みんながいい感じに酔ってきたタイミングで「先輩、アレやってくださいよ!」と目を輝かせる可愛い後輩。
「え〜、じゃあこれ飲んでくれたらいいよ。」
そう言ってグラスいっぱいに注がれた芋のソーダ割りを差し出します。
僕のかめはめ波を見たい一心で苦手な焼酎をグイッと飲み干す可愛い後輩。
そんな健気な姿を見て「やっぱりダメ〜」と意地悪く笑みを浮かべる僕。
そんなやりとりをしばらく続けた後、潰れてしまった可愛い後輩の傍らで、僕はそっとミニかめはめ波を打つのでしょう。
もしもかめはめ波が打てたなら、僕はその美しさに目を向けたいと思う。
春に打つかめはめ波は、人々の巣立ちを祝うかのように、辺り一面の桜の花を吹雪かせるのでしょうか。
夏に打つかめはめ波は、眩い陽射しを乱反射させると同時に、少しのセンチメンタルを呼び起こすのでしょうか。
秋に打つかめはめ波は、ほんの数週間で役目を終える、薄手のカーディガンの袖口を揺らすのでしょうか。
冬に打つかめはめ波は、吐いた煙を白い息と見紛う空の下で、煙草を持つその冷たい指先を暖めるのでしょうか。
そうして季節を繰り返し、僕もあの人のように、誰かのために、クリリンのために、かめはめ波が打てるのでしょうか。
あーあ、かめはめ波打ちてぇ〜〜