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【Movie】2018年観たい映画 #検察側の罪人 #グレイテストショーマン #恋は雨上がりのように #インクレディブルファミリー

movie 2018年観たい映画 . iRoakg まだ、映画の画像がないので 原作の表紙を貼っておきます…… 検察側の罪人 東宝Web これは、  【review】2017å¹´ 私が観て良かった映画  ã§ã‚‚触れたとおり今年1番観たい映画です。 原作が好き、とか映画としてどう、とかそんなんじゃなくて木村拓哉と二宮和也の共演に興味があるから。 いや、ホント、ミーハー根性で観たいだけです。 この二人の映画でジャニーズ映画だったらどうしよう…… グレイテスト・ショーマン グレイテスト・ショーマン 公式HP 『ラ・ラ・ランド』のスタッフ……?と思ったら音楽ね。音楽のスタッフが同じなのね。 嫌いじゃない気がする。 2月16日公開だそうです。 恋は雨上がりのように 恋は雨上がりのように 公式HP こちらは観たい!というよりは映画化するんだー、って感じ。 原作も少ししか読んだことがないのですが。 他にも漫画原作の映画は掃いて捨てるほどあるのですが、何故これだけピックアップしたかと言うと え? 大泉洋……? と思ったから。女子高生がバイト先の店長のオジサンに恋をする……という話だったと思うけど、え? 大泉洋……? もう一度、聞く。大泉洋なの? こちらは5月25日公開だそうです。 インクレディブル・ファミリー インクレディブル・ファミリー DisneyMovie そう言えば、Mrインクレディブルの続編が……って聞いたわね。 ディズニーはもうすぐ「リメンバー・ミー」の公開もありますね。 PIXAR作品は私が好き、というよりは子供が好きだから一緒に観る……という方が多いのですが、PIXAR作品は続編、となると大人の感傷にひたる……みたいな作品になりがちなので「泣けました!」みたいな傾向が強いイメージ。 「泣けました!」「大人でも楽しめます!」みたいな。 泣かさないで楽しめる作品なら良いんだけどな……どうなんだろう。 こちらは8月1日公開。 さて、どんなに頑張っても春先の映画情報しか入っては来ないので、夏の映画でまた興味があるものが出てくると良いのですが…… 全てを観るか...

【review】2017å¹´ 私が観て良かった映画 #シンゴジラ #美女と野獣 #この世界の片隅に #ウォルト・ディズニーの約束

review 2017å¹´ 私が観て良かった映画 . iRoakg 今年は20作品観ました。 月2本くらい……と思っていましたが、まあ、そこまではいきませんでしたね。 とりあえず、今年観て良かった作品をご紹介します。 2017å¹´ 私が観て良かった映画 まあ、とりあえず「お前に言われなくっても良かったわ!」という作品から。 映画『シン・ゴジラ』★★★★4.0点。 やっと観ました。 ゴジラ愛に溢れた作品でした。 妥協も沢山したかもしれないけど、好きなものを詰め込んだ!とい… https://t.co/FxyskccloN #Filmarks #映画 — かおり (@iRoakg) 2017å¹´3月26日 公開前に同僚から「ゴジラでしょ?観たいの?」と首をかしげられましたが、庵野秀明☓ゴジラでしょ?!観る以外考えられないでしょ?! と思ったけど、もしかしてエヴァとかミリタリー的なものとか、ゴジラが好きじゃなければあまり刺さらないのかしら。 色々と至らない部分もあったけど、少しでも垣間見たいものが見えたから楽しかったなあ。 映画『美女と野獣』★★★★4.5点。 エマ・ワトソンは幸福な女性だ。 何度も、暗記する程観た映画を改めて実写版で観ながら、ベルに憧れた10代の頃を思… https://t.co/X6lzN21MAJ #Filmarks #映画 — かおり (@iRoakg) 2017å¹´5月21日 こちらも、言わずと知れた今年の人気作品。 私も映画館で、レンタルで1回ずつ観ました。 まあ、実写版がどうのというより、そもそもオリジナルの『美女と野獣』が面白いのよ。 西遊記をどうアレンジしても面白いのと一緒よ。 映画『この世界の片隅に』★★★★4.0点。 どこにでもいる女の子が、両親、兄弟と暮らしていて。 少し気になる男の子がいたり。 お嫁にいったり。 … https://t.co/ez3BkLD8nV #Filmarks #映画 — かおり (@iRoakg) 2017å¹´9月16日 これは、本当に映画館で観たかった。 クラウドファンディングで制作が決まった!という時からずっと楽しみにしていました。 原作が大好きなんです。 何...

