2022年10月11日
小山町で朗読会
元NHKキャスターのフリーアナウンサー渡辺弥生です。
先週土曜日に、静岡県小山町の豊門公園で
朗読会を開催していただきました
メインは日本の朗読会の第一人者、斎藤由織先生。
司会と前座は私。
こちらは豊門公園内の西洋館。
由織先生。
まず西洋館の「豊門カフェ」で軽く食事。
「豊門コーヒー」、絶品でした。
そして会場の「豊門会館」へ。
こちらは豊門会館の和室。
窓が大きく、見晴らし抜群!
由織先生です。
こちらは私。
3連休の初日。夕方からのお忙しい時間にも
かかわらず、
多くの方々にお集まりいただきました。
なんとストーブをつけての開催。
広い和室って、寒いんですよね。
由織先生のさすがの朗読で
会場の皆さんは物語の世界に
引き込まれていました。
「また小山町でお会いしましょう」と
会を終えました。
主催してくださった「We wre OYAMA」の皆様
お越しくださった皆様
ありがとうございました
またお会いできますことを楽しみにしています
では今日の中村天風(1876〜1968実業家、哲学者)
の教えです。
中村天風の教えは、野球界では広岡さん、王さん、野村さん、
あの大谷選手、テニスでは松岡修三さん、
経済界では松下幸之助、稲盛さんなどなど
多くの著名人が学んでいます。
〜天風会メールマガジンから〜
空気の重要性
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人間の生命を確保するに必要な活力は、
次の五種の物質の中に包含されている。
すなわち、水、土、日光、食物、空気
である。
そして、この五種の物質中、
われわれの生命の要求する活力の全体を
100とすると、
空気中から実に85%という
大量を必要としている。
そして残りの15%を、
食物やその他のものから補給されている。
真健康を獲得するには、
何をおいてもこの空気というものに対する
正しい理解を現実に活用する生活方式を
実行すべきであり、
正しい呼吸法を実践すべきである。
中村天風
------------------------------------------
天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にし
たい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『錬身抄』第3章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
https://www.tempukai.or.jp/mail_link/books.recommend/90.html
▼『錬身抄』
https://www.tempukai.or.jp/mail_link/books.recommend/14.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼新鮮な空気に親しむ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
中村天風は
空気を生命に合理的に活用するために、
機会あるごとに
「純潔清浄なる空気に親しむ」ことを
勧めています。
今回はそのための一例をご紹介します。
(以下、『錬身抄』第3章から引用抜粋)
日中でも夜間でも、たとえ曇り日でも、
しばしば屋外もしくはベランダ
またはテラスやバルコニー等に出て、
たとえ短時間でもよいから
新鮮な空気に親しむよう心がけることである。
これはあえて多くいうまでもなく、
どんなに注意深く換気方法を行っても、
室内の空気よりは、
屋外の空気の方が新鮮であることは、
論をまたぬところであるからである。
特にこの注意は冬期には一層励行されたい。
先週土曜日に、静岡県小山町の豊門公園で
朗読会を開催していただきました
メインは日本の朗読会の第一人者、斎藤由織先生。
司会と前座は私。
こちらは豊門公園内の西洋館。
由織先生。
まず西洋館の「豊門カフェ」で軽く食事。
「豊門コーヒー」、絶品でした。
そして会場の「豊門会館」へ。
こちらは豊門会館の和室。
窓が大きく、見晴らし抜群!
