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「日本には ホールボディカウンター(WBC) が100台以上もある」 私がこのことを知ったのは、あるツイートを読んだのがきっかけでした。
南相馬の高橋亨平先生から聞いた話。「日本には109台もホールボディカウンターがあるが、ほとんど稼働していない。いろいろ、手を尽くしたが変な横やりがはいる」
- 上 昌広 (かみ まさひろ) 先生 :
東京大学医科学研究所特任教授, 帝京大学医療情報システム研究センター客員教授 - 高橋 亨平 (たかはしきょうへい) 先生 :
福島県南相馬市 原町中央産婦人科医院 院長, 南相馬市医師会長, 被曝医療研究会
では、ホールボディカウンターは 日本の何処にあるのでしょうか。。
調べてみたところ、福島みずほ議員のブログ (福島みずほのどきどき日記 20110607) に、ホールボディーカウンター保有台数 に関する資料(PDFファイル) が載っていました。 原子力安全保安院,厚生労働省,文部科学省 などの調査をまとめた資料のようです。

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下に小さい字で 注釈 が付いているので、台数のカウントはそれで多少かわってくるかもしれませんが、それにしても全国各地にあるのですね。。
日本国内で WBC を保有しているとされる医療機関や研究機関など
上の資料より 原子力発電所以外で ホールボディカウンター(WBC)を保有しているとされる 国内の施設(病院,研究所など) を一覧にしてみました。
資料の内容に 私が後から 「追記」 したものもあります。 また、実際に検査可能かどうか WBCの定義に当てはまるかどうか等は、それぞれのリンク先などで各自ご確認ください。
- 北海道: 1台 札幌医科大学附属病院
- 北海道: 1台 国立病院機構 北海道がんセンター ※稼働はしてない
- 北海道: 1台 岩内地域保健室除染検査室
- 北海道: 1台 神恵内除染検査室
- 青森県: 1台 青森県立中央病院
- 青森県: 1台 八戸市立市民病院
- 青森県: 1台 弘前大学医学部附属病院
- 青森県: 1台 国立病院機構弘前病院 ※稼働はしてない → 旧二本松保健所へ
- 宮城県: 1台 国立病院機構仙台医療センター
- 宮城県: 1台 宮城県立循環器・呼吸器病センター
- 福島県: 1台 福島県立医科大学医学部附属病院
- 福島県: 2台 福島県環境医学研究所
- 福島県: ?台 追記 医療法人 誠励会 ひらた中央病院 ※9月末から稼働,一般予約可
- 福島県: ?台 追記 南相馬市立総合病院 ※東京都 高輪クリニック 等からの寄贈?
- 福島県: ?台 追記 旧二本松保健所(参考) ※青森県 国立病院機構弘前病院 からの寄贈
- 茨城県: 1台 国立病院機構水戸医療センター
- 茨城県: 2台 茨城県立中央病院
- 茨城県: 3台 JAEA 原子力科学研究所
- 茨城県: 4台 JAEA 核燃料サイクル工学研究所
- 茨城県: 2台 JAEA 大洗研究開発センター
- 茨城県: 3台 JAEA 原子力緊急時支援・研修センター ※移動式(福島 や 東京などへ)
- 千葉県: 3台 独立行政法人放射線医学総合研究所
- 東京都: ?台 追記 医療法人社団 癒合会 高輪クリニック ※一般予約可
- 神奈川: 1台 北里大学病院
- 群馬県: 1台 JAEA 高崎量子応用研究所
- 新潟県: 1台 新潟県立がんセンター新潟病院
- 静岡県: 1台 静岡県立総合病院
- 石川県: 1台 石川県立中央病院
- 石川県: 1台 国立病院機構 金沢医療センター ※稼働はしてない
- 福井県: 1台 福井県立病院
- 福井県: 2台 JAEA 高速増殖炉研究開発センター
- 福井県: 2台 JAEA 原子炉廃止措置研究開発センター
- 福井県: 1台 二州健康福祉センター
- 福井県: 1台 若狭健康福祉センター
- 福井県: 1台 原子力防災除染検査所
- 京都府: 1台 京都府緊急時放射線検査施設
- 大阪府: 1台 国立病院機構 大阪医療センター
- 大阪府: 1台 大阪大学
- 鳥取県: 1台 日本交通(株) 倉吉営業所
- 島根県: 1台 島根県立中央病院
- 岡山県: 1台 国立病院機構 岡山医療センター ※稼働はしてない
- 広島県: 1台 広島大学
- 愛媛県: 1台 伊方町民会館
- 佐賀県: 1台 唐津赤十字病院
- 長崎県: 1台 長崎大学病院
- 鹿児島: 1台 済生会川内病院
- 鹿児島: 1台 川薩保健所
私はホットスポットとしてすっかり有名になってしまった 千葉県柏市 に住んでいるのですが、千葉県 にも3台ありました。 千葉市にある 独立行政法人放射線医学総合研究所 保有です。 下はその案内図 「低線量影響実験棟」 「被ばく医療共同研究施設」 「アルファ線棟」 ... ずいぶんと立派な研究施設ですね。
NIRS 放射線医学総合研究所 ホームページより
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研究所概要 | 放射線医学総合研究所年間予算額 約140億円
- 放射線の人体への影響に関する研究開発
- 放射線による人体への障害の予防、診断および治療に関する研究開発
- 放射線の医学的利用に関する研究開発
- 成果の普及および活用促進
- 施設・設備の共用
- 研究者・技術者の養成および資質の向上
放射線医学総合研究所とは? | 放射線医学総合研究所放射線防護研究センターでは、まず、環境中の放射線や放射性物質によって、あるいは放射線の利用にともなって、人や環境がどれほどの放射線を受けるかを調べています。
また、どれほどの放射線が、人や環境にどれほどの影響をおよぼすのかについて、その仕組みの解明と定量的な評価を目指しています。
さすがに、これだけの設備があるのに 今 何もしていないことはないと思いますが、何をしているのかが見えてこないのが残念です。 健康調査 や 核種調査など 求める声はたくさんあるのに、今 この施設・技術が有効に活用されているとは思えないのです。。
今回取り上げた、ホールボディカウンター に限ったことではなく、今の日本には 調べるための道具が 既に十分に揃っていると思います。 だけど、結果が分かっているから、表には出さない 出来る限り先送りにする ってことなのでしょうか。。
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2011/10/27 ~ | Comment (0) tweet? | ↑ ページ先頭へ ↑ |コメントを投稿する 記事: 日本にはホールボディカウンターが100台以上
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