【travel】三鷹の森ジブリ美術館

travel 三鷹の森ジブリ美術館 . iRoakg 宣言通り、秋の三鷹の森ジブリ美術館へ行ってまいりました。 相変わらず人が多い💦 今回は2歳になった娘がそこそこ歩けるので連れていきました。 三鷹の森ジブリ美術館へ。 日も出ていて暖かく、過ごしやすい日で良かったです。 今回も三鷹駅から出ているバスで美術館へ。 館内に入るのは前回よりもスムーズだったので、「あれ?空いてる?」と思ったものの。 全然そんなことありませんでした(笑) エレベーターで2階まで上がり、子供たちはねこバスの場所で遊びました。 更に屋上のロボット兵のいる広場を散策し、戻って常設展を見て…… カフェ麦わら帽子で休憩(笑) 今回も飲んだ麦茶。 煮出してあるらしくとても美味しい! 温/冷 ¥80 他には、ホットドッグ(¥500)やコロッケ(¥400)を食べました。 これは、外で売っている軽食で、レストランはいつも満席……一度食べてみたいです。 今度行ってみようかな……でも、こども連れてバタバタで食べたくないなぁ😞 映画館で買えるパンフレット。 これがある事に、今回初めて知りました。 映画館の左手側の受付みたいな所で売ってます。 そして、これが今回の本命! 土星座(映画館)で観れる『めいとこねこバス』。 タイトルで解る通り、『となりのトトロ』のスピンオフ的な作品です。 めいがこねこのねこバスと出会って……というストーリー。 ねこバス沢山出てきた! というかバスだけじゃなかった! トトロの声、なんか変……と思ったら、トトロの声は宮崎駿監督がやっていたそう。 どおりで、映画で聞いた声じゃなかった…… 土星座の映画は月毎に6作品くらいを繰り返し上映しています。 『めいがこねこバス』もまた半年後くらいに上映されるのではないでしょうか。 上映スケジュールはネットで確認出来ます。 しかし、『毛虫のボロ』、そろそろ公開じゃなかった? 春になったら公開になる? 本当は9月公開って聞いてたけど……… あ、ハイ、黙って待ちます……。

【movie】インサイドヘッド/フェンス

ネタバレを含む、個人の主観の強い感想です。 あらかじめご了承ください。 movie インサイドヘッド/ . iRoakg インサイドヘッド 映画『インサイド・ヘッド』★★★3.0点。 子供から大人へ。 可愛らしいキャラクターが得意なのに何故か子供時代との訣別を描くのは「ピクサーらしい」脚本… https://t.co/Jz2msKjb5V #Filmarks #映画 — かおり (@iRoakg) 2017å¹´6月17日   うーん、地上波で流れたので始めて観ましたが。 いきなりですが、ビンボンを見て即座に『いけちゃんとぼく』が思い浮かびました。 クリエイターになるよう人は結構、こういう存在がいるものなのでしょうか。 私はいなかったので。 多分。忘れただけ……ではないと思う。 filmarksの感想にも書いてますが、PIXARらしい、大人と子供の分岐点、というか子供時代からの別離、みたいなものを描いている映画だと思います。 しかし、映画館で観た人に聞いたら地上波は結構切ってるみたいですね。 ストーリーに大きく影響してはいないみたいですが、それが加わることでどう印象が変わるのかな?とは思います。 正直、地上波も途中で少し持て余したところがあったので。 見ていないシーンが加わることでそこが良いシーンに変わるのか、間延びした時間が増えるのか。 直近で観る予定はありませんが、いつかちゃんと観たいな。 フェンス 映画『フェンス』★★★★4.0点。 タイトルから勝手にアパルトヘイトの話かな?と思っていたら、違った。 人種差別の話か?と思ったら、これも違う。 夢… https://t.co/URxKNidipB #Filmarks #映画 — かおり (@iRoakg) 2017å¹´6月25日 日本劇場未公開作品。 観終わってから知りました。 filmarksで評判が良く、グーグルのレンタルで観られたので軽い気持ちで観たら。 デンゼル・ワシントン、喋る喋る。 元が舞台の作品だそうで、大きな場面転換はなく台詞が主体です。 その喋るデンゼル・ワシントンに、絶妙な間...

