クラウド電話API「Twilio」が大幅値下げ。1電話番号あたり490円だった月額料金を108円に、固定電話宛て発信料を9円から5.4円に、携帯電話宛て発信料を19円から16.2円に変更する。国内でサービスを展開するKDDIウェブコミュニケーションズが4月9日、発表した。
あわせて、コールセンターから要望が多かったフリーダイヤル(0120番号)の開設へも対応する。料金は1電話番号あたり月額1620円、着信料が21.6円/分。
Twilioは、電話の受発信やSMSの送受信、音声合成などの機能をWeb APIとして提供するサービス。海外ではUberやAirbnbなどのスタートアップを中心に、30万人以上の登録開発者を抱える人気のサービスだ。国内では2013年4月にサービスが始まり、ニフティの「暮らしづくり 代行」、福岡市の「PM2.5ダイヤル」などの利用事例がある。
今回の発表について、KDDIウェブコミュニケーションズ Twilio事業部ゼネラルマネージャーの小出範幸氏は「料金の値下げによって、店舗ごとや、社員1人1人に対して個別の専用電話番号を割り当てやすくなる。また、0120番号によって開発者は付加価値の高い電話サービスを提供できる」と話している。