由織先生です。
こちらは私。
3連休の初日。夕方からのお忙しい時間にも
かかわらず、
多くの方々にお集まりいただきました。
なんとストーブをつけての開催。
広い和室って、寒いんですよね。
由織先生のさすがの朗読で
会場の皆さんは物語の世界に
引き込まれていました。
「また小山町でお会いしましょう」と
会を終えました。
主催してくださった「We wre OYAMA」の皆様
お越しくださった皆様
ありがとうございました
またお会いできますことを楽しみにしています
では今日の中村天風(1876〜1968実業家、哲学者)
の教えです。
中村天風の教えは、野球界では広岡さん、王さん、野村さん、
あの大谷選手、テニスでは松岡修三さん、
経済界では松下幸之助、稲盛さんなどなど
多くの著名人が学んでいます。
〜天風会メールマガジンから〜
空気の重要性
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人間の生命を確保するに必要な活力は、
次の五種の物質の中に包含されている。
すなわち、水、土、日光、食物、空気
である。
そして、この五種の物質中、
われわれの生命の要求する活力の全体を
100とすると、
空気中から実に85%という
大量を必要としている。
そして残りの15%を、
食物やその他のものから補給されている。
真健康を獲得するには、
何をおいてもこの空気というものに対する
正しい理解を現実に活用する生活方式を
実行すべきであり、
正しい呼吸法を実践すべきである。
中村天風
------------------------------------------
天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にし
たい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『錬身抄』第3章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
https://www.tempukai.or.jp/mail_link/books.recommend/90.html
▼『錬身抄』
https://www.tempukai.or.jp/mail_link/books.recommend/14.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼新鮮な空気に親しむ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
中村天風は
空気を生命に合理的に活用するために、
機会あるごとに
「純潔清浄なる空気に親しむ」ことを
勧めています。
今回はそのための一例をご紹介します。
(以下、『錬身抄』第3章から引用抜粋)
日中でも夜間でも、たとえ曇り日でも、
しばしば屋外もしくはベランダ
またはテラスやバルコニー等に出て、
たとえ短時間でもよいから
新鮮な空気に親しむよう心がけることである。
これはあえて多くいうまでもなく、
どんなに注意深く換気方法を行っても、
室内の空気よりは、
屋外の空気の方が新鮮であることは、
論をまたぬところであるからである。
特にこの注意は冬期には一層励行されたい。
2022年10月08日
朗読会 寒さ対策を!
元NHKキャスターのフリーアナウンサー渡辺弥生です。
今日は静岡県小山町で朗読会。
張り切って朝起きたら「寒い!」
小山町の方からも連絡があり
「すごく寒いです。
防寒対策を」とのことでした。
今日は日中は気温24度になるとのことですが
夕方からの朗読会で
しかも窓を開けて行うので
確かに寒いかも・・。
服をどうするか
ストッキングではなくタイツにしようなどと
考え中です。
小山町は富士山の麓。
金太郎と富士スピードウエイで有名な町です。
豊門公園は県の景観賞を受賞した
美しい公園です。
三連休の初日
お時間がありましたら
ぜひお越しくださいね
〜朗読会ご案内〜
静岡県小山町(おやまちょう)の
豊門公園(ほうもんこうえん)内の民家で
朗読会を開催します。
私は前座です。
10月8日(土)16時半〜18時
豊門(ほうもん)会館
大人:2500円
子供:1000円
豊門公園は令和3年度に
静岡県の景観賞を受賞した
美しい公園です。
お散歩も兼ねてぜひお越しくださいね。
では今日の中村天風(1876〜1968実業家、哲学者)
の教えです。
中村天風の教えは、野球界では広岡さん、王さん、野村さん、
あの大谷選手、テニスでは松岡修三さん、
経済界では松下幸之助、稲盛さんなどなど
多くの著名人が学んでいます。
〜天風会メールマガジンから〜
人体は水中で生活している
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
肉体組織の必要とする貴重なる体液である、
唾液、胃液、リンパ液などは
いずれも水分から作られる。
従って水なくしては、
消化作用も同化作用も、
その他一切の機能の活動が不可能になる。
だから、
「正常な組織の中には常に多量の水がある。
従って、あらゆる組織は水中で生活している」
という生理学上の見方は
まさに絶対の真理である。
従って、
生命を確保する仕事を行うに必要とする
水を飲むことである。
中村天風
--------------------------------
天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『錬身抄』第9章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
https://www.tempukai.or.jp/mail_link/books.recommend/90.html
▼『錬身抄』
https://www.tempukai.or.jp/mail_link/books.recommend/14.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼水から活力を取り入れる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『錬身抄』の中で天風は、
水を飲むときの留意点を挙げています。
今回は「水の飲み方」をご紹介します。
(以下、『錬身抄』第9章から引用抜粋)
水の中には
強烈なエネルギーを有する活力がある。
水を口中に入れたら
グイっと一息に嚥下(えんか)せず、
玉露のごとき銘茶を喫する時のように、
ちょっと口の中でその味を味わう気持ちで
ゆっくりとのどにいれるのである。
すると舌および口腔内の各神経が
まず第一に水の中の活力を吸収する。
この方法は疲労を感じたような場合
一層有効であることは
実行してみるとすぐ分かる。
今日は静岡県小山町で朗読会。
張り切って朝起きたら「寒い!」
小山町の方からも連絡があり
