鍵山親子、涙の全日本　ミラノ五輪へ　進化と伸びしろ詰まった初優勝 | 毎日新聞

鍵山親子、涙の全日本　ミラノ五輪へ　進化と伸びしろ詰まった初優勝 | 毎日新聞

昨年12月、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで行われたフィギュアスケートの全日本選手権で、男子...概要を表示 昨年12月、大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで行われたフィギュアスケートの全日本選手権で、男子の鍵山優真選手（オリエンタルバイオ・中京大）が悲願の初優勝を果たした。父正和コーチとの男子史上2組目となる「親子優勝」を成し遂げ、世界選手権（3月、米ボストン）などが控えるシーズン後半戦に弾みをつけた。 フィギュアは「自分との戦い」 日本男子初となる世界選手権2連覇を果たした宇野昌磨さんが昨年5月に競技から引退し、優勝候補として臨んだ12月の全日本選手権。ショートプログラム（SP）では得意のトリプルアクセル（3回転半ジャンプ）で転倒し、ダウングレードとなる「まさか」のミスがあった。首位で迎えたフリーは有力選手にミスが相次ぐ中、直前に滑った16歳の中田璃士選手がノーミスの好演技を見せ、会場は大歓声に包まれた。 まだ熱気が残るリンクに入った鍵山選手は胸の前で両手を合わせ、「フーッ」と息を吐いた。…