2019年浄法寺山山開き
2019年4月20日(土) 快晴
このところ休日に好天が多く、今日も快晴の予報。
富士写ヶ岳にシャクナゲを見に行こうかと思ったが、まだ開花はポツポツのようなので、
久しぶりにこのお山へ。
浄法寺山(1053m)

前回登ったのはちょうど3年前の今頃で、山開きイベントの日だった。
今回も第3土曜なので、もしかしたら?と思いググってみると、やはり山開きが開催。
記念品も貰えるので、ソッコーで決定する。
麓の上浄法寺集落から登山口のある青少年旅行村に向かう。

隘路の林道を6kmほど登っていくので、スピードは控えめに。
8:51 浄法寺山青少年旅行村(標高約465m)

駐車場は多くの車でほぼ満車。
桜がちょうど満開だった。

前回は散り始めていたので、例年より長持ちしているのだろう。

受付(登山届)を済ませ、記念品をGET。

内容は前回とほぼ同じで、軍手、オリジナルシールと永平寺のお守り。
シールが1枚減った代わりに、popさんが欲しがりそうなクマ除けの大きな鈴。

9時を回り、開山祭の神事がスタート。

登山スタート(テープカット)は10時からだが、ほとんどのハイカーがフライング(笑)

正直、浄法寺山をピストン(往復約4~5時間)する場合、10時スタートだと少し遅い。
ツツジが原コース(CT80分)か直登コース(CT50分)か迷ったが、今回も後者をチョイス。
9:02 冠岳直登コース登山口(清水小場)(標高約465m)

前回(1h7m)より亀足が加速しているので、冠岳までの目標CTは1時間30分。
橋を渡って階段を登っていく。

ミヤマキケマン(深山黄華鬘)

ケシ科キケマン属の越年草で有毒植物。
序盤から急登だが、まだ序の口。

日差しが容赦なく照り付け、汗が滴り落ちる。

タチツボスミレ(立坪菫)

スミレ科スミレ属の多年草。
前半の急登が終了(9:43)

既に40分が経過し、前回(33分)より遅れ気味。
トキワイカリソウ(常盤碇草)

メギ科イカリソウ属の多年草。
ここから先がこのコースの正念場。

冠岳までの残り270mで標高差165mを登る激登で、平均勾配率は61%(斜度31度)

イワウチワ(トクワカソウ)(岩団扇、徳若草)

イワウメ科イワウチワ属の多年草。
冠岳山頂はまだまだ先(10:06)

既に1時間が経過と予想?通りの亀足ぶり(笑)
前回はこの辺りで鯉のぼりを落としてしまい、T〇さんに回収して貰った(笑)

ようやく稜線(展望台分岐)に到着(10:35)

山頂に向かう前に、絶景を観賞。

ホームの文殊山もハッキリと視認できた。

10:38 冠岳山頂(標高838m)

タイムは1時間36分と、ゆるゆるな目標(1h30m)すらオーバーするふがいない有様。
今日はここで引き返そうかな?(笑)
到着時は誰もいなかったが、ソロの男性が展望台側から登ってこられた。

男性は10時から登り始めたそうだ。すげー
レーションで栄養補給。

重い腰を上げて、浄法寺山に向かう(10:51)

ここから浄法寺山までは2度のアップダウンを繰り返す。

ショウジョウバカマ(猩々袴)

メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草。
前回はイワウチワ(トクワカソウ)が咲き誇っていたが、今回はチラホラ。

見頃はもう少し先のようだ。
11:05 冠新道合流点(標高約790m)

前方に南丈競山(1045m)が見えてきた。

前回はseasunさんに拉致されて誘われて小屋まで行ったが、今日はどうしよう…

鞍部から先は山頂まで登り一辺倒(11:09)

谷筋にチラホラ残雪が見えるが、道はどうなのだろう?
予想通り、10分ほど歩くと残雪が登場(11:20)

