アルファ・プラスアルファ

デジタルカメラ(α7C II, α7R IV, α900, etc)とフィルムカメラで撮ってます

マウントアダプター SCM1

焦点工房のマウントアダプター SCM1を購入しました(上の写真、手前)。これはコンタックスC/ニコンSマウントの内爪レンズをライカMカメラで使用できるようにするアダプターです。C/Sマウントの内爪レンズ(焦点距離50mmのレンズ)にはヘリコイドが付いていなく、このアダプターもヘリコイドがないので、このアダプターだけではピント調整ができません。ヘリコイドがついているアダプターと併用する必要があります。所持しているヘリコイド付きアダプター VM-E Close Focus Adapter(上の写真、奥)とあわせて使い、EマウントカメラでC/Sマウントの内爪レンズを使えるようになりました。

 

 SCM1とVM-E Close Focus Adapterを繋げた状態。SCM1は69グラム、VM-E Close Focus Adapterは120グラム、あわせて189グラム(実測)とずっしりしています。

 

α7C IIに上記アダプター2つとニコンSマウントレンズ Nikkor-S.C 5cm F1.4をつけた状態。カメラ側からα7C II→ VM-E Close Focus Adapter →SCM1→Nikkor-S.C 5cm F1.4と繋がっています。これでVM-E Close Focus Adapterのヘリコイドを回すことでピント調整できます。

 

以下、このカメラ-レンズ構成で撮影した写真。

 

α7C II, Nikkor-S.C 5cm F1.4

絞り開放だと収差が大きくソフトフォーカスレンズみたいな写真になります。

 

α7C II, Nikkor-S.C 5cm F1.4

絞るとくっきりします。

 

α7C II, Nikkor-S.C 5cm F1.4

コーティングがされていますが、古いレンズなので逆光には弱いです。

 

α7C II, Nikkor-S.C 5cm F1.4

 

α7C II, Nikkor-S.C 5cm F1.4

VM-E Close Focus Adapterのヘリコイド繰り出し量はC/Sマウントカメラ本来の繰り出し量より少ないので、被写体に最大限寄れてここまでとなります。個人的には許容範囲です。

 

α7C II, Nikkor-S.C 5cm F1.4

Nikkor-S.C 5cm F1.4はぐるぐるボケです。

東京駅, α-7700i

α-7700i, MINOLTA AF Xi ZOOM 28-80mm F4-5.6, Fujicolor 100

昨年(2024年)の成人式の日に撮った写真です。東京駅の前で振袖を着た新成人たちが記念撮影をしていました。

 

α-7700i, MINOLTA AF Xi ZOOM 28-80mm F4-5.6, Fujicolor 100

α-7700i, MINOLTA AF Xi ZOOM 28-80mm F4-5.6, Fujicolor 100

α-7700i, MINOLTA AF Xi ZOOM 28-80mm F4-5.6, Fujicolor 100

東京駅の中です。今年も東北は大雪で電車が止まったりしていますが、1年前のこの日も北に行く新幹線が止まっていたような覚えがあります。

 

α-7700i, MINOLTA AF Xi ZOOM 28-80mm F4-5.6, Fujicolor 100

α-7700i, MINOLTA AF Xi ZOOM 28-80mm F4-5.6, Fujicolor 100

 

使用したMINOLTAのズームレンズ AF Xi ZOOM 28-80mm F4-5.6です。このレンズは1991年発売のα-7xi用に開発されたレンズで、ズームやフォーカスが電動です。ゴムの部分を回すとレンズ内のモーターが動いてズームできます。マニュアルフォーカスするときはゴムの部分をカメラ側に引いて回します。微妙な調整が難しくマニュアルフォーカスはやりにくいです。今日では電動ズームレンズはスムースにズームできるため主に動画撮影用に用いられていると思いますが、30年以上前は自動化/電子化の波がカメラにも押し寄せてきていて、利便性というよりはやってみましたという感じが強かったのではないでしょうか。その後1998年に発売された似たようなスペックのAF ZOOM 28-80mm F3.5-5.6では手動ズームに戻っています。

 

このレンズはα900などのAマウントデジタルカメラでは全て機能しますが、ソニー純正のアダプターLA-EA4やLA-EA5経由でEマウントカメラで使おうとしても使えません。LA-EA4やLA-EA5経由ではカメラがレンズを認識せず通電もしないようなのでズームもフォーカスできません。歪曲がひどく最新のデジタルカメラで使いたいレンズでもないので、とくに困ることもないです。

谷中、MINOLTA AUTOCORD III

MINOLTA AUTOCORD III, PRO 160 NS

年末に谷中に行った時の写真です。カメラは二眼レフカメラ MINOLATA AUTOCORD III、フィルムはPRO 160 NSです。

このスポットは夕日を眺めるところとして有名なので幾人も夕日を撮っていました。夕日が建物に隠れつつあります。近所の人が、昔はあの位置にマンションがなかったのにな、とおっしゃっていました。

 

MINOLTA AUTOCORD III, PRO 160 NS

MINOLTA AUTOCORD III, PRO 160 NS

MINOLTA AUTOCORD III, PRO 160 NS

MINOLTA AUTOCORD III, PRO 160 NS

谷中ぎんざも以前に比べて海外の人が増えましたね。

 

MINOLTA AUTOCORD III, PRO 160 NS

最後は日暮里駅そばの橋から。

明治神宮, GXR

GXR, Summicron 50mm f/2 1st Collapsible

今年最後の投稿です。去年最後と同じく明治神宮の写真を載せます。カメラはGXR、レンズは沈胴ズミクロンです。

 