「すごく寒いです。
防寒対策を」とのことでした。
今日は日中は気温24度になるとのことですが
夕方からの朗読会で
しかも窓を開けて行うので
確かに寒いかも・・。
服をどうするか
ストッキングではなくタイツにしようなどと
考え中です。
小山町は富士山の麓。
金太郎と富士スピードウエイで有名な町です。
豊門公園は県の景観賞を受賞した
美しい公園です。
三連休の初日
お時間がありましたら
ぜひお越しくださいね
〜朗読会ご案内〜
静岡県小山町(おやまちょう)の
豊門公園(ほうもんこうえん)内の民家で
朗読会を開催します。
私は前座です。
10月8日(土)16時半〜18時
豊門(ほうもん)会館
大人:2500円
子供:1000円
豊門公園は令和3年度に
静岡県の景観賞を受賞した
美しい公園です。
お散歩も兼ねてぜひお越しくださいね。
では今日の中村天風(1876〜1968実業家、哲学者)
の教えです。
中村天風の教えは、野球界では広岡さん、王さん、野村さん、
あの大谷選手、テニスでは松岡修三さん、
経済界では松下幸之助、稲盛さんなどなど
多くの著名人が学んでいます。
〜天風会メールマガジンから〜
人体は水中で生活している
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
肉体組織の必要とする貴重なる体液である、
唾液、胃液、リンパ液などは
いずれも水分から作られる。
従って水なくしては、
消化作用も同化作用も、
その他一切の機能の活動が不可能になる。
だから、
「正常な組織の中には常に多量の水がある。
従って、あらゆる組織は水中で生活している」
という生理学上の見方は
まさに絶対の真理である。
従って、
生命を確保する仕事を行うに必要とする
水を飲むことである。
中村天風
--------------------------------
天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『錬身抄』第9章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
https://www.tempukai.or.jp/mail_link/books.recommend/90.html
▼『錬身抄』
https://www.tempukai.or.jp/mail_link/books.recommend/14.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼水から活力を取り入れる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『錬身抄』の中で天風は、
水を飲むときの留意点を挙げています。
今回は「水の飲み方」をご紹介します。
(以下、『錬身抄』第9章から引用抜粋)
水の中には
強烈なエネルギーを有する活力がある。
水を口中に入れたら
グイっと一息に嚥下(えんか)せず、
玉露のごとき銘茶を喫する時のように、
ちょっと口の中でその味を味わう気持ちで
ゆっくりとのどにいれるのである。
すると舌および口腔内の各神経が
まず第一に水の中の活力を吸収する。
この方法は疲労を感じたような場合
一層有効であることは
実行してみるとすぐ分かる。
2022年10月07日
明日は朗読会
元NHKキャスターのフリーアナウンサー渡辺弥生です。
明日はいよいよこちら。
静岡県小山町で朗読会です。
私は司会と前座です。小山の伝説を読ませていただきます。
メインは斎藤由織さん。
フジテレビアナウンサーの朗読の先生で
フジのアナウンサーの方々と
朗読の舞台を開催したり
ご自身の朗読チーム「ぶれさんぽうず」で
朗読を行ったり
ラジオでも朗読の番組をお持ちです。
小山の豊門会館(和田邸)は
富士紡績の初代社長の邸宅を公園内に移籍したもので
2階はぐるりと窓で囲まれています。
眺めもよいですよ〜。
明日は夕方からの開催。
和室には竹灯りを配置するとのことです。
景色と朗読を楽しみに
ぜひお越しくださいね
10月8日(土)16:30〜18:00
小山町 豊門公園内 豊門会館(和田邸)
料金 大人2500円
小人1000円
*当日、購入できます。
では今日の中村天風(1876〜1968実業家、哲学者)
の教えです。
中村天風の教えは、野球界では広岡さん、王さん、野村さん、
あの大谷選手、テニスでは松岡修三さん、
経済界では松下幸之助、稲盛さんなどなど
多くの著名人が学んでいます。
〜天風会メールマガジンから〜
心に合理的修練をさせる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
どんな場合にも、またどんなことにも
安心立命で悠々と生活し、
健康な肉体を有し、
長寿の幸福を克ち得るために、
自己統御が必要である。
その前提として、
本当の「我」というものを正しく信念し得る
自覚意識を確立させるために、
心に合理的修練を施して本来の境地に
心を活かすように心がけねばならない。
そして自分の本質が
どんなものであるかがわかれば
自己統御も完全となり、
そしてさらに精神訓練の効果を積み重ねて
立派な人になれる。
中村天風
--------------------------------
天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『研心抄』第1章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
https://www.tempukai.or.jp/mail_link/books.recommend/90.html
▼『研心抄』
https://www.tempukai.or.jp/mail_link/books.recommend/12.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼自己の本体とは?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(以下、機関誌「志るべ」に掲載された
『研心抄』現代語表記版第1章より引用抜粋)
心や肉体というものはうわべだけで考えると
人間そのものであるかのように見えるが、
実はそうでなく、わかりやすく言えば、
心や肉体というものは、
人がこの世に生きるのに必要な
いろいろの方便を行うための道具なのである。
およそ人間の生命のなかには、
心および肉体よりも一段超越した、
しかも厳として存在する実在のものが
一つあるはずである。
試しに考えてみるとよい。
諸君が諸君の心や肉体の存在を
意識的に自覚したのは、
おそらく生後三年か四年後の頃で
あったろうと思う。
そこであえて自問自答してみることである。
自分自身、心や肉体の存在を
意識的に自覚しなかった当時、
諸君というものは
存在していなかったかどうか?