ただしこの付近はチラホラある程度で、歩行には全く支障なし。

前方に浄法寺山頂が見えてくると、残雪が一気に増えてくる(11:38)

前回は山頂直下に僅かにあった程度だったが、今年はかなり手前から雪道となる。

緩やかなのでツボ足でも問題ないが、

マンサクのダンジョンが行く手を塞ぐので、ルートファインディングが忙しい。

また融雪による水溜りが多く、スパイク長靴の方が良かったかも。

山頂まで10分、がんばって!!の看板(12:05)

ワイヤーが切れてしまっているようで、このままだと無くなってしまいそう。
今年は暖冬だったと言われているが、それは下界の話で、

標高1000m超はむしろ大雪だったようだ。
毎年参加されている方に聴いたところ、4月でここまで残雪が多い年は珍しいそうだ。

山頂直下の急坂部分は、ステップが崩落しかかっていたのでひと苦労。

12:26 浄法寺山山頂(標高1053m)

タイムは3時間24分と、前回(2時間26分)より1時間遅れ。
登頂記念の三角点(二等:浄法寺山)タッチ。

前回山頂部には全く雪がなかったが、10㎝ほどの残雪が一面を覆っていた。
今日も純白の白山連峰を遥拝。

でもよ~く見ると、先週文殊山で遥拝した時より、雪解けが進んでいる感じ。

加越国境の山々もまだ残雪が目立つ。

雲1つない青空が広がり、経ヶ岳(1625m)や荒島岳(1523m)もくっきり。

奥越の山々もずらり勢揃い。

今年のヤマシャクは早いのかな?

部子山(1464m)の右奥には日本三百名山の冠山(1257m)

南丈競山(1045m)、北丈競山(964m)と続く縦走路。

向こうでお昼にしようかと思ったが、亀足でさらに時間がかかりそうなのでパス。

絶景を見ながらランチ。

残雪で冷やしたビアはたまりません(笑)

地元ケーブルテレビの方が山開きを取材されていた。

放送は1ヶ月ほど先だそうだが、もし見苦しいヤツが写っていたらご容赦を(笑)
そろそろ降りることにする(13:17)

下りもマンサクダンジョンの攻撃が続く。

何度か道を間違いました(笑)
マンサク(満作)

マンサク科マンサク属の落葉小高木。
ダンジョンが終了しても、雪解け水が流れているので足の置場にひと苦労。

また気温が上がって雪が緩くなっているので、ゴボる回数も増加。

いっぱい大穴を開けてしまい、ごめんなさい(笑)
下りも2度の登り返しが待っている(汗)

イワウチワに元気を貰いながら、よたよた登っていく。

14:07 冠新道合流点(標高約790m)

残るは冠岳への登り返しだけ(14:11)

14:22 冠岳山頂(標高838m)

ここで小休止。
下りはツツジが原コースにしようかと思ったが、直登コースをピストン(14:33)

直登コースを下るのは今回が初めて。
ツツジが原コースの方がなだらかとされるが、それは稜線部分だけで、

ツツジが原からしし岩にかけては岩渡りが多く、むしろ歩きづらい。
慎重に急坂を下る必要はあるが、個人的にはこちらの方が歩き易いと思う。

タムシバ(田虫葉)

モクレン科モクレン属の落葉広葉樹。
旅行村のバンガローが見えてきた(15:12)

15:21 冠岳直登コース登山口(清水小場)(標高約465m)

下りは2時間4分。
どういたしまして(笑)

下山後は禅の里で汗を流して帰宅する。
定番のかけうどん&かき揚げが値上げ(220円→270円)されていた。

それでもまだ十分安いですが。
予想以上の残雪に少し苦戦したが、絶好の山開き日和で絶景を堪能。
残雪や明日投票日の統一地方選の影響なのか、例年より静かな山開きでした。
やっぱり、山っていいね!
冠岳(838m)・浄法寺山(1053m)
標高差593m
登り 3時間24分、下り 2時間4分、TOTAL 6時間19分
今年1回目・通算4回目
出会った人 40人ぐらい 出会った動物 なし
2019年:16・17座目
☆☆☆ランキング参加中です。☆☆☆


