2026-04-04

書評

小野 和子「京大矢野事件: キャンパスセクハラ裁判の問うたもの


“ 内容

学問的な権威大学内の地位を背景に、学生女性職員女性研究者を襲うキャンパスセクハラ隠微な形で全国の大学蔓延するその実態を初めて白日の下にさらした矢野セクハラ裁判の記録。”


Ichii氏

大学もつ固有の人間関係とその社会的構造


大学というアカデミックな場で起こったセクシュアル・ハラスメントの全容が描かれている。また、被害者である女性加害者である矢野教授告発されるという異例な展開も。大学というアカデミックな場ならではの告発の難しさ、被害者となってもなかなか告発に踏みきれない社会的構造研究者集団もつ「ムラ」的要素等が明らかになる。また「強姦神話」の崩壊や、いか女性が生きにくい男性社会であるか等、被害者裁判を起こすのを躊躇するその「理由」が十分すぎるほどに説明されている。この一冊で、セクシュアル・ハラスメント認識が深まることは間違いない。」

https://www.amazon.co.jp/京大矢野事件キャンパスセクハラ裁判の問うたもの-小野-和子/dp/4755400813/

  • “ 1993年(平成5年)、京都大学東南アジア研究センター(以下、「センター」)所長である矢野暢が、あるセンター職員の妹を秘書として雇いたいと申し出た。矢野は面接と称してホテ...

    • “こちら ★ このサイトを運営するNPO法人WANは、多様なフェミニズム実践とジェンダー研究の情報を発信・集積し、 ジェンダー平等を求める人々に交流の場を提供します。”

    • “ 矢野事件(やのじけん)とは、京都大学東南アジア研究センター(現・東南アジア地域研究研究所)所長であった矢野暢(1936-1999)教授が1993年(平成5年)に起こしたセクシャルハラ...

      • 4名(以下、「海田教授ら」)が2名1組になって面談調査をすることを決定し、米澤助手の立ち会いの下で、甲野、A子、B子から話を聞いた[31]。坪内所長を含むセンターの教授らは、海田...

        • 京都大学ってこんな奴がいるんだね

        • では、この事件で指摘されている行為が、現在の日本の刑法だとどの犯罪に当たり得るのかを、具体的に整理します。 (※あくまで「仮に事実が認定された場合」の話です) ⸻ ⚖️ ...

          • では、「もしこの事件が今の日本で起きたら刑事事件になった可能性はあるのか?」を整理します。 結論から言うと: 👉 当時よりは“刑事事件になる可能性は明らかに高い”が、必...

            • では、示談金が刑事事件の結果にどう影響するか、もう少し具体的に現実的なケースで整理します。 ⸻ 🔹 ① 示談金と不起訴の関係 刑事事件では、検察官は「起訴するかどうか」を...

              • それはとても重要な質問です。口止めされている場合でも、法的に保護されながら行動できる方法があります。整理して解説します。 ⸻ ① 警察に相談する • 性犯罪の場合、刑事事件...

                • 文中の事件では 被害者の1人(甲野など)が大学の窓口や内部相談窓口に、過去のことではあっても相談しています。これは非常に賢明な行為です。理由を整理します。 ⸻ ① 相談する...

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