代表選では「一に雇用、二に雇用、三に雇用、」と雇用政策に並々ならぬ意欲をみせてくれたカンシですが、そのための具体的な政策はどのようなものかというと
こちらなかでも大きく取り上げられるのが、高卒、大卒者の就職難解決のため、卒業後何年かは新卒扱いするよう企業に求める政策です。
しかし「これが雇用対策?カンシ、マジですか?」との批判は早くも上がっています。
◆
七詩さんのHP
「新卒扱い」は問題解決にはならない
(引用開始)
若者の雇用対策として卒業後何年以内は新卒扱いにするということが議論されているらしい。
なぜこれが雇用対策なのだろうか…。
新卒扱いされることと就職できることとは別だし、そしてまた新卒扱いが増えれば新卒の中での競争はそれだけ激化するというだけのこと。
こんな議論が雇用対策として真面目に議論されているということ自体にうそ寒さを感じる。
椅子の数と座りたい人の数とを変えない限り、座れない人の問題、すなわち雇用や失業の問題は解決するわけがない。
(引用ここまで)
◆
非国民通信
新卒扱いが新卒扱いされる保証はありません
(引用開始)
これが問題を解決できるのかどうかには色々と疑問を感じざるを得ません。何でも「新卒優先の日本の労働市場の構造が大学生の就職問題を一層過酷なものにしていると指摘している」そうですが、この辺はどうでしょう? 確かに日本ではマトモな企業へ就職する機会が新卒時に集中しているわけです。新卒時を逃すとマトモな企業へは入れなくなる、だから在学中になんとしても就職を決めるしかない――このような環境は確かに大学生の就職問題を一層過酷なものにしているのでしょう。
ただ、同時に新卒者向けに用意される椅子の数もまた多い、既卒者にチャンスがない分だけ、新卒者にはチャンスが多めに提供されてもいるはずです。既卒者と競う必要のない、その年度の新卒者だけの特別枠が用意されているのも新卒採用ならではです。これが本当に「卒業後数年は新卒扱い」になったとすると、既卒者にはチャンスが増える、新卒で就職できなかった人にも再挑戦の機会が出てくる一方で、新卒で就職するつもりの人からすれば競合相手が増えることになります。これもまた、大学生の就職問題を一層過酷なものにする要因となり得ますが……
そもそも文科省が提言を受けて「卒業後数年は新卒扱いに」と決めたところで、採用を決める企業側が「本当に」新卒扱いとするかは甚だ疑わしいところです。建前上は男女差別禁止、年齢による差別も禁止ですけれど、実質的に男子禁制もしくは女子禁制、採用は若年層だけというケースが極めて多いのではないでしょうか。ですから建前上は既卒者も「新卒扱い」ということで応募を受け付けはするけれど、実際は最初から落とすつもりでいる、結果として選考に残るのは正真正銘の新卒対象者だけになると考えるのが妥当ではないかと推測されます。
(引用ここまで)
9/30には
イグノーベル賞の授賞式が行われ、経営学賞は、従業員の昇進を成果主義ではなくランダムに行う方が、より効率的な組織にできることをコンピューターモデルで証明したイタリア、カターニア大学の研究チームに授与されました。なんでも「これまでの仕事がうまくいったからといって、昇進後はどうなるかわからない。だから、ランダムに昇進させる方が組織全体の効率が上がる確率が高くなるというわけだ」そうです。
カンシの雇用政策もこのイグノーベル経営学賞に匹敵するような気がするのは私だけ?
「一体コレのどこが有効な雇用対策なんだ?非正規切りの制限、規制緩和の見直し、セイフティネットの構築という根本的な所にまずメスを入れるのが普通だろう?」と我々一般市民は安直に批判しがちです。
でもそれは素人の浅知恵で、ひょっとしたらカンシには何か我々民草には思いもよらぬ「深謀遠慮」や「腹案」(注:特許権者ハトヤマシ)があるのかもしれないですね(笑)
確か奥様も本を出してらっしゃらなかったっけ?
『あなたがたが総理の政策を批判して、いったい日本の何が変わるの(改訂版・上から目線編)』
本年度イグノーベル賞も、
第一回ルーピー賞も逃してしまったカンシですが次回、一番市場原理に任せてはならない介護という福祉分野を民間の成長産業と位置づけちゃう
絶望的、いえ、斬新なセンスで是非巻き返しを計ってもらいたいと思います。
なお、土地境界線で揉めたら面倒な調停も裁判も一切不要、「ケンカ上等」武闘派ナガシマ昭久議員や、
「議会はいいかげん黙っとりゃあ!!私に賛成しているだけで議会は満足しとりゃええがや!!」の河村タカシ市長も、次回受賞有力候補にあがっているので、カンシも油断はできませんね。
(ちなみにめでたく議会解散したあかつきには河村氏はハシモト府恥事共々「今、もっともチョビ髭が似合う男」ランキングに参加予定だそうです)
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