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2009年10月14日 (水)

はじめてのPT2 パソコンで地デジ録画 補足:ハード設定編

導入編ではいきなりソフトの説明からはじめました。これは、PT2のハード設定が簡単なので、PT2を使おうと考えるレベルの人なら迷わない。と思ったためです。とはいえ、念には念を、ということで、これについても捕捉しておくことにします。

必要なものは「PT2」「カードリーダー」「アンテナケーブル5本」「アンテナ分配器」「B-CASカード」、そして「ネジ1本」です。ネジはPT2をパソコンに固定するときに使います。PT2を使うレベルの人なら家に何本か余っているだろう、増設ボード固定用の奴です。なお、すでに分配器を使っている場合は、アンテナケーブルは4本でおっけいです。

分配器を購入する際、「BS」と書いてある奴は原則としてペケなので外します。これを使うと余計なBSと地上波の分波処理が入るためトラブルの原因となります。単純な分配のほうが安全。分配数は最低4ですが、予備も考えて6程度の製品を推奨します。

PT2はマニュアルもネジも何も同梱されていないシンプルな商品です。なので、パソコンを開けてPCIに差し込んだら、別途自分で用意したネジで固定します。アンテナ部分がパソコンの筐体と接触しやすいので、ネジを閉める際は注意が必要です。

カードリーダーは録画専用になるのに加えて相性問題があるので、PT2と同じ店でB-CASに使用する旨を告げて同時購入します。なお、B-CASはミニサイズの投入が発表されているので、購入前に自分の使用するカードの仕様確認を済ませておきましょう。

カードリーダー付属の説明書に従いドライバをインストールします。説明書が無いときは(安い輸入品にはよくあることですが)、先にドライバをインストールしてからパソコンを再起動してカードリーダーを接続すると、おおむねうまくいくと思います。見本の写真でB-CASカードを裏にして差し込んでいますが、これは読み取り部分とIC部分をあわせているためなので、カードリーダーの種類によっては変わるかもしれません。念のため。

B-CASカードの入手方法はネットでは書かないのが暗黙の了解みたいなので、この場では具体的に書きませんなぜかB-CASを外したチューナーが叩き売られているのを見た。という記憶があったような、なかったような気もしますが。

最後に、ベースとなるパソコンの性能に触れておきます。PT2はPCIスロットとUSBに空きが1つあれば搭載可能です。グラフィックボードの制限も無いので、旧型のパソコンでも動く可能性があります。ただし「動く」と「快適に動く」には天地の差があります。

デュアルコアを搭載した普及型パソコンなら、そこそこ実用可能ですが、複数番組録画中の再生で画面が止まったりするため、快適とは言えません。これからパソコン本体の購入や組み立ても検討しているなら、下記の仕様を推奨します。

CPU クアッドコア推奨(デュアルだと複数録画中の再生は辛いです)
メモリ 2GB以上(録画以外にも併用するつもりなら4GB以上を推奨)
グラフィック GeForce 9500GT以上
HDD 1TB以上(30分のアニメで2.5GB~4GB。実写だとさらに増えます)
光学ドライブ Blu-ray(DVDだと1時間番組1本すら収まりません)

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