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元旦早々、書棚にある堆積された文庫本を整理していたらルソーの『ジュリ・新エロイーズ』が出てきた。... 元旦早々、書棚にある堆積された文庫本を整理していたらルソーの『ジュリ・新エロイーズ』が出てきた。一巻目を読んでなんじゃこりゃぁ?と思って放置していたのだな。スコラ学の雄アベラールって、勇ましい神学文書書くもんでカコイイ!と、エチエンヌ・ジルソンの『アベラールとエロイーズ』を読み、更にうひょぉ!となった勢いで買ったはいいが、ただの甘ったるい言葉が並ぶ恋愛書簡に辟易としてなんでこんなのを当時の仏蘭西人は読んでいたんだ?とほっぽり出していた。アベラール様全然カンケーないし。 さて、昨日ウンベルト・エーコの『バウドリーノ』の書評を書いたがエーコの作品は舞台が中世。その中世においての「情報」がどのように生み出され、また扱われたのか?というテキストの問題が中心的テーマだったのうなどとあれこれ妄想していたわけだが、年末に出版された佐藤亜紀の作品もこれまた近代のフランス革命前夜における出版物の有様を中心に
2011/01/04 リンク