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このところ休日に好天が多く、今日も快晴の予報。
富士写ヶ岳にシャクナゲを見に行こうかと思ったが、まだ開花はポツポツのようなので、
久しぶりにこのお山へ。
浄法寺山(1053m)

前回登ったのはちょうど3年前の今頃で、山開きイベントの日だった。
今回も第3土曜なので、もしかしたら?と思いググってみると、やはり山開きが開催。
記念品も貰えるので、ソッコーで決定する。
麓の上浄法寺集落から登山口のある青少年旅行村に向かう。

隘路の林道を6kmほど登っていくので、スピードは控えめに。
8:51 浄法寺山青少年旅行村(標高約465m)

駐車場は多くの車でほぼ満車。
桜がちょうど満開だった。

前回は散り始めていたので、例年より長持ちしているのだろう。

受付(登山届)を済ませ、記念品をGET。

内容は前回とほぼ同じで、軍手、オリジナルシールと永平寺のお守り。
シールが1枚減った代わりに、popさんが欲しがりそうなクマ除けの大きな鈴。

9時を回り、開山祭の神事がスタート。

登山スタート(テープカット)は10時からだが、ほとんどのハイカーがフライング(笑)

正直、浄法寺山をピストン(往復約4~5時間)する場合、10時スタートだと少し遅い。
ツツジが原コース(CT80分)か直登コース(CT50分)か迷ったが、今回も後者をチョイス。
9:02 冠岳直登コース登山口(清水小場)(標高約465m)

前回(1h7m)より亀足が加速しているので、冠岳までの目標CTは1時間30分。
橋を渡って階段を登っていく。

ミヤマキケマン(深山黄華鬘)

ケシ科キケマン属の越年草で有毒植物。
序盤から急登だが、まだ序の口。

日差しが容赦なく照り付け、汗が滴り落ちる。

タチツボスミレ(立坪菫)

スミレ科スミレ属の多年草。
前半の急登が終了(9:43)

既に40分が経過し、前回(33分)より遅れ気味。
トキワイカリソウ(常盤碇草)

メギ科イカリソウ属の多年草。
ここから先がこのコースの正念場。

冠岳までの残り270mで標高差165mを登る激登で、平均勾配率は61%(斜度31度)

イワウチワ(トクワカソウ)(岩団扇、徳若草)

イワウメ科イワウチワ属の多年草。
冠岳山頂はまだまだ先(10:06)

既に1時間が経過と予想?通りの亀足ぶり(笑)
前回はこの辺りで鯉のぼりを落としてしまい、T〇さんに回収して貰った(笑)

ようやく稜線(展望台分岐)に到着(10:35)

山頂に向かう前に、絶景を観賞。

ホームの文殊山もハッキリと視認できた。

10:38 冠岳山頂(標高838m)

タイムは1時間36分と、ゆるゆるな目標(1h30m)すらオーバーするふがいない有様。
今日はここで引き返そうかな?(笑)
到着時は誰もいなかったが、ソロの男性が展望台側から登ってこられた。

男性は10時から登り始めたそうだ。すげー
レーションで栄養補給。

重い腰を上げて、浄法寺山に向かう(10:51)

ここから浄法寺山までは2度のアップダウンを繰り返す。

ショウジョウバカマ(猩々袴)

メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草。
前回はイワウチワ(トクワカソウ)が咲き誇っていたが、今回はチラホラ。

見頃はもう少し先のようだ。
11:05 冠新道合流点(標高約790m)

前方に南丈競山(1045m)が見えてきた。

前回はseasunさんに

鞍部から先は山頂まで登り一辺倒(11:09)

谷筋にチラホラ残雪が見えるが、道はどうなのだろう?
予想通り、10分ほど歩くと残雪が登場(11:20)

ただしこの付近はチラホラある程度で、歩行には全く支障なし。

前方に浄法寺山頂が見えてくると、残雪が一気に増えてくる(11:38)