【movie】ウォルト・ディズニーの約束/天国の約束

movie ウォルト・ディズニーの約束/天国の約束 . iRoakg ウォルト・ディズニーの約束 本文 映画『ウォルト・ディズニーの約束』★★★★★5.0点。 何から語れば良いんだろう。 素直に、幸せな気分になれる映画でした。 ウォルト・ディズニーが挑… https://t.co/SvjsqWokVg #Filmarks #映画 — かおり (@iRoakg) 2017å¹´5月3日 忘れてた。 観たのを忘れたんじゃなくて、感想を書くのを忘れてた。 『シンデレラ』や『美女と野獣』より先に観ていたのに。 さて。 本作は映画『メリー・ポピンズ』のウォルト・ディズニーと原作者のトラヴァース夫人の物語。 ……文句ない。 とりあえず、今年の1番。 『メリー・ポピンズ』をザザッと調べたら、公開は1964年公開の映画で、ウォルトの遺作になった『ジャングル・ブック』が1967å¹´(ちなみにその前に公開していた長編アニメーションは1963年の『王様の剣』)だから、既にアニメーション映画で大成功していた上での『メリー・ポピンズ』だったんですね。 実は勝手に『メリー・ポピンズ』ってもっと初期の作品だと思ってた。 そうなってくると、シャーマン兄弟が携わっていた『イッツアスモールワールド』を展示したニューヨーク万博が1964å¹´、『メリー・ポピンズ』が同年公開、『ジャングルブック』が1967å¹´……なるほどねえ。 トラヴァース夫人の苦悩、そしてウォルト・ディズニーの過去。 「凧を上げよう」のシーンは本当に素敵です。 そして、作品の原題が『saving mr.Banks』このタイトルが全てを物語っています。 トラヴァース夫人の苦悩。ウォルト・ディズニーのしたかった事。 誰の物語だったのか。 誰を救ったのか。 子供と一緒に……というよりは大人が楽しむ映画かもしれません。 天国の約束 映画『天国の約束』★★★★4.0点。 "天国ってのはな、ラ・パロマみたいだぜ。" 多分……20年位前に深夜のテレビで観ました。深夜だったので吹替えす… https://t.co/V7Z7jm1d93 #Fi...

【movie】シンデレラ/美女と野獣

movie シンデレラ/美女と野獣 . iRoakg ネタバレしてます。 ネタバレしているので、気にされる方はご遠慮ください。 はからずともディズニー長編アニメーションの実写版2本立てになりました。 観た時期は多少違いますが…… シンデレラ 映画『シンデレラ』★★2.5点。 誰もが知っている『シンデレラ』を現代風に実写化。 シンデレラは芯が強く聡明で、王子も信念を持っていて、それぞれの人… https://t.co/PuYhhRKc4X #Filmarks #映画 — かおり (@iRoakg) 2017å¹´5月7日 いやあ……マジでさ。 なんでミュージカルじゃなかったんでしょうね。 そもそも普通にシンデレラをやることにディズニーとして何の意味があったんだろ。 『美女と野獣』についても同じ事を思うのですが、「実写化」という以上、やはりオリジナルの面白さを超える事は基本ない、と思うのです。 そもそもオリジナルが良いから実写化するんだし。 だから、オリジナルに忠実であれば及第点だとも思うのです。 多くを望むな、と。 しかし。 このシンデレラは長編アニメーション映画の『シンデレラ』とは全く別のディズニー映画『シンデレラ』だよね。 で、あれば「そんなに……」というのが正直なところ。 嫌いじゃない。でも、好きでもない。 うーーーん。 確かにディズニーにとってプリンセスは「勝てる」コンテンツではあると思う。 特に日本では競合が多いので他国よりも苦戦することも多かったはず。 そういう意味では成功の映画だったのかな…… ついでに今後も公開中の『美女と野獣』を含めて沢山の作品が実写化される。 白人キャストにするな!と騒ぎになってた『ムーラン』とか『ダンボ』『ライオンキング』も名前が上がってましたね。 本音を言えば新しい作品に力を入れて欲しいけど……まあ、作ってるか。モアナとかね。 ズートピアとかね。 ここ最近の作品と、第一期黄金期と第二期黄金期の間の作品はまだ未見の作品があるのでボチボチ観ていきたいと思います。ハイ。 美女と野獣 映画『美女と野獣』★★★...

