頼朝との密約以来、人のことは人に任せるという約束事が京エルフどもと武士の間で結ばれた。
とはいえ京エルフは甘く見ていた。
どうせ鎌倉は自分たちに泣きついてくるに違いないと。
ハナから人間の統治能力など信じていなかったんだ。
奴らから見たら、俺たちは童にしか見えないんだから。
ところがどっこい鎌倉は武士を治めるのがとてもうまかった。
あれほど京エルフが手を付けかねていた荒ぶる武士たちに秩序が生まれだした。
当たり前だ。
お前らエルフより人は人のことを知ってるんだから。
そういう考えもなしにあっさりと統治権を手放してしまった京エルフは焦った。
それで鎌倉殿として京エルフを送り込んだりしたがどうにもうまくいかない。
高氏を手練手管で取り込んだつもりが逆に自分たちのほうが仲間割れしてしまった。
そんなことをしてるうちにとうとう人間の王の中にとんでもないやつが生まれてしまった。
それが信長だ。
Permalink | 記事への反応(1) | 18:16
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信長はエルフだったのか