Author:やる夫達のいる日常
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【読者投稿】 ルアーを持って釣りに行こう!(ルアー紹介コーナー@ミノーを使ってみよう編)
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┃こんばんわ、北風が身にしみる今日この頃 ┃
┃釣り用にワー〇マンのイージ〇オーシャンを引っ張り出してきました、鬱ボです ┃
┃アレの下にUNIQL〇の超極〇着てても死にそうになるのがこの時期以降の早朝なんですよね┃
┃それでも釣りはやめられない!釣るまで帰れぬこの気持ち! ┃
┃そんなこんなで第四回「ルアー紹介コーナー@ミノーを使ってみよう編」を開始させて頂きます ┃
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┃ ┃
┃ではさっそく、タイトルのミノーとは何かの説明から始めます ┃
┃ミノー(Minnow)とは小魚型をしたルアーの総称です ┃
┃元々Minnowという言葉はヒメハヤというヨーロッパ原産のコイ科の小魚のことを指します ┃
┃このヒメハヤが大物釣りの餌として有名だったため、 ┃
┃餌用小魚=Minnowという言い方が当時の欧州では定着していたそうです ┃
┃そのヒメハヤと同じようなサイズで魚釣り目的で作られたルアーなのでミノーと呼ばれるようになったわけですね┃
┃ ┃
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ttps://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/5e65c9fbd3521-500x311.jpg
ttps://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/5e65bfe3caffa.jpg
ttps://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2020/03/5e65c03f1b7bb.jpg
ttps://valkein.jp/wp-content/uploads/2018/07/hydram_S_hooks_1.jpg
┏ ┓
┃ ┃
┃これらが管理釣り場で実際に使われているミノーの画像です ┃
┃見ての通り小魚そっくりに作ってあるものから一見して魚には見えないものまで┃
┃色々な種類があり、それぞれに特徴があります ┃
┃では特徴を種類別に説明していきましょう ┃
┃ ┃
┗ ┛
※管理人注 直リンクの為リンクしていません
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\ノし/
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/ ←引かないと浮きあがるが引くと沈む
, , 、---───,─、─___,. ゞ /
←─────σl ●)ー、)-===- ー )⊃=》/
/- _, _、 _,...-' ̄ ゝ
/ ∪
↑ 丶ゝ丿
この/の部分がリップ
ショートビルミノーの例
DUO スピアヘッドリュウキ50F(フローティング)
ttps://www.duo-inc.co.jp/product/trout/spearhead/spearhead-ryuki-50f/
ロングビルミノーの例
DAIWA プレッソ ダブルクラッチ 45F1
ttps://www.daiwa.com/jp/fishing/item/lure/trout_le/presso_dclutch_45F1/index.html
┏ ┓
┃まずはフローティングミノー ┃
┃これはフローティングと付いている通り、水に投げると浮くミノーです ┃
┃浮いたままだと水中の魚にアピールできないため、引いたら適度な深さに沈むように ┃
┃リップと呼ばれる板が目の模様の下あたりから斜め前に突き出しています ┃
┃このリップが長いものであればあるほど引いたときに深く沈むので、 ┃
┃フローティングミノーはショートビルミノー、ロングビルミノーと2種類に分けられています┃
┗ ┛
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーヽ
\ノし/
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, , 、---───,─、─___,. ゞ /
←─────σl ●)ー、)-===- ー )⊃=》/ ←引かなければどんどん沈んでいく
/- _, _、 _,...-' ̄ ゝ
∪
丶ゝ丿
シンキングミノーの例
SMITH D-コンタクト
ttps://www.smith.jp/product/trout/dcontact/dcontact.html
┏ ┓
┃続いてシンキングミノー ┃
┃これは文字通り水に投げると沈んでいく重ためのミノーの事です ┃