【movie】帰ってきたヒトラー/最後の1本

ネタバレを含む、個人の主観の強い感想です。 あらかじめご了承ください。 movie 帰ってきたヒトラー/最後の1本 . iRoakg 帰ってきたヒトラー 映画『帰ってきたヒトラー』★★★★4.5点。 コメディか? 笑っていいのか? 最初から最後まで何かすごく恐ろしいものをつきつけられているような気分で… https://t.co/43NfxglZrw #Filmarks #映画 — かおり (@iRoakg) 2017å¹´4月9日 いやー、久しぶりに怖い映画を観た。 思い出したのは『es』というドイツ映画。 あ、よく考えたらこれもドイツ映画か。 恐怖の種類が同じように感じました。 『es』は米国スタンフォード大学の監獄実験をモデルにした映画で、ごく一般的な何人かの被験者を看守と囚人に分けてそれを演じる……という内容。ただの実験の役目なだけなのに、看守はどんどん凶暴になり、囚人は精神を病んでいく…… と、両方を観た人には「何が一緒なの?」と言われそうですけど。 帰ってきたヒトラーはアドルフ・ヒトラーが現代にタイムスリップしてきた!というお話。 勿論、周りの人間は「不謹慎な人間だ……」と思いながらも、滑稽にも正しくも思える彼の言葉に惹き込まれていく。 ……惹き込まれていくんです。 高そうな犬を連れたご婦人に、ヒトラーが「この犬を雑種と交配させていけば、この犬種はいずれなくなる(我々ドイツ人も、他の人種と交配し続ければ純粋なドイツ人はいなくなってしまう。それでいいのか?)」と語りかける。 ゾッとした。 米国が中東からの入国を拒否した理由はなんだった? ドイツは? 私達日本人は? 何だかんだ理由を付けていても腹の底で思ってる事を指摘された気分になる。 最初は皆、テレビに出演し始めた彼をコメディアンだと思って笑うんです。 彼の言っていることが過激で、だけど何となく共感出来て。 そして「そうかも……」と思うたびに、言葉にならない恐怖を感じるんです。 それは、私たちがこの先に待っているものを知っているから。 歴史はまるでヒトラー一人が悪者だったように語るけれど、本当にそうだったのか。 ...

【movie】『人類遺産』ニコラウス・ゲイハルター/『シン・ゴジラ』庵野秀明

review 『人類遺産』ニコラウス・ゲイハルター/『シン・ゴジラ』庵野秀明 . iRoakg 今年は今までよりも映画も観ようかなー、と思いまして。 既に3月になっている時点でどうよ……とは思うのですが、まあ、細かい事は気にせず。 月に2本くらいを目標にぼちぼちやっていこうと思ってます。 ここで書く感想は、基本ネタバレ全開でいこうと思っているので、「これから観ます」という方はご遠慮ください。 人類遺産/ニコラウス・ゲイハルター 映画『人類遺産』★★★3.0点。 印象的だったのは水の音、風の音、鳥の声。 殺し合い、奪い合っても、飾り立てても、一時の繁栄があっても、全ては無常で… https://t.co/6LsQY0AUGp #Filmarks #映画 — かおり (@iRoakg) 2017å¹´3月26日 始まったその時から、水の落ちる音、鳥の鳴き声、風の吹く音、その風で何かが転がる音…… 元々、廃墟のキーワードで記事を拾っていた時に知った映画だったのですが、公開前から公開が延期になり1回未定に。 で、3月に決まってからも終了日が未定、ということで慌てて観に行きました。 渋谷のイメージフォーラムという映画館で観たのですが、渋谷で単館映画を観たことはあったけど、こんなにマイナーなのは初めて。 でも、慣れた雰囲気の人もいたので(何か目的があって来ているというよりは、やっているのを観る、という雰囲気の人もいた)、映画好きの人には実は知られた映画館なのかな……? この映画、スタートは多分、福島県。 多分、というのは何の説明もないんです。 ずーっと廃墟の固定された映像がパッ、パッと切り替わっていくだけで、字幕もナレーションもないんです。 なので、多分、福島。 というか事前情報で「日本は福島と軍艦島」というのを読んだ気がするけど、後からどちらでもないけど日本だったような……というのを調べたら多分、鹿児島、というのもありました。 最初のうちこそ「ここはどこかな?」と考えを巡らせるのですが、何十秒間の映像を絶えず見せられるので、だんだん余計なことを考えずに見たままを受け入れていくようになります。 すると、廃墟、ということよりも別の事が...

