タイは明日からソンクラン休暇に入る方も多いと思うが、予定はお決まりだろうか?
全く何も考えてなかったけど、やっぱりどこかタイ以外の国に行きたい! という方に、カンボジアの秘島と呼ばれる「ロン島」(Koh Rong)をおすすめしたい。
ロン島
僕は今年の正月をこのロン島で迎えたのだが、タイの島に勝るとも劣らない素晴らしいビーチだった。
海水は透明度が高く、ビーチは真っ白な鳴き砂でとても美しく、印象に残っている。
白砂のビーチとして名高いタイのリペ島のサンライズビーチに初めて行った時のことを思い出した。
ロン島とは
カンボジア随一のビーチリゾートとして開発が進むシアヌークビル。そのシアヌークビル沖にロン島はある。
シアヌークビルの開発が進む中で、アイランドリゾートとしてロン島も注目を浴びている。
実は、ロン島はパーティーアイランドというもう一つの側面を持ち、パーティー好きな欧米のバックパッカーが集まり始めている。
フルムーンパーティーも行われており、カンボジアのパンガン島といった存在になりつつある。
ロン島は2つある?
上の地図の通り、ロン島には、ロン島(Koh Rong)とロンサンレム島(Koh Rong Samloem)の2つの島がある。前者のロン島にはBARが立ち並ぶビーチがあり、夜ある程度遊びたい方には、ロン島がおすすめだ。
ロンサンレムはもっと素朴な島で、BARなどもほとんどなく観光客もロン島に比べて少ない。まったりしたいならロンサレム島がおすすめだ、と地元の人は言っていた。
僕は、ニューイヤーということもありロン島の方に行ってきたので、今回はロン島についての話になる。
ロン島についての情報は以下のブログが参考になるので、興味のある方はぜひ一読して欲しい。
- ロン島 旬はこれから! アイランドリゾートの新定番
http://krorma.com/magazine/f1-31_rong-island/ - カンボジアの海がキレイすぎる離島! ロンサレム島へ行ってきたぞ!
http://kazutabi.com/2116/ - カンボジアの秘島 ロン島にて
http://takakkinen.blogspot.jp/2014/04/2014415.html - KOH RONG ISLAND OFFICIAL SITE
https://visitkohrong.com/
ロン島への行き方
シアヌークビル・セレンディピティビーチ
バンコクからカンボジア・シアヌークビルまでは、まずプノンペンまで飛行機で行き、そこからバス(約4時間)で向かうのが一般的だ。
プノンペン発シアヌークビル行きのバス
ロン島へはシアヌークビルのセレンディピティビーチ(Serendipity Beach)の北端からスピードボートかフェリーで向かう。
ボートのチケットは、埠頭や旅行代理店で売っている。
カンボジアもソンクランは連休なので、ボートは混雑が予想される。セレンディピティビーチに着いたら、出来るだけ早めにチケットは手配した方が良いだろう。
所要時間は、スピードボートなら約40分、フェリーなら2時間程度。
僕はスピードボートで行ったのだが、ハンパじゃなく揺れた。
今まで乗ったスピードボートの中でもダントツの揺れで、乗客の8割程がリバースし、船内はプチ修羅場と化していた。
これまで乗り物酔いはほとんどしたことがなかったが、この日はさすがに少し気持ち悪くなった。
帰りのスピードボートは行きよりもさらに揺れ、おまけに途中でガス欠になり、海上給油するなど散々だった。
乗り物酔いする方は、必ず酔い止めを飲んで行くか、時間はかかるがフェリーで行くことをおすすめする。
こう言ってしまうと、行く気が失せてしまうかもしれないが、島好きなら苦労して行くだけの価値はあるはず。
真っ白な鳴き砂のビーチ
シアヌークビルからのボートは、ロン島のトーイビーチに着く。
このトーイビーチがBARが立ち並ぶ島一番の賑やかなビーチになる。
埠頭周辺の夜の雰囲気
ゲストハウスなどの安宿もこの埠頭付近に密集している。安いところなら10$程度から泊まれる。
トーイビーチは一番賑やかなビーチと言っても、BARが並ぶのは埠頭付近のみ。北に進めばBARもなく、静かで落ち着いた雰囲気になる。
トーイビーチの動画
僕はこのトーイビーチの北にあるバンガローに泊まった。ハイシーズン料金で1泊50$したが、ビーチが目の前でとても快適なバンガローだった。
トーイビーチの他にもビーチはいくつかあるが、中でも人気なのは全長7kmも白砂が続くというロングビーチだ。この地図の「Sok San Beach」がロングビーチ。
僕は時間がなく、ロングビーチには行けなかったのだが、次回はロングビーチを目当てに訪れようと考えている。
ロン島のネット環境
休暇で島に来ているとは言え、気になるのはネット環境。
まずバンガローやゲストハウスの部屋ではネットは繋がらないと考えた方がいい。
一部のレストランではフリーWiFiを提供しているので、ネットに繋ぎたい場合はそういった場所を利用するしかない。
僕は、シアヌークビルでカンボジアのSIMカードを買っていたが、ロン島はかなり電波が悪く、繋がらないことも多かった。
たまにはネットから遮断された環境に身を置くのも悪くないが、絶対にネットが使えないとまずい、という方にはロン島はおすすめできない。
また、日中は電気が使えなくなるバンガローがほとんど。夕方から朝までは使えるのでそれほど不自由することはないが、ビーチで遊んでいる間に電子機器の充電をするというようなことはできないので注意。
サンドフライに注意!
僕が泊まったトーイビーチには、サンドフライがいた。
トリップアドバイザーでも話題になっているので、ロン島でサンドフライに刺される人はやはり多いのだろう。
僕もいつの間にか刺されていて、1週間程度痒みが引かず苦しんだ。
サンドフライ対策については、下記のブログが参考になる。
- サンドフライ対策を考える
http://homepage2.nifty.com/treknz/sandfly.html
心配な方は、このブログに書かれている虫除けと抗ヒスタミン剤を持って行っていくことをおすすめする。
ロン島に行くなら今!
ロン島、いかがだろうか。
秘島というイメージはもう薄れてしまっているが、まだまだ観光客も少なく、まったりと落ち着ける素晴らしい島だと個人的には思っている。
だが、おそらくあと何年かすればタイのピピ島のような雰囲気になっているだろう。
スピードボートの揺れ、ネット環境、日中の停電、サンドフライがいる、とネガティブな面もあるが、それらもすべて楽しめるという方はぜひ今の内に行ってみて欲しい。
きっと気に入ってもらえると思う。
その他、タイ国内と周辺諸国のおすすめの旅シリーズはこちら。
「ドローンで行く! タイ国内と周辺諸国 絶景の旅」
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それでは皆さま良い休暇を!
Sawatdii Pii Mai Krap !!