前回は山頂直下に僅かにあった程度だったが、今年はかなり手前から雪道となる。

緩やかなのでツボ足でも問題ないが、

マンサクのダンジョンが行く手を塞ぐので、ルートファインディングが忙しい。

また融雪による水溜りが多く、スパイク長靴の方が良かったかも。

山頂まで10分、がんばって!!の看板(12:05)

ワイヤーが切れてしまっているようで、このままだと無くなってしまいそう。
今年は暖冬だったと言われているが、それは下界の話で、

標高1000m超はむしろ大雪だったようだ。
毎年参加されている方に聴いたところ、4月でここまで残雪が多い年は珍しいそうだ。

山頂直下の急坂部分は、ステップが崩落しかかっていたのでひと苦労。

12:26 浄法寺山山頂(標高1053m)

タイムは3時間24分と、前回(2時間26分)より1時間遅れ。
登頂記念の三角点(二等:浄法寺山)タッチ。

前回山頂部には全く雪がなかったが、10㎝ほどの残雪が一面を覆っていた。
今日も純白の白山連峰を遥拝。

でもよ~く見ると、先週文殊山で遥拝した時より、雪解けが進んでいる感じ。

加越国境の山々もまだ残雪が目立つ。

雲1つない青空が広がり、経ヶ岳(1625m)や荒島岳(1523m)もくっきり。

奥越の山々もずらり勢揃い。

今年のヤマシャクは早いのかな?

部子山(1464m)の右奥には日本三百名山の冠山(1257m)

南丈競山(1045m)、北丈競山(964m)と続く縦走路。

向こうでお昼にしようかと思ったが、亀足でさらに時間がかかりそうなのでパス。

絶景を見ながらランチ。

残雪で冷やしたビアはたまりません(笑)

地元ケーブルテレビの方が山開きを取材されていた。

放送は1ヶ月ほど先だそうだが、もし見苦しいヤツが写っていたらご容赦を(笑)
そろそろ降りることにする(13:17)

下りもマンサクダンジョンの攻撃が続く。

何度か道を間違いました(笑)
マンサク(満作)

マンサク科マンサク属の落葉小高木。
ダンジョンが終了しても、雪解け水が流れているので足の置場にひと苦労。

また気温が上がって雪が緩くなっているので、ゴボる回数も増加。

いっぱい大穴を開けてしまい、ごめんなさい(笑)
下りも2度の登り返しが待っている(汗)

イワウチワに元気を貰いながら、よたよた登っていく。

14:07 冠新道合流点(標高約790m)

残るは冠岳への登り返しだけ(14:11)

14:22 冠岳山頂(標高838m)

ここで小休止。
下りはツツジが原コースにしようかと思ったが、直登コースをピストン(14:33)

直登コースを下るのは今回が初めて。
ツツジが原コースの方がなだらかとされるが、それは稜線部分だけで、

ツツジが原からしし岩にかけては岩渡りが多く、むしろ歩きづらい。
慎重に急坂を下る必要はあるが、個人的にはこちらの方が歩き易いと思う。

タムシバ(田虫葉)

モクレン科モクレン属の落葉広葉樹。
旅行村のバンガローが見えてきた(15:12)

15:21 冠岳直登コース登山口(清水小場)(標高約465m)

下りは2時間4分。
どういたしまして(笑)

下山後は禅の里で汗を流して帰宅する。
定番のかけうどん&かき揚げが値上げ(220円→270円)されていた。

それでもまだ十分安いですが。
予想以上の残雪に少し苦戦したが、絶好の山開き日和で絶景を堪能。
残雪や明日投票日の統一地方選の影響なのか、例年より静かな山開きでした。
やっぱり、山っていいね!
冠岳(838m)・浄法寺山(1053m)
標高差593m
登り 3時間24分、下り 2時間4分、TOTAL 6時間19分
今年1回目・通算4回目
出会った人 40人ぐらい 出会った動物 なし
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