【review】風立ちぬ

※この投稿はネタバレを含みます。ご了承ください。 風立ちぬ . iRoakg 感想:残酷な、愛と平和の物語。これが最後の長編作品だなんて、随分皮肉な…… 我が家の近くには掩体壕がある。 ご存知でしょうか? 太平洋戦争中に空襲から戦闘機を隠す為に作られたカマクラのような形をしたものです。 飛行機が入っていたと聞いても、「本当に?」と聞き返してしまうようなくらいの大きさで、当時の戦闘機の小ささを感じます。 さて、『風立ちぬ』ですが。 2013年かぁ。あれを読んだら、あれを見たら、と思っていたら随分時間が経ちました。 時間が出来て、観なおすことが出来たので、とりあえず書きます。不勉強なところは許してください。 関東大震災 このシーンは、東日本大震災なくして出来なかったのでは? とても現実的で不思議なシーンでした。 夢の中のシーンは飛行機の音などが声で表現されていたんだけれど、関東大震災のシーンは現実なのに声で音が表現されていましたね。 現実だと思えなかったから? 印象的だったのは、神社に避難した人が余震にあうシーン。 東日本大震災を体験して自分でも不思議だったけど、何故か空を見るよね。 揺れてるのは地面なのに何で空見てるんだろう……と解っていても目が離せなかったのを思い出しました。 鯖の骨 青年期は、飛行機の開発の話。 堀越二郎は今までのジブリのヒーローのようではない。 多くを語らず、大袈裟に一喜一憂もしない。ただ、その目線だけが何かを孕んでいると思わせるだけである。 「何が」と問われると難しいけれど、段々魅力的な人物に見えてくるから不思議。 戦争が近づいて飛行機の開発の需要も増えてくる。 本庄がドイツで「貧乏な国が飛行機を作る……」と言ったのが印象的でした。 かの北の国のことを「カップラーメンも作れない国」と言った方がいるそうですが、カップラーメンが作れない程貧しいのではなく、カップラーメンを作れない程全てのお金を軍事開発に使っていたのだとか。 日本にも、それに近い時代があったのですね。 そして、このドイツのシーンの飛行機は随分とゴツいというか、今までのジブリ作品では見ない描かれ方をしていましたね。 写実的?本当に、兵器として使う為の素っ気...

【review】塔の上のラプンツェル

感想:若かったら、ユージーン凄く好きになってたと思う。言うまでもなく、灯篭のシーンは絶景。 前にザラーっとは観たけど、せっかくだからちゃんと見直そうと3回通しで観た(笑) DVD買おう…… とりあえず冒頭のユージーンの語りが終わったら、タイトルバックに塔のシーンが流れる。 何となく、『美女と野獣』や『バンビ』の冒頭を思い出す。 いや、『美女と野獣』は『バンビ』のパクリなんだけども。 ゴーテルのソロ曲『お母様はあなたの味方』はアースラの『哀れな人々』を思い出す。いや、どっちかと言えばルイの『レ・ポワソン』か。 監禁と言えばフロローだけど、ゴーテルの方がコミカル。 楽曲はメンケンだけど、メンケンは個人的には『ノートルダムの鐘』、『ヘラクレス』あたりが一番荒ぶっていたなあ。ゴスペルにオペラ。聴いてるこっちも「どうした!(笑)」って曲が多かった。 残念ながら大衆受けはしなかったけど。 面白かったよ。 続いて、ユージーンが森を逃げるシーン。 これは、アヒル亭から逃げた後、水路みたいなのを滑り降りるシーンもそうだけど、『ターザン』っぽいですね。 元々、スケボーとかの動きをヒントに森を駆け巡るシーンを描いたターザン。 ユージーンもその動きを受け継いでいるように思います。 何もかも通り越して懐かしい。 そして、紆余曲折を経て王国にたどり着くラプンツェルとユージーン。 楽曲はアイルランド民謡? メンケン、荒ぶってきたね! 灯篭といい、アイルランド民謡といい、この作品はケルト圏が舞台なの? ケルトのイメージって西洋版アニミズム文化、みたいな大雑把な知識しかないけど。 あれ?ケルトってスコットランド? と、思ったらアイルランドも一応ケルト圏……らしい。 その昔、TDSのケープコッドの水上ステージでアイルランド民謡のショーやっていたなぁ。 凄く舞台と合っていて好きなショーだったけど、風とかですぐ中止になってしまってあまりやらなかったね。 そして、二人で舟に乗って灯りを見るシーン。 「思っていたのと違ったらどうしよう」「夢が叶ったら、どうしたらいいの?」 女の子のその先を迷うシーンは好き。 『ポカホンタス』の『川の向こうで』とかね。「許嫁と結婚するのが正しいの……?』と問いかけながら細い、曲がりくねった彼女のそ...