GXR, Summicron 50mm f/2 1st Collapsible

今年最も多く使用したデジタルカメラ、フィルムカメラ、レンズは下記でした。

 デジタルカメラ:α7C II

 フィルムカメラ:α-7700i

 レンズ:TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2

 

GXR, Summicron 50mm f/2 1st Collapsible

α7C IIは2023年に購入して現在はメインカメラとして使用しています。α7R IVの方がいろいろな面で使いやすいですが、α7C IIは軽くてコンパクトなので持ち出す回数が多いです。

 

GXR, Summicron 50mm f/2 1st Collapsible

最も使用したフィルムカメラ α-7700i は、故障したミノルタα-7の代わりに2024年初頭に購入したものです。アキュートマットのファインダーが見やすく、80年代後半に発売されたカメラにしてはオートフォーカスも正確です。以前使用していたα-Sweet II(2001年発売)より満足度は高いです。

 

GXR, Summicron 50mm f/2 1st Collapsible

使用回数が最も多かったレンズ TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 は鏡筒の長さが117mm、重量は540グラムと少し大きく少し重いですが、F2.8通しで明るくオートフォーカスが早いので散歩、室内撮影、遠出など多くのシチュエーションで活躍しています。

 

GXR, Summicron 50mm f/2 1st Collapsible

二番目に使用回数が多かったレンズはFE 50mm F1.2 GMでした。明るくボケがきれいで描写がとてもよいです。

 

GXR, Summicron 50mm f/2 1st Collapsible

レンズの使用頻度は年によって変わるので、2025年はどのレンズをよく使うか自分でも予想がつかないです。

 

GXR, Summicron 50mm f/2 1st Collapsible

今年も本ブログを見ていただきありがとうございました。

よいお年をお迎えください。

東京ミッドタウン日比谷, α7C II

α7C II, C Sonnar T* 1.5/50 ZM

クリスマスが近いのでクリスマスツリー(みたいなもの)を撮りました。場所は東京ミッドタウン日比谷です。「モアナと伝説の海2」と書かれています。ディズニーの映画です。

 

α7C II, C Sonnar T* 1.5/50 ZM

カメラはα7C II、レンズはC Sonnar T* 1.5/50 ZMです。C Sonnar T* 1.5/50 ZMはMマウント用のマニュアルフォーカスレンズで、Carl Zeissとコシナのコラボで生まれたレンズです。Carl Zeissがレンズ設計を行いコシナが製造しています。2006年の発売です。

 

α7C II, C Sonnar T* 1.5/50 ZM

明るいレンズなので夜の撮影にも向きます。

 

α7C II, C Sonnar T* 1.5/50 ZM

α7C II, C Sonnar T* 1.5/50 ZM

玉ボケは縁がつくタイプのものですが、非球面レンズを使用していないため年輪ボケは生じません。

 

α7C II, C Sonnar T* 1.5/50 ZM

α7C II, C Sonnar T* 1.5/50 ZM

絞り開放でとると周辺部分での非点収差が目立ちます。

 

α7C II, C Sonnar T* 1.5/50 ZM

α7C II, C Sonnar T* 1.5/50 ZM

こちらはミッドタウン日比谷の近くの丸の内仲通りのイルミネーションです。

 

α7C II, C Sonnar T* 1.5/50 ZM

有楽町駅近くの線路高架下です。寒いはずですが外で飲んでいる人たちがいました。

竹芝桟橋, X-T30 II

X-T30 II, XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ

浜松町駅から東に歩いて竹芝桟橋まで散歩しました。曇り空でしたが西の方は少し青空が見えていました。

 

X-T30 II, XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ

レインボーブリッジが見えます。

 

X-T30 II, XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ

X-T30 II, XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ

客船ターミナルの前にある船の帆のオブジェ。

 

X-T30 II, XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZ

帆のオブジェの近くからターミナルの方を撮影。放射状に白い線が走っているはずですが、この位置から撮った写真では並行に見えます。錯視のようなものでしょうか。

小石川後楽園, α7C II

α7C II, APO-LANTHAR 50mm F2

小石川後楽園に紅葉を見に行きました。紅葉も後半という感じで葉が散っていましたが、十分秋の色を感じ取れました。

 

α7C II, APO-LANTHAR 50mm F2

今回使用したAPO-LANTHAR 50mm F2 AsphericalはEマウント用のレンズです。同じ名前のレンズがライカMマウントとニコンZマウント用にも発売されています。コシナのウェブページを見る限り、ソニーEマウントとニコンZマウントは同じレンズ構成(異常部分分散ガラス5枚と非球面レンズ2枚からなる8群10枚)に見えます。ライカMマウント用は似たレンズ構成ですが異常部分分散ガラスの数が2枚に減っています。デジタルライカは画像素子の前にあるガラスが他のミラーレスカメラと比べて薄いと言われていますので、画像周辺のテレセントリック性が高く、異常部分分散ガラスを多用せずとも同様の性能が実現できるのだと思われます。

 

α7C II, APO-LANTHAR 50mm F2

α7C II, APO-LANTHAR 50mm F2

マニュアルフォーカスのレンズですが、フォーカスリングがスムースでピント合わせしやすく風景を撮るには全く苦になりません。

 

α7C II, APO-LANTHAR 50mm F2

後ボケも綺麗です。

 

α7C II, APO-LANTHAR 50mm F2

逆光耐性も高いです。

 

α7C II, APO-LANTHAR 50mm F2

α7C II, APO-LANTHAR 50mm F2

α7C II, APO-LANTHAR 50mm F2

α7C II, APO-LANTHAR 50mm F2

解像度とコントラストが高く、極上の写りのレンズだと思います。

 

こんなカメラとレンズで撮りました。