テレビを見ていて混乱してきたので、取り急ぎまとめ。(3/16朝追記:題名の「被曝」の字が「被爆」”爆撃を受ける”になっていたのを、コメントでご指摘もらって修正しました)
よくまとまっていたのは、”「シーベルト」や「cpm」 放射線測る単位どう違う”(2011/3/13 11:06 日本経済新聞 元記事消滅 http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3E0E2E6E58DE3E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2)。
これを元にまとめた他、補足、単位の追加を行っています。
■シーベルト(Sv)
放射線が人体に与える影響を示す放射線量。一般の人が浴びる放射線量の限度は、
自然の放射線やエックス線などの医療用を除き年1ミリシーベルトと定められている。
受けた放射線の種類(アルファ線、ガンマ線など)によって異なるので、吸収線量値(グレイ)に放射線の種類ごとに定められた放射線荷重係数を乗じて線量当量(シーベルト)を算出する。(追記 ここは
Wikipediaより)
(自然の放射線、医療用については
自然や医療機器の放射線量に別記します)
「μSv(マイクロシーベルト)/h(時間)」といったものは瞬間の値で、h(時間)をかけてやれば、放射線量を算出できる。
たとえば、100μSv/hの放射線量を2時間浴び続けたとき
100 μSv/h × 2 h = 200 μSv (= 0.2 mSv)
■グレイ(Gy)
吸収線量。物質に吸収される放射線のエネルギー。1キログラムの物質が1ジュール(ジュールはエネルギーの単位)のエネルギーを吸収したとき、1グレイと呼ぶ。
生体 (人体) が受けた放射線の影響は、受けた放射線の種類 (アルファ線、ガンマ線など) によって異なるため、吸収線量値 (グレイ) に放射線の種類ごとに定められた放射線荷重係数を乗じて線量当量 (シーベルト) を算出する。(この段落は
Wikipediaより)
■cpm(カウント・パー・ミニットまたはシーピーエム。カウント・パー・ミニッツと言っちゃうこともありますが、正しくは最初の表記です。複数形ならcounts per minute。私も勘違いしていて、コメントいただいて訂正しました。3/17)
1分あたりの放射線計測回数で放射線量。放射線測定機に1分間に入ってきた放射線の数を計測している。人体への影響の大小は考慮していない。
■ベクレル
ある放射性物質が放射線を出す能力(放射能)の強さを表すもの。崩壊する原子数を数えて、1秒間にどれだけの放射線を出すかを把握する。毎秒1個崩壊すると1ベクレルと呼ぶ。ウランの放射能を発見し1903年のノーベル物理学賞を受賞したフランスのA・H・ベクレルにちなんで命名された。人体にもカリウムなどの放射性物質が含まれ、体重60キログラムの人では7000ベクレルに相当する。
■レム (rem)
国際単位系 (SI)に切り替わる以前の単位で、今はシーベルトを用いる。
1 Sv = 100 rem, 1rem = 10 mSv
(ここは、
Wikipediaより)
■ラド (rad)
CGS単位系における吸収線量(吸収した放射線の総量)の単位である。radは「radiation」または「radiation absorbed dose」の略。
1 rad = 100エルグ毎グラム (erg/g)。
国際単位系 (SI)に切り替わる以前の単位で、今はグレイを用いる。
1ラドは、物質1キログラム (kg) あたり0.01ジュール (J) のエネルギーを吸収したときの吸収線量。
1 rad = 0.01グレイ (Gy) = 0.01ジュール毎キログラム (J/kg)
震災・原発関連簡易まとめ 2011年03月12日21:29 カオスちゃんねるでは、
100CPM(カウント・パー・ミニッツ)=1マイクロシーベルト/h |
としていますが、これの根拠はわかりません。
一種の目安かもしれませんが、日本経済新聞を読む限り単純計算できないように思えます。
これについては、「情報をご存知の方がいらっしゃれば、ご教示くださると助かります」と記していましたが、コメントでそれらしき情報元を教えていただきました。
「ガイガーカウンタ デジタル日野気象台」(http://park18.wakwak.com/~weather/geiger_index.html)という「自分の興味のために観測している」方のページに、「
購入したガイガアウンタの場合100 CPM が約 1 マイクロシーベルト/hr に相当します」とありました。
やはり測定する機器によって異なるようなので、
単純計算はできないみたいです。( ただし、引用サイトは現在、注目が集まり負荷が大きくなったため、http://park30.wakwak.com/~weather/geiger_index.htmlに移転したようです。
また、「観測値CPMとシーベルト/時との換算を100CPM = 約 1マイクロ シーベルト/時 と表示しておりましたが、利用者の方がメーカサイトの説明書の原文を詳細に読んでいただきました。それによると、120CPM = 約 1マイクロ シーベルト/時(引用者注意:μSv/h)が正しいことが分かりました。訂正します」とのことです。正反対に受け取られる方がいたので再度書きますが、これはこの方の持っている機器の場合であり、全般に通用するわけではありません)
あとは
自然や医療機器の放射線量です。
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自然や医療機器の放射線量
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