元NHKキャスターで、現在は司会を始め講演や研修で
講師を務める渡辺弥生です。

先日、肩こりのことを書きましたが・・
３月は確定申告と、４月の新入職員研修にかかりきりになります。
あ、もちろん週に一度の読売新聞静岡版の記事も
書いてます。肩が凝るわけですね

さて
新入職員研修は毎年、先方に問題点や強化したい点などを
お聞きして作成するので、ちょっと手間がかかります。

今年、
先方とお話しして思ったのが「観察眼を持つ」こと。
これをテーマにしようかなと思っています。

周囲の状況や上司の様子を見て、例えば
「今、相談して良いのかな？」「話しかけて良いのかな？」と
観察していく。
そういう目を持って仕事に臨むことで
いろいろなことが見えてくると思います。

この「観察眼」。
仕事でご一緒したプロ野球OBからも
よく聞きました。

例えば阪神のピッチャーだった山本和行さんは
「人は心に思うことが必ず体のどこかに出る。だから
それを逃さないことだ。そうすればどんな球を狙っているのか
察知できる」と。

村田兆治さんは「相手が何を狙っているのか、
どうやって推測するんですか？」と
聞いたら
「そんなの簡単だよライトに打ちたいと思ってる奴は
ちらっとライト見るんだよ」とおっしゃっていました。

また１月に島田の野球教室でご一緒した
元オリックスのピッチャー鈴木平さんは
「ネクストバッターズサークルでの無意識の素振りに
狙い球がなにか、が出る」と
教えてくれました。

あら、全員ピッチャーですが・・

他にも巨人の三軍監督の駒田徳広さんに
以前お聞きした時も
「情報なんていくらでも落ちている。
それをどこまで拾うかなんですよ」と
おっしゃっていました。
相手ベンチの動き、ピッチャーの首振り
そんな、一見なんでもないような動きから
その意味を考え
これまでの試合展開と絡めて
狙い球を定める。それが「満塁男」の
異名を取ることにつながったとお話しくださいました。

全て「観察」ですよね。

野球は心理戦。
平さんは練習でも
「周囲を観察するように」と
教えているそうです。


心して周囲を観察する。
それによって、仕事もうまくいくし
人間関係も
スムーズになるのだと思います。

なんて、ここまで書いて
自分が一番できていないことだと
気づきました

普段から「観察眼」を養うこと！

新入職員の皆さんと一緒に
今年も勉強させてもらいます


椿の花もキレイ！