┃こちらはスプーンと同じように自分でどの深さを引くか決めることが出来ます ┃
┃シンキングミノーにもリップはついていますが、これは引いたときに餌っぽく見えるように泳ぐためのものです┃
┃フローティングミノーだと深すぎて届かないところを引くために使うことが多いです ┃
┃また、こちらの方が重いため遠くまで投げることが出来ます ┃
┗ ┛
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーヽ
\ノし/
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/ ←引かないと一定の水深で停止する
, , 、---───,─、─___,. ゞ /
←─────σl ●)ー、)-===- ー )⊃=》/
/- _, _、 _,...-' ̄ ゝ
/ ∪
丶ゝ丿
サスペンドミノーの例
SMITH DDパニッシュ65SP(サスペンド)
ttps://www.smith.jp/product/trout/ddpanish/ddpanish.html
┏ ┓
┃続いてサスペンドミノー ┃
┃こちらはフローティングともシンキングとも違って、水に比重を合わせてあるミノーです ┃
┃このタイプは引いて沈めた後に停止すると浮き上がらずその深さで止まります ┃
┃前回スプーンで説明したストップ&ゴーの時などに魚に違和感を与えにくい動きが出来ます ┃
┃その代わり浮いたり沈んだりといった動きがないため使う人間の腕がモロに出るルアーです┃
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←─────σl ●)ー、)-==╋- ー )⊃=》/
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丶ゝ丿 ↑ここのジョイント部でうねる動きが出る
ジョイントミノーの例
Valkein ハイドラムS(シンキング)
ttps://valkein.jp/hardbaits/hydram-s/
┏ ┓
┃ ┃
┃最後にジョイントミノー ┃
┃こちらは文字通り胴体がいくつかに分かれているタイプのミノーです ┃
┃フローティング、シンキング、サスペンドとどのタイプも存在しますが ┃
┃共通しているのは胴体が分かれている部分でうねるような動きが発生することです ┃
┃胴体後部をうねらせて動く姿は小魚や虫そっくりで、魚の本能に訴えかけるルアーです┃
┃ ┃
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┃ ┃
┃こういったミノーの使い方も前回説明した4種類のテクニックで大体は網羅できます ┃
┃しかしこれらを使うことによってスプーンだけを使うより戦略的、効率的に魚を釣ることが出来るのです┃
┃具体的な例を見てみましょう ┃
┃ ┃
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┃最初にフローティングのショートビルミノーのただ巻きで、水面のすぐ下にいる魚の目の前を引いてやります┃
┃そうすると、水面近くの魚と水面に落ちてくる餌を探している魚だけを釣ることができますし、 ┃
┃釣れなくても中層より下にいる水面に無関心な魚を刺激することはありません ┃
┃ここで考える必要があるのが「魚がスレること※」です ┃
┃ ┃
┃※釣り人用語で魚が警戒して餌やルアーに手を出さなくなること ┃
┃ この場合だとルアーを偽の餌だと見抜いて無視するようになることを言う ┃
┃ ┃
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↓上の図で掛けた魚を全力で暴れさせてしまうと
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それを見ていた魚の警戒心が一気に上がる
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┃ ┃
┃この場合一匹水面を意識している魚を釣って暴れさせてしまうと、周囲の魚はそのルアーに違和感を持ちます┃
┃違和感を持った時点で魚は警戒モードに入るため、同じルアーを投げても食いに来なくなります ┃
┃場合によってはその日はルアーそのものに反応しなくなることすらあります ┃
┃ ┃
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┃ ┃
┃ではこうやって警戒させてしまったらどうすればいいのか? ┃
┃一つの手段が上のようにルアーを引く棚※を変えて警戒していない魚を狙うことです┃
┃元々水面方向を気にしていない無警戒な魚なら、ルアーに反応してきます ┃
┃ ┃
┃※棚 釣り人用語で餌やルアーを沈める深さの事 ┃
┃ 細かい人はmm単位で気にするがそこまで気にしないと釣れない場合、 ┃
┃ 大体の場合は魚がやる気がないので別の場所に行く方がいい ┃
