「最後にチャオプラヤー川を見たのはいつですか?」
観光客なら必ず一度はリバーサイドを訪れると思うが、スクンビットに暮らす在住者にとってはそれほど身近ではない。 川沿いに来るのは、アテンド時のみ。という方も少なくないのではないだろうか。
昨年末に「ICONSIAM」がオープンして、久しぶりに川沿いに足を運んだが、やはり川沿いは非日常感があっていい。
せっかくチャオプラヤー川まで来たのなら、川沿いのレストランで夕日を眺めながらディナーを楽しみたいものである。
ワット・アルンを臨むレストランは予約必須なイメージで、気軽にふらっと立ち寄る感じでもない。
もっとカジュアルに、気取らずに食事と景色を楽しみたいときもあるだろう。
そんなときにオススメしたいのが、王宮から徒歩5分の川沿いの商業施設「Tha Maharaj(ターマハラート)」内にあるタイ料理レストラン「Savoey(サボイ)」だ。
ターマハラートって知ってる?
ターマハラートのテラスからはチャオプラヤー川を一望できる
そもそもターマハラートってどこ? というアナタのために簡単に場所を説明しておこう。
ターマハラートは王宮(ワット・プラケオ)から徒歩5分、チャオプラヤー川に面した商業施設である。
アクセスは最後に詳しく紹介するが、BTSサパーンタクシン駅からチャオプラヤー川ボートに乗り、ターチャン船着き場で下船、そこから徒歩5分ほど。
観光客向けのチャオプラヤーエクスプレスボートであれば、「マハラート船着き場」で降りれば、そこがターマハラートだ。
マハラート船着き場
ターマハラートには、スタバなど数軒のカフェや飲食店、雑貨店などが入居している。サボイは2階の北端、チャオプラヤー川に面したベストロケーションだ。
サボイ・ターマハラート店
サボイはテラスがサバイ!
せっかくここまで足を伸ばしたのであれば、ぜひテラス席に座ってほしい。
開閉式の屋根がついているので、天気の心配もない。オープンエアーの開放感の中、サンセットを堪能できる。
これからの季節、蒸し暑くなりテラス席どころではないかもしれないが、少しの暑さは我慢してぜひテラス席を。
気取らずに川エビをがっつこう!
ジャイアント川エビ
今回は気取らないサンセットディナーがコンセプトなので、インスタ映えするような小洒落た料理ではなく、川エビの炭火焼きをいただく。
せっかくなので、普通の川エビとジャイアント川エビの2種類をオーダー。ジャイアント川エビはロブスターに引けを取らないサイズ。
生け簀から揚げたばかりの川エビを店内にあるグリルステーションでじっくり炭火で焼き上げる。
こっちが普通の川エビ
まずはジャイアントから。
見た目のジューシーさは文句なし。だが、得てしてジャンボサイズは大味なことが多く、さほど期待せずまずはひと口。
ハッ?!
クッソうまいんですけど……
ロブスターよりも甘味があるし、噛むほどにエビの風味が口の中に広がる。
えび味噌と絡めれば、それはもう幸せの一言。
正直、ロブスターよりも全然こっちのほうが旨い。
普通の川エビはどうかな〜?
こっちはこっちでエビの旨味が凝縮されていて、ぷりぷりの歯ごたえも◎
ふた口程で食べられるのであっというまに一皿(1kg)を平らげてしまった。
気づけばいい感じに日が傾いている。
屋根が開放され、サンセットのパノラマビューが広がる。
川の向こうに沈みゆく夕日を眺めながら川エビにがっつく。非日常感たっぷりのワンシーン。
在住者でも旅行者気分を存分に味わえると思うし、バンコクってやっぱりいいところだなぁと、改めて感じられるはずである。
ガパオも必食!
豚挽肉のガパオ(ガパオムーサップ)
そのほか、サボイではおなじみのトムヤムクンやプーパッポンカリーも外せない。トムヤムクンはちょっと甘めなので、甘いトムヤムが苦手な方は、「甘くしない」でと注文時にお願いしたほうがいい。
あと、ガパオ(ムーサップ)も旨い。甘辛いそぼろは日本人好みの味付けだ。
サボイに来たら、ぜひガパオ(ムーサップ)を忘れずにオーダーしてほしい。
トムヤムクン
川沿いで気取らずにタイ料理パーティ!
それでは最後に、BTSサパーンタクシン駅からサボイ・ターマハラート店まで、チャオプラヤー川ボートを使った行き方を詳しくご紹介しよう。
BTSサパーンタクシン駅からサボイ・ターマハラート店への行き方
BTSサパーンタクシン駅2番出口
2番出口を出て、直進。
このカウンターで「ターチャン」行きの乗船券を購入。20B。
船が来たら乗り込む。
景色を楽しむなら左側がおすすめ。
しばらくすると最新の商業施設「ICONSIAM」が見えてくる。
ICONSIAM
さらに進むと、今度はワット・アルンだ。何度見ても感動してしまうのはなぜだろうか。
ターチャン船着き場
ワット・アルンの次がターチャン船着き場だ。
ターチャン船着き場出ると、右手には王宮が見える。
王宮がある角を左折。
そのまま道なりに歩く。
徒歩5分ほどでターマハラートに到着。
階段で2階に上がり、右のほうへ進む。
サボイ・ターマハラート店
ここがサボイ・ターマハラート店だ。
サボイ・ターマハラート店舗詳細
- 店名:Savoey Tha Maharaj(サボイ・ターマハラート店)
- 営業時間;11時〜22時(L.O.21時半) 無休
- 住所:Tha Maharaj(ターマハラート)2階
- 電話:02-024-1317
- 料金:ジャイアント川エビ(1,000B/尾)、川エビ(1,000B/10尾)
- HP:http://bit.ly/2E3gIvq
- FB:https://www.facebook.com/savoeyrestaurant