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[年金生活直前] 我が家のH30年度 家計支出実績と年金生活収支バランスの推定







 我が家の2018年度(H30年度)の家計収支決算をまとめてみました。

今回が「完全年金生活に入る前」の最後の推計とまとめになります。

B559-1表2019-04-11

B559-2図2019-04-11

収入は445万円、同居する子の生活費負担金65万円を除くと380万円、これに対して支出総額は478万円、98万円の赤字でした。
これは、年金生活に入る前から貯蓄の取り崩しをしていることを意味します。

年金生活に入る前から赤字?

はい、これは計画的に旅費などを支出しているための赤字。。。。円グラフを見ても分かるように、大きな支出の項目は135万円の旅費。

男性の健康年齢72歳とすれば、65歳からでも残り7年。体の動くうちに旅行など先取りしておきましょう、というのが理由です。

旅費や我が子が同居して膨らんだ食費、光熱水道費など(一部負担してもらっています)を差っ引いて、純粋な「独居老人」の生活費を計算すると、年間266万円の支出となりました。

B559-3図表2019-04-11

昨年度は給与収入と年金収入などの合計は380万円でしたので、これからみればじゅうぶんな黒字です。

これから、年金暮らしの推計をすると、もちょっと支出は減ります。

それが次の表。

B559-4推計2019-04-11

昨年度の支出実績から今後の生活費の推計をしたものです。数年後には税金と社会保険料等の合計は昨年の約40万円から36万円弱になります。保険医療の金額もまだ余計な保険に加入しているので5万円以上多めに支出しています。

これらがなくなると、年間の支出は253万円と推計されます。
私の年金時の収入は262万円と計算されているので、生活上は、やはり黒字になる(はず)とわかります。。

いままでも何度か記事にしていますが、我が家の家計支出では、日本標準の総務省家計調査の単身者の生活費と比べて「光熱水道費」と「交通通信費」が飛び抜けて高いです。

田舎の戸建てに住むゆえに、水道とガスが高いのに加えて暖房費としての灯油代も多くかかり、また交通手段が自動車しかないので自動車の費用がかさむのが主な理由でしょうか。

しかし、黒字ですから何の問題もありません。
また、黒字ということは、老後の資金、貯蓄などは、普段の暮らしではとくに補填のために使う必要がありません。

ということは、老後の資金、貯蓄などは、(限りはありますが)老後の楽しみに、どんどん使っていこう。。。ということになりましょう。

ただ、家計支出からもわかる通り、普段の生活はつつましやか、贅沢な要素は「皆無」といっても過言ではありません。

美味しいもの食べ歩いたりしないし(周りにもそんなお店無いし。。。)、お酒飲み歩くわけでも無いし、都会に滅多に出かけないし、買い物でもポイント乞食しているし。。。

さて、私は今年度から本当の「年金暮らし」に入りますが、退職後の5年間、毎年のように支出実績をつみあげて「年金暮らし」に耐えられるな、ということを確かめて来た感があります。

安心して「年金暮らし」に入れます。

まだ、年金暮らしでない方は、このように家計簿から普段の支出を積算して、自分の今の暮らしぶりで年金暮らしに対応できるかをいまいちどチェックされるのがよろしいかと思います。(よけいなお世話だ、といわれるかもしれませんが)




ちなみに、過去の記事は以下の通り。。。参考になさってください。
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 家計の収支決済は、年末12月(税制上の区切り)と年度末3月(会社員の就職や退職、学生の入学卒業の区切り)の2種類必要です。

 特に、家計の3大出費の1つ、教育費は、子供が大学に入って卒業するまでの期間は必ず4月から3月までの単位ですし、また会社員の収入源の給与は、

会社員の就職(4月)、退職(3月)、再就職(4月)など、4月から3月の1年が家計簿上の単位、しかも、再雇用延長は1年単位、給与額はその間一定、となっています。

 ということで、家計簿の支出実績と収支統計は、いつも12月(年)と3月(年度)として、2種類まとめています。

 年毎のまとめは、2017年分を、2017年の10月に暫定版を、12月に収支総額を、そして2018年末にまとめています。

——-——- 年締め(1月から12月の統計)——-——-——-——-——-——-——-——-——-——-

 2016年-2017年 (H28とH29暫定版)
173. 最新 リタイア時の収支バランスの推計 (2017年10月集計の暫定結果) (2017.11.3)

 2017年総額のみ
207. 退職後4年、赤字1800万円 巨額な支出の連続に対して、安心していられる理由 (2017.12.23)

 2018年
485. 我が家のH30年家計支出実績と年金生活収支バランスの推定 (2018.12.27)

一方、年度締めは、——-——-——-——-——-——-——-——-——-——-——-——-——-——

 年度締め(3月から12月の統計)

 2014-2015年度(H26-H27)
7. 自分の家計簿データによるリタイヤ時の収支バランスの推計(1) (2017.4.26)
8. 自分の家計簿データによるリタイヤ時の収支バランスの推計(2) (2017.4.29)

 2016年度(H28)
38. 年金で車乗ってられるか?の結論 ー収支バランスの見直し (2017.6.1)

 2017年度 (H29)
269. 2月までの収支 まだ1ヶ月あるけれど年間収支も(2018.2.26)
300. H29年度の年間収支 とりまとめできました(2018.4.4)

 2018年度 (H30) (半年分から推定)
424. 2018年前半の家計統計でました ー自分の家計簿データによる年金生活の推計(2018.9.30)

で報告しています。
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コメント

No title

巷では、老後資金として、驚く程のお金を準備する必要ある様に書いており、正直ビビッていましたが、
ぺんしょなーまんさんの記事を読んでいますと、安心できます。

介護の費用等ある程度のお金を除いて、あとは自分達が元気なうちに使う事にしました。

大変参考にさせて頂いております。

Re: No title

コメントありがとうございます。
自分の家庭の収支の実態がつかめて、足りていると判断できれば、本当に安心できますよね。
そんな情報を発信したくて記事を書いていましたが、お役に立てたようで私もうれしいです。

> 介護の費用等ある程度のお金を除いて、あとは自分達が元気なうちに使う事にしました。
そうですね。お金は生きているうちに使うもの、と私の友人も申しております。
ただ、ガチガチのサラリーマンだった人は、私も含めて、お金の使い方も下手くそのようで、旅行一つとっても、お金のかけすぎと笑われています。お金の使い方も含めて、人生最後まで修行と言いながら、楽しんでいきたいと思います。

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プロフィール

ぺんしょなーまん

Author:ぺんしょなーまん
 さらりーまん定年退職後、再雇用5年続けるも目出度くそれも卒業、晴れて無職、完全年金生活者に。地方在住。現役中に妻を亡くし家計簿をつけ財政を完全掌握、年金だけで暮らせることを確信。うん、うちも一流の中流だな。老後は独居老人かと思いきや我が子が社会人になり再び同居。炊事洗濯家事親父の専業主夫業のわなにハマるが、そのかたわらネットでどんぶらこと世界に漕ぎ出し、また年数回の海外旅行で家から逃げ出す。(まるで主婦じゃないか?)
(注)プロフィール画像は私の顔ではありません。東京駅八重洲口地下の「八重洲」の語源ヤンヨーステン(オランダ人)の像を何年か前に撮影したものを使用。

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