┃ ┃
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┃ ┃
┃もう一つの手段がスプーン→シンキングミノー→フローティングのロングビルミノー→ジョイントシンキングミノーと┃
┃同じ棚でも引くルアーの種類や色を変えてやることです ┃
┃例えば魚が警戒しているのが白いフローティングのショートビルミノーであった場合、 ┃
┃同じ棚で黒いジョイントフローティングミノーや赤いスプーンを引いてやれば ┃
┃やる気のあるほかの魚が食いついてくる可能性は高いです ┃
┃これをルアーローテーションといい、ルアーを見慣れている魚の多い管理釣り場の必須テクニックです ┃
┃ ┃
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┃ ┃
┃はい、ここで勘のいい方は思い出したかもしれません ┃
┃前回マナーについてお話ししたとき、 ┃
┃ ┃
┃『「投げそこなって隣の人が投げたいゾーンにルアーを飛ばす」というマナー違反だからです ┃
┃これをされるとベテランの人ほど困るので、あらかじめ挨拶をしておけば相手も言い方は悪いですが覚悟と対策ができます』┃
┃ ┃
┃ということを言いましたよね?これが何故ベテランほど困るのかの理由です ┃
┃例えば水面直下の魚をさんざんスプーンで釣って、「そろそろ深いとこにスプーン通すかー」と考えていた時に ┃
┃隣からまさに自分の引きたかった棚にむけて沈んでいくスプーンが飛んでくる… ┃
┃困りますよね? ┃
┃ ┃
┃ここで前回の話が生きてきます ┃
┃あらかじめ挨拶しておけばこういう時に相手の方も「こういった事故があるかもしれない」という心構えができます ┃
┃なので初心者と逆側にあまりルアーを投げないようにしておく等の事故リカバリー手段を準備しておくことが出来ます ┃
┃こういった意味でも挨拶とマナーは大変重要になってきますので覚えておきましょう ┃
┃ ┃
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┃ ┃
┃こうやってあの手この手で手を変え品を変え棚を変えてルアーを引き、 ┃
┃魚を騙して釣るのが管理釣り場のルアーの楽しみです ┃
┃ ┃
┃で、実際問題として数を釣りたいと思うとスプーンだけでは限界がありますのでミノーやクランクなどの┃
┃他の種類のルアーを使ってローテーションするのは必須になってきます ┃
┃ ┃
┃「なら最初から言えよ」って思いませんでした? ┃
┃自分もそう思いますが敢えてミノーは今日まで紹介しませんでした ┃
┃何故って? ┃
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二人__ , , ,, ; ;; ;;'' ;;'' : : : : -==彡 : : : : : : : : : : :/ ;;'' ;;'' ;;''シ゚
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) (
)高いんですよ!ミノーとミノーを使いこなせる竿とリール一式が!!!!! (
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒YY
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┃ ┃
┃はい、さっき各種のミノーがどんなのかを見てもらうためにメーカーのHPのアドレス貼りましたよね?┃
┃見ていただければわかるんですが、管理釣り場のスプーンは高い奴でもせいぜい一枚700円です ┃
┃ ┃
┃しかしミノーは通常価格で1600円前後 ┃
┃安い奴でも980円 ┃
┃ジョイントミノーに至っては高い奴だと2980円… ┃
┃ ┃
┃しかもミノーを上手い事使うにはある程度張りのある竿と、がたつきの少ない中級リール ┃
┃さらには感度のいいフロロカーボンやPEのラインもあった方がいいです ┃
┃ ┃
┃こんなものはじめて釣りする初心者にセットで買えって言えます? ┃
┃鬱ボが言われたら本気で噛みつきますよ? ┃
┃長物必殺のデスロールも辞さぬ覚悟ですよ? ┃
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┃ ┃
┃ということで第2回、第3回とレンタルタックルでもそこそこ釣りになるスプーンだけで説明してきたんです┃
┃ここまで紹介を引っ張ったのはそういう事情あってのこととご理解いただければ幸いです ┃
┃ ┃
┃でもミノー面白いんだよなぁ… ┃
┃ ┃
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┃ ┃
┃さて、最後はだいぶグダグダでしたがこれにてミノーの紹介は終了です┃
┃次回はちょっと毛色を変えて番外編 ┃
┃ミノーというルアーを作った一人の男を紹介したいと思います ┃
┃それでは最後に一言「釣りは良いぞ!」 ┃
┗ ┛
以上で投下は終了です!