【review】ジブリの教科書2 天空の城ラピュタ

感想:スタジオジブリ設立と、女海賊ドーラの物語。 児童文学の系譜からみたラピュタの魅力とは?ドーラのようなイギリスの海賊はいたのか!?1986年公開の宮崎駿監督作品『天空の城ラピュタ』の奥行きを、森絵都、金原瑞人、夢枕獏、石田衣良、上橋菜穂子ら豪華執筆陣が読み解く。当時の制作現場の裏側からスタジオジブリ設立秘話まで、作品を十倍楽しく観るための決定本。 出版社: 文藝春秋 発売日: 2013/5/10 前回と同様、私の稚拙な説明を読むくらいだったら直接読んで頂いた方が良いです。 と、前置きをしたところで感想を。 前回の教科書・風の谷のナウシカが、宮崎駿監督の初めての長編アニメーション映画の話だとすれば、今回はスタジオジブリ設立の話が印象的でした。 天空の城ラピュタ作成秘話としては有名なパクさん(高畑勲監督)がナウシカで得た利益をドキュメンタリー映画の撮影で使い果たしてしまいそうになり(誤解がないように言っておくと、映画を作る、というのは元々あった話。)、鈴木プロデューサーが宮崎駿監督に相談したところ、天空の城ラピュタの脚本が出てきた、という話もありましたが。 面白かったのはスタジオジブリのスタジオ探し。 トップクラフト(風の谷のナウシカの製作会社)の原徹さん、鈴木敏夫さん、高畑勲プロデューサーで不動産屋を回ったが門前払いをされ続けたそうで。 で、結論が、「服装」。 原さん以外の二人は薄手のジャンパー姿だったから……って、出版社とはいえ会社員の鈴木さんもジャンパー?! 確かにジャンパーのオジサン2人にテナントは貸したくない……かも。 明らかに怪しそうだし。 で、更に鈴木さんが高畑さんに言ったのが 「高畑さんが悪い。いい年してその格好はない」 ってヒドい(笑)。 翌日高畑さんがジャケットを着てきて、吉祥寺で良い物件が見つかったそうですが。 ついでに、スタジオジブリの命名に関しては宮崎駿監督が 「イタリアの軍用偵察機にジブリっていうがある。スタジオジブリがいい」(←飛行機好き) と、アルファベットを書いて見せたら、高畑勲監督が 「宮さん、これ、正確にはギブリって発音するんじゃないか?」(←言語に強い...

【review】ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ

感想:どこから説明していいか解らない。ナウシカが好きならとにかく読んでみる価値のある1冊。 文春ジブリ文庫創刊、第1å¼¾! 凶暴な美しさを秘め、友愛を体現するヒロイン像と圧倒的なSF世界。伝説的映画の魅力を立花隆、内田樹ら第一級の執筆陣が読み解く! 出版社: 文藝春秋 発売日: 2013/4/10 いやあ、とにかくしがみついて振り落とされそうになりながら読んだ、って感じ。 色々な切り口から、色々な方々が風の谷のナウシカを読み解きます。 それで1番感じるのは、風の谷のナウシカという作品が、映画もコミックも掘り下げられるのに耐えうるものだということ。 そして、プロデューサーとして作品にいた高畑勲という方は宮崎駿監督以上に謎めいて変わった方だなぁ、ということ。 本書では、作品に携わった銀河鉄道999等の作画監督もしている小松原一男さん、機動戦士ガンダムなどでも美術監督をしている中村光毅さん、久石譲さん、エヴァンゲリオンの監督・庵野秀明さんと 錚々たる製作陣のコメントが並ぶ。 更に、作家・椎名誠さん、微生物生態学を専門にする広島大学大学院准教授・長沼毅さん、元外務省主任分析官・佐藤優さんなどが専門的な見地から作品を分析する。 一つ一つで感想文が書けそうだが、とても見が持たない。知識が足りない。 読んでください(笑) まあ、それよりも何よりも。 何が印象的って、「(公開日までに)間に合わない」と言った宮崎駿監督に対して「どうする?」となった時に意見を求められたプロデューサー・高畑勲の答えが。 「ダメなものはダメでしょう」 すげーな。パクさん。 やっぱりこの人が1番よく解らない。