言い換えれば、諸君の生命は
生存していなかったかどうかである。
我々の生命は自分自身や肉体の存在を
意識的に自覚するしないとに関係なく、
既にその以前から立派に存在していた。
すなわち、各自の心や肉体の存在を
自覚しなかった以前から
我々の生命を確保していたものこそ、
我々の真我=自己の本体で、それが、
とりもなおさず真正の自己なのである。
明日はいよいよこちら。
静岡県小山町で朗読会です。
私は司会と前座です。小山の伝説を読ませていただきます。
メインは斎藤由織さん。
フジテレビアナウンサーの朗読の先生で
フジのアナウンサーの方々と
朗読の舞台を開催したり
ご自身の朗読チーム「ぶれさんぽうず」で
朗読を行ったり
ラジオでも朗読の番組をお持ちです。
小山の豊門会館(和田邸)は
富士紡績の初代社長の邸宅を公園内に移籍したもので
2階はぐるりと窓で囲まれています。
眺めもよいですよ〜。
明日は夕方からの開催。
和室には竹灯りを配置するとのことです。
景色と朗読を楽しみに
ぜひお越しくださいね
10月8日(土)16:30〜18:00
小山町 豊門公園内 豊門会館(和田邸)
料金 大人2500円
小人1000円
*当日、購入できます。
では今日の中村天風(1876〜1968実業家、哲学者)
の教えです。
中村天風の教えは、野球界では広岡さん、王さん、野村さん、
あの大谷選手、テニスでは松岡修三さん、
経済界では松下幸之助、稲盛さんなどなど
多くの著名人が学んでいます。
〜天風会メールマガジンから〜
心に合理的修練をさせる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
どんな場合にも、またどんなことにも
安心立命で悠々と生活し、
健康な肉体を有し、
長寿の幸福を克ち得るために、
自己統御が必要である。
その前提として、
本当の「我」というものを正しく信念し得る
自覚意識を確立させるために、
心に合理的修練を施して本来の境地に
心を活かすように心がけねばならない。
そして自分の本質が
どんなものであるかがわかれば
自己統御も完全となり、
そしてさらに精神訓練の効果を積み重ねて
立派な人になれる。
中村天風
--------------------------------
天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『研心抄』第1章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
https://www.tempukai.or.jp/mail_link/books.recommend/90.html
▼『研心抄』
https://www.tempukai.or.jp/mail_link/books.recommend/12.html
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼自己の本体とは?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(以下、機関誌「志るべ」に掲載された
『研心抄』現代語表記版第1章より引用抜粋)
心や肉体というものはうわべだけで考えると
人間そのものであるかのように見えるが、
実はそうでなく、わかりやすく言えば、
心や肉体というものは、
人がこの世に生きるのに必要な
いろいろの方便を行うための道具なのである。
およそ人間の生命のなかには、
心および肉体よりも一段超越した、
しかも厳として存在する実在のものが
一つあるはずである。
試しに考えてみるとよい。
諸君が諸君の心や肉体の存在を
意識的に自覚したのは、
おそらく生後三年か四年後の頃で
あったろうと思う。
そこであえて自問自答してみることである。
自分自身、心や肉体の存在を
意識的に自覚しなかった当時、
諸君というものは
存在していなかったかどうか?
言い換えれば、諸君の生命は
生存していなかったかどうかである。
我々の生命は自分自身や肉体の存在を
意識的に自覚するしないとに関係なく、
既にその以前から立派に存在していた。
すなわち、各自の心や肉体の存在を
自覚しなかった以前から
我々の生命を確保していたものこそ、
我々の真我=自己の本体で、それが、
とりもなおさず真正の自己なのである。