とはどのようなものだったのでしょうか? 刊行前に行われた読書会でのスピーチと質疑応答を紹介します。 平野啓一郎・インタビュー「この人生には、無数の偶然が積み重なっている」――『富士山』は10年ぶりの短篇集ということですが、どのような位置づけでお書きになったのでしょうか? 自分の中ではこれまでの作品を第1期から第4期まで区分けしていまして、ちょうど2000年を境にアメリカ同時多発テロが起きたり、インターネットの登場でいろいろな事が変わり始めた頃に、これまでの小説の書き方では現実を捉えきれないと感じて、「高瀬川」などの短篇を集中して書いた時期があり