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2024シーズンを振り返る 夏に加入しレギュラーとしてプレーした左SB小川大貴

 小川は2024年夏に、磐田からレンタルでジェフへ移籍。
 左SBのレギュラー日高は8月末の仙台戦を最後にチームを離脱し、その後試合に出場していません。
 小川の加入は7月8日のことでしたので、日高離脱前に加入したことになります。

 ただし、日高はその少し前に行われた、6月30日の鹿児島戦、7月6日の清水戦も不在となっています。
 この頃から日高の状態は悪く、無理をしていたのかもしれませんし、その後再び大きな怪我をしてしまった可能性もあるのかもしれません。

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 ジェフに加入した小川は、直後に行われた7月14日の熊本戦でちょうど高橋が出場停止となったため、まず右SBでスタメン出場。
 その後は少し空いて、離脱した日高に代わって、左SBでレギュラーとしてプレーしていきます。
 ちょうど今年のジェフは8月末から快進撃を続けていきましたので、そこで活躍したメンバーの1人ということにもなります。

 守備面では地上戦で落ち着いて対応していた印象で、ベテランらしい対応能力の高さを感じました。
 ジェフは日高がいなくなると、左サイドの守備がスカスカになることも多かったですので、地味ながらも重要な仕事をこなしていたと思います。
 それだけ、守備が日高頼りになっていたとも言えるでしょう。


 さらに、攻撃面ではビルドアップで大きく貢献。
 特に右足での縦パスが印象的で、中に絞ってハーフスペースで縦へ鋭いパスを出して攻撃の起点となり、そこからチャンスが生まれるシーンも何度か作っていました。
 これは日高にはないビルドアップのパターンでしたし、全体的なビルドアップに苦しんでいたジェフにおいて可能性を感じるものがあったと思います。

 しかし、第36節藤枝戦で前半だけで交代させられると、最後の長崎戦、山形戦はスタメンを外れてしまいました。
 監督の話をまとめると交代理由は相手の右WBモヨへの高さ対策と、90分間のスタミナに不安があったことと、ジェフのSBが攻撃時にフリーになりがちだったため左効きの佐々木を移したとのことです。

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 それまでの試合でも小川は途中交代が非常に多かったですので、スタミナ面に関しては以前から問題視されていたのでしょう。
 しかし、効き足に関しては今更な印象もあります。
 小林監督は今年左右のアイソレーションを意識した戦いをしており、右SBは高橋が絞って右SHの田中が開く形を取っていますが、左SBは絞る動きを取る選手だと後方のビルドアップの幅が狭くなってしまうのためか、はまらない傾向がありますね。
 しかし、その分、中央でのビルドアップの厚みは作り切れていない印象もあります。

 また、藤枝戦では前半のうちにCB佐々木が2失点に絡んだことで、SBに回されたという経緯もあるのではないでしょうか。
 ただ、それをはっきりと言いたくないために、上記のような理由になったのかなとも思います。
 小林監督は基本的に選手を庇う傾向がありますが、それによって意図せずに他の選手を下げてしまうことがあるような気もします。


 磐田は一足早く、12月13日に小川の契約満了を発表しています。

www.jubilo-iwata.co.jp

 しかし、ジェフからは何も発表がないので、他に左SBの補強が出来れば残留で、そうでなかった場合は契約終了となるのでしょうか。
 もっともジェフの場合は例年何の発表もなく、トライアウトに参加する選手が現れるということが珍しくないだけに、ただ発表が遅れているだけといった可能性などもある気がします。

www.nikkansports.com

 小川は来年で34歳とベテランですから、加入当初から短期間の助っ人要因ということになるのかなと思っていました。
 しかし、左SBでプレーできる選手は貴重ですし、日高も怪我がちといった状況を考えると、来年もジェフに残る可能性はまだあるのかもしれませんね。

ゆっくいこうが選ぶ2024年J2ベストイレブンとJ2若手ベストイレブン

 先日、Youtubeに新たな動画をアップしました。
 Youtubeでの活動は、今年最後となります。
 よろしくお願いします。

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 まず、J2最終順位と開幕前の順位予想を比較して、軽く今季のJ2を振り返っています。
 毎年順位予想に自信はないのですが、こうして比較すると思ったよりも大外れしていなかったと言えるのかもしれません。
 予想に関しては、やりっぱなしも良くないと毎回思っているので、こういった機会で振り返ることが出来るのは良いことなのではないかと思います。


 続いて、J2ベストイレブンも考えました。
 こちらも堅い選出となりましたが、個人的にベストイレブンなどの賞は個人成績だけではなく、所属チームの結果も反映されるべきと思っています。
 そのため、どうしても上位チームからの選出となります。

 さらに、J2若手ベストイレブンも考えました。
 J2を追う上で若手有望株のチェックと、そこからの飛躍を追っていくという点は、醍醐味の1つでもあると思います。
 有望選手の年齢を確認し直す作業は意外と手間がかかりますし、良い候補がたくさんいるので悩みましたが、最後は自分の好みで選びました。


 なお、ジェフからはJ2ベストイレブンに小森を選び、J2若手ベストイレブンに小森と田中をチョイスしました。
 小森は先日発表された、日本プロサッカー選手会のMVPと、ベストイレブンにも選出されています。
 こちらは日本プロサッカー選手会主催ですので、入会していない外国籍選手は除外されていることが特徴ですね。

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 また、昨日行われたJリーグ公式のJ2アウォーズでも小森と田中がベストイレブンに選ばれ、小森のゴール集も取り上げてくれました。
 そして、こちらでもJ2のMVPに小森が選ばれています。

 J2アウォーズは今年で3年目ですが、過去2年間のMVPは磐田の小川、町田のエリキと自動昇格チームから選ばれています。
 プレーオフ圏外の7位から選出というのは、異例ではないでしょうか。


 それだけ今年のジェフは良い選手を抱えていたシーズンだったと思いますが、それにチームの結果が伴わなかったとも言えるわけで複雑な気持ちも残りますね。
 小森の去就に関してはまだわかりませんが、田中は早々に契約更新をしてくれました。
 小森はこれだけの結果を残してくれたわけですから、せめていいチームに移籍してほしいと思いますし、あとは残った選手たちと新加入の選手たちだけで頑張るしかないですね。 

 Youtubeに関しては来年も継続していくつもりで、よりスムーズを動画を上げることが目標です。
 それと、共に質の方も当然上げていきたいと思います。
 ブログもあるので時間に限りがありますが、Youtubeの方も改めてよろしくお願いします。