建設業界活況で消費増税の反動、97年ほど深刻でない＝新日鉄住金会長

建設業界活況で消費増税の反動、97年ほど深刻でない＝新日鉄住金会長

［東京　１７日　ロイター］ - 宗岡正二・新日鉄住金<5401.T>会長は１７日、都内の景気討論会で、４月か...概要を表示 ［東京　１７日　ロイター］ - 宗岡正二・新日鉄住金<5401.T>会長は１７日、都内の景気討論会で、４月からの消費増税による景気の反動減について「一定程度想定されるが、政府の経済対策もあり、１９９７年ほどの深刻な落ち込みにならないのでは」との見方を示した。 建設業界は「震災復興の本格化、オフィスやマンション、倉庫、景気対策による工事の急増で久しぶりの活況に沸いている」としたうえで、「現場のみならず設計部署まで人手不足で、資材不足やトラック運搬の不足で大手ゼネコンは収益重視の受注選別に入っている」と指摘した。 マンションと戸建て住宅は「増税の影響を受けやすいとみられているが、駆け込みだけでなくリーマンショックや震災以降の手控えの反動や、贈与税対策などで活況を呈している可能性があり、反動減は比較的小幅」と述べた。