ご観覧ありがとうございました!
以下私信
雅虎様 新長田三国志祭り投稿ありがとうございました!!
もし次回があるなら必ず行かせて頂きます!
ルアーで地球を釣った時の絶望感は異常。
乙
ミノーとかだとまあ、タックル一式一万五千円くらいはいくよねー(ルアーは別)
【読者投稿 ルアーを持って釣りに行こう! 番外編 ラウリ・ラパラという男】
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┃ ┃
┃海の中からこんばんわ! ┃
┃仕事のせいで釣りに行けません、切実にコピーロボットが欲しい鬱ボです ┃
┃今回はちょっと毛色を変えまして番外編 ┃
┃前回紹介したミノーというルアーを作り上げた一人の男の話を投稿したいと思います!┃
┃(スプーンの話が◆yU9tLz/GOg 様にウケたと聞いて二匹目の鬱ボ狙いに走った奴) ┃
┃ ┃
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ttp://www.rapala.co.jp/_src/sc5860/f_original_fioater_hero.jpg
RAPARA Original Froater
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┃ ┃
┃こちらがミノーの開祖と呼ばれているルアー ┃
┃ ┃
┃ラパラ社、オリジナルフローターです ┃
┃ ┃
┃一見玩具のように見える愛嬌のある顔をしたルアーですが、このルアーの持つ伝説は数知れません┃
┃「餌より釣れるルアー」「湖に爆弾を投げ込むよりラパラを投げ込んだほうが漁獲量が多い」 ┃
┃「冬戦争を支えたルアー」「投げて流すだけで魚が食いつく」 ┃
┃ ┃
┃何が一番恐ろしいかというと上記の伝説が全部事実ということです ┃
┃では、この伝説のルアーがいかにして誕生したかを語っていきましょう ┃
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. 乂______,,ノ\ ′ ,| || | }::}
\______,,ノ}}、 { ,.':| || |、 ノ::}
寸¨¨¨´:::::\ 辷彡:::|_||_|::::ー‐ ''゙::::,
沁,:::::::::::::::::::::丶 V´ {ニニニ}``, 、/
沁, ::::::::::::::::::::}}s。., jI斗--ミ, 心、j{ニニニ}i/ノノ
沁,::::::::::::::::::}}::::::::`: .、::::::::::::}________沁、ー‐‐‐ '゙/{i
^沁,______,ノノ::::::::::::::::::\:/^V:::::::{人ニ≧==≦二{i
⌒`寸¨´:::::::::::::::::::::::::::ヽニニ}::::::::ⅥI≧=- -=彡{`'s。,
心、::::::::::::::::::::::::::::::::}=ニ}:::::::::::\ \_:_:_:_:_:_j} }:::::`マー、=ミ、
≧s。., :::::::::::::::::ノニノ:::::::::::::::::\_____________,ノ::::::::::Ⅶム::::::V
`` 、:/_/::::::::::::::::::::::::::`¨¨¨ll¨¨¨´____::::::::W,ハ:::::::,
{i¨´{i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ll::::::::{i⌒i}_o:::}iニ}::::::}←家族を食わせるために気合いを入れる
{i--{i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ll::::::::::::::::`^´ :}iニ}::: ノ 若き日のラウリ・ラパラ
圦_,人::::::::::::::::::::::::::::::::::/^ 、::::::::::::::::::::从ニ¨´}}
li´ ̄ ̄””¨ ''ー--‐'゙ \::::::::::::/¨¨¨¨´|i
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┗r――- _ ノ }i::::::::::: 」i
├‐‐‐‐‐‐ 、二二二ニ==‐く, 辷===ミ{、
_|:::::::::::::::jI斗--------ミ::::::::i} __r'ー 、:::::::::V〉
「 ̄「 ̄i{________,ア´ `゙V_ヽr{´{:::{:`',::::V::::::ノ゙
|____l____i{____[Ξ{ }Ξ]{:゙,::゙,::゙,:::::::,ノ イ
厂¨¨¨ 八 ̄ ̄人 ,ノ ̄ノ≧==七I゛
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┏ ┓
┃ ┃
┃オリジナルフローターの発明者、ラウリ・ラパラは1905年にフィンランドの湖水地方に産まれます┃
┃彼の職業は貧しい漁師でした ┃
┃当時としては遅くに結婚した彼は家族を食わせるために毎日毎日湖にボートを漕ぎだして ┃
┃サケ、マス類を獲っては市場で売る日々を過ごしていました ┃
┃ ┃
┗ ┛
ヽ /
ヽ、 /
ヽ、,-、‐、‐- 、 /
/::ヾ.、ヽヽヽ〃-、
/ヽ、,.::'⌒ヽi l l i':. ヽ
lヽ、 i'::::. .:l l l l::::.... ::}
|:::::`l::::::::::::::::l l l ト、:::::;ィ
!ミ::::ヽ、;;;;;/l_|」_!_ニ´:j
ヾ:::::_,.-‐<ニ二二7_〉/
ヽ::「|\i´ニニニニコ/ ←家族のために何ができるかを必死で考えるラウリ・ラパラ
. ` ト、_`ーニ二ニ7
/ `ー---‐ ' \
| \, -‐- 、-‐- 、
|\ \. (" ̄ .入
| \ "  ̄ ̄ ̄ )
| / \,,_______人
| /\ \ \
ヽ,____/;___\ \,,_ \,,__
(______)___)
┏ ┓
┃ ┃
┃しかし時代はWWⅡ前の大恐慌の最中、ただでさえ苦しい生活は不況のためますます苦しくなり、┃
┃彼は家族のために毎日必死に働きましたが生活も漁獲量も一向に上向きません ┃
┃そんな辛い日々の中、ラウリ青年はマスに追い回される小魚の群れを見てあることに気づきます ┃
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\ - ‐ ― - 、 /}
/\::::::`ヽ \ヽ:::\ //
∧:::::::::\::::::::\ ヽヽ::::\ //
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∧ ヽ ヽ:::::::::::::::\:l l l l:://:',
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,':::::::::::/ /::::::::::::\:::ヽ::::::::::::::/:::l l l lヽ:/
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ノ::::::: / /:::::::// |:::::::\\ / ニ 二二}`lヽ
/::l::::::::l/::::: / / / l:::::::::::::\}ヽニ ニニ/ /:::::::\
/::::::::l ̄/:::::::::::::l l {::::::::\::::::::::::::ヽ ‐‐一 ´/::::::::::::::::\←小魚の動きを見て脳裏に電流が走った瞬間のラウリ・ラパラ
:::::::::::V/l::::::::::::::ヽ ヽ\::::::::: ̄ ̄/ / / /:::::::::::::::::__}
:::::::::::: Vl:::::::::::::::::::\\\ ::::::: / / / /::::::::::::/:::::::::::::::`ヽ
:::::::::/ ll::::::r‐l⌒l⌒lヽ 二二 二二 /::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::',
:::/ l⌒ l l l l }`――― ´::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::',
' ', l ____:::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
} l〃- ヽ::::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
ヽ____ イ l_l::::::l l:::O::::::::::::l l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/
l ―――― l :::::::ヽニ>::::::::::::// >――――┬ '
|ニニニニニ',:::::::::::::::::::::::::://:::::::\ l
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┃ ┃
┃小魚の群れの中で、マスが襲い掛かるのは決まって動きの遅い弱った小魚でした ┃
┃これを逆に考えれば、弱った小魚と同じような動きをするものがあれば、もっと魚を取ることが出来る?!┃
┃ラウリ青年の胸に希望が灯った瞬間でした ┃
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_ ヘ:_:_:_:}_/、:\) f'⌒Ⅵレ´ `V::::::::::::}
∧ 辷==/`r:_:.>′ { i}||{ i}::::::ム:リ
. /.:::::ー‐‐f' -=ミム_ イi||丶__,ノ::::斗イ
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i:::::::::::::::::::r──=彳:::::, ‐==/:V三三ヲ'/:::::ノ\
ト、_:_:_:_:_;イ:::::::::::::::::!:/ニ/://::::ー==彡:_::/.::::::::\
|i:i:i:i:i:i:/::r‐´ ̄`ヽ、三/.:::::{iト、::::::::::://.:::::: -==ミ ←コルク製漁具がはじめて上手く泳いだ瞬間のラウリ・ラパラ
ゞ=='==〈::::::::::::::::::}::}/.::::::::Ⅵ三三 彳:::::::/.::::::::::::::::\
'.:::r===ミ.< {::::::::::/:::::::ir‐ 、::::::::f′::::::::::::::::::::::::}
Ⅶf´:::::::::\:::::::{:::::::::|i⌒iし゚<≫=ミ:::::::::::::::::::|
\::::::::::::::::`⌒>==≪´::::::::::::::::::::::}\:::::::::::リ
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\!E三三三ノ:::::_ 斗≦:/ /
::::.`ー==‐≦二二二二 ′
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┏ ┓
┃ ┃
┃そしてラウリ青年は新しい漁具の開発に挑みます ┃
┃コルク栓やバルサの枝を魚の形に削って、水の中を引くとフラフラと泳ぐように調整し、 ┃
┃枝のままだと魚らしく見えないので飴の包み紙の銀紙を集めて枝の表面に張り付けて鱗の光り方を再現しました┃
┃そして毎日毎日試行錯誤し続けた結果、彼の努力は実を結びます ┃
┃世界初のミノー、オリジナルフローターの原型の完成でした ┃
┃ ┃
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{::::/T'~丁ミ/{'/!::ノ
,.斗===}:〈 ∨'ヽ`ヽ}ト'"
/ィア´::::::::`ヾ:.、ヽ` ミア’
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/:::::{::::{::::::斗---::、}:/ ヾ,
,.:::::/::ヽヽ'>'":::::::::::\ , ' 獲ってきた大量のマスを市場でドヤ顔で売るラウリ・ラパラ
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/::::::::::::::::::::斗-ミ__::ヽィ:/!}ー-v,ィ///ア´/ Y//////!ノ:ヽ: ー'!
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┃この時ラウリ青年が作った漁具は手漕ぎボートの後ろから2~4本短い竿で糸を垂らして┃
┃その先に結び付ける今でいうトローリング用のルアーだったと伝わっています ┃
┃(トローリング:船の後ろからルアーを垂らして低速で船を走らせる釣り方 ┃
┃年末TVの「マグ〇に命を懸けた男たち」で餌を使ってやっている釣り方と大体同じ) ┃
┃そしてこのルアーは今まで通り小魚を餌に使っていた仲間の漁師たちをはるかに超える ┃
┃信じられないほどの漁獲高を叩きだしました ┃
┃これが一つ目の伝説『餌より釣れるルアー』です ┃
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寸, //
寸, //
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,.ィi〔寸,|.: : ::/ニニメ、
〃レ'"⌒寸:0 :-=ニニ∧
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ゞ’, Vー -.: ::-=ア´ 徴兵されることが決定し、覚悟を決めるラウリ・ラパラ
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┃ ┃
┃こうしてようやく生活が安定してきたラウリ青年に更なる苦難が押し寄せます┃
┃1939年11月30日 ソ連軍フィンランドに侵攻 冬戦争の始まりでした ┃
┃ラウリ青年は徴兵され、前線の守備兵として従軍します ┃
┃(ガルパンニキの皆様には継続戦争の方が分かりやすいかも?) ┃
┃ ┃
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/////ヽ==∨ノ////少、 最前線の雪の中、歩哨に立つラウリ・ラパラ
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┃冬戦争の推移については割愛いたしますが、この戦争でラウリ青年の人生は一変します┃
┃ラウリ青年の人生を大幅に変えたのは、ミノーでした ┃
┃ ┃
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_,. -― 、
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/ゝ、i:}i:'rミ、i:i>''´ ̄}`ヽ ||
ii:i:i:i:i:i:i:ゝ 'i:irミ、i:i:i_,. -='=ミ ||
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|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iゝ 'i:,i:i:i:/ ./ヽヾヽi:i:i:i:i:i:i:i:||ヽ. /
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|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}__/ .'i:i==i:i:i:i/::::::::::::::::::ハ ム}ゞ'
|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i' .{i:iマムi:i:{::::::::::::::::::::::::},マ}/ハ
{>ュ,,_i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:,イ i:i:i:i:i:i:i:i:i乂::::::::::::::::,イ,マノ:::::}
{>=三>=----r'' _. 寸i:i:iハ¨'''‐-r=¨_´/,マ/i:::::ノ
iゝ=三>=三/´ ,. : ´i:i:i:i:`: .、ノiヘ/ マ /´ー= _≧x,,ゝ''
. ,:i:i:i`ー―‐一 {/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ヽ//ム マゝ二=- ,,_ノ
,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}==ミ、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ム//,ゝ.,_マゞ二=ゞ
. ,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}二二\i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}、////`7ー='
. ,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ムi`ヽニニヽi:i:i:i:i:i:i:i:,マ> 、/ヾ 、
,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:iムi:i:i:i:寸_ムi:i:i:i:i:i/i:i:`''< > 、}》==ミ、 己の漁具の優秀さを上官に訴えるラウリ・ラパラ
.. ,:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}:i:i:i:i:iマニ}i:i:i:,イi:i:i:i:i:i:i:i:i:` <}/ヽi:i:ヽ
{i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i}i:i:i:i:i:i}У¨´i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ムi:i:i:iムi:iム
寸i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i,イi:i:i:i:iノi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}i:ir 、ハi丿
≧。,,_i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/_ノi:i/人i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:,:i:i|jゝ'i;}
\二ニ=-‐''´ニ//‐- ミ,\i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i,:i:i:i:i:i:i:i,
`ー<ニニニ>''イ_ `''<、i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:/
`¨¨´ {:i:>ュ,,_. ` <i:i:i:i:>''´ヽi:i:i:i:i/
マi:i:i:i:i:i:i>ュ,,_ `´ `У
ノi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i`ー ┬――‐ ┬'
/` マi:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|三三三=|
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┃冬戦争の期間中、敵も味方も困ったのは食料と燃料弾薬の補給でした ┃
┃フィンランドの零下40℃を越える寒さと豪雪、深い森と湖沼は補給を困難にし、 ┃
┃どちらの軍も食料や弾薬の不足に悩まされます ┃
┃そしてラウリ青年のいた部隊も食料の不足に悩まされ、近くの湖で現地調達を行うことになりました ┃
┃この当時のフィンランド陸軍では湖にダイナマイトを投げ込んで魚をショック死させて一網打尽にするのが主流でした ┃
┃しかしその調達方法を知ったラウリ青年は上官に直訴します ┃
┃「貴重な弾薬をそんなことに使うのはもったいないし、ダイナマイトで殺してしまっては回収できない魚が大量に出てくる ┃
┃俺の漁具ならそんなことをしないでも部隊全員が食えるだけの魚を獲ってこれる!」 ┃
┃それを聞いた上官は「そんなふざけたことを言うならお前が獲ってこい!」とキレて彼を小隊の仲間と共に漁に向かわせます┃
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`乂_;Y::ノ {:{ ::::::}|i|{ ::::::}!}
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` ー-=冬彡リリ::::::::}}.三三三.{{::::::: }ト、::::::::リ:::::::::7ーァ'⌒ ー{::し彡Y
`V/::::::::::::`¨¨Y¨¨´ :::::::::斥㍉イ:::::::: {{::::{{:::::::::::: 乂<彡′
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/::::::: \ Y´ ̄ ̄`Y.リ 大量の魚を積み上げて上官を煽るラウリ・ラパラ
{ー=ミ\:::乂.(○).乂::}
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):=彡{ V=彡ヘ
〈::::ー=ミ) V=彡ハ
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〈::ー=彡′
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┃その結果、ラウリ青年達は1時間余りで74匹の魚を獲ってくることに成功します ┃
┃これはダイナマイト漁と比較しても遜色ない漁獲高であり、貴重な弾薬を消費しない実に有用な漁法でした┃
┃これをきっかけに、ラウリ青年の作る漁具はとてもよく釣れるということが部隊内に広まり、 ┃
┃噂は噂を呼んで最終的に全フィンランド陸軍にある話が伝わります ┃
┃「ダイナマイトより釣れるルアーを作る職人が陸軍にいる」 ┃
┃これが二つ目、三つ目の伝説『湖に爆弾を投げ込むよりラパラを投げ込んだほうが漁獲量が多い』 ┃
┃『冬戦争を支えたルアー』です ┃
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ヽ /
ヽ、 /
ヽ、,-、‐、‐- 、 /
/::ヾ.、ヽヽヽ〃-、
/ヽ、,.::'⌒ヽi l l i':. ヽ
lヽ、 i'::::. .:l l l l::::.... ::}
|:::::`l::::::::::::::::l l l ト、:::::;ィ
!ミ::::ヽ、;;;;;/l_|」_!_ニ´:j
ヾ:::::_,.-‐<ニ二二7_〉/
_ ヽ::「|\i´ニニニニコ/_
,. -<: : : :|.:` ト、_`ーニ二ニ7い: : >‐- 、
/: : : : : : : : :.ヾヽ `ー---‐ '/:/: : : : : : : ∧
/\: : : : : : : : : : :.>ミ ー--‐:ソ:: : : : : : : /: :ヽ、
/: : : ヽ: : : : : : : : /  ̄ ̄ ヽ: : : : : :./: : : :.∧ 久々の帰宅でくつろぐラウリ・ラパラ
|: : : : : \: : : : / 許 ∨: : :/: : : : : : :ヘ
|: : : : : : : :ヽ/ ヽ:/: : : : : : : : : 〉、、
/: : : : : : ヽ:/ さ .∧: : : : : : : : /::入
/: : : : : : : : : { ! ∨: : : : :// \
厶: : : : : : : : : ::〉 ん /} V二ニ <, ヽ
ヽ::\____/ r ニニつ、_ / /〉/〉 〉 /\
Tヽ、:::::::_:⊥、____/ }/ (二./〃∠二二⊃ /::::::::ヽ
. |  ̄ ソ |`ー――――彳 /:::::::::::ヽ}
. | ___ノ―‐:V:ラーメン| ロ ロ /―┴─ - 、::::\
/^" ー―――‐ ' "´ ̄ 弋二二二フ \:::!
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┏ ┓
┃1940年3月6日 冬戦争はフィンランドの敗北で終戦しました ┃
┃そして徴兵されていた兵隊達は家に帰り、また戦前と同じように生活を続けていきましたが、┃
┃その中にラウリ青年の姿もありました ┃
┗ ┛
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\/:::::::::::/ //:::/ヽ
|\:::::/ //////ヘ
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ヘ ィ⌒ヽ||. ||::/⌒ヽ::::|
ヘ _! ||o||:| /7|__
__ヘ.r'"::ゝ___ノ|| .||::ヽ__//:/:::::::ヽ____
/:::::::::::.|ヘ::::::::ヽ::::::||. ||:::::::///|:::::::::|ミミ:::::::::::::::::::\
/:::::::::::::::/ミヘ:::::::|||ヽ|ニ二7//:||.|:::::::::|ミミ|:::::::::::::::::::::::ヽ
/:::::::::::::::/彡l:ヘ:::::|||::|゙ー―//::::|.||:::::::::|ミミ|::::::::::::::::::::::::::|
|::::::::::::::/三ミ|:::ヘ:::|||::::::::::::://:::::川:::::::::ヽミミヽ:::::::::::::::::::::/
/\:::::::/三ミl::::::ヘ:ヽ三三//ニ三彡::::::::::oヽ≡ヽ::::::::::/ヽ
. /:::::::::`-三彡ノ:l ヾヘ──//ィ:::::::::::,---、n.:::\≡ヽ/:::::::::\
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r‐--r--、::::::::::::/ ./⌒ヽ:::::::::::::::::::::/⌒ヽソ`:::::::::::::::::::::| ヽ:::::::::::::::::::|
r‐、イ:::i:::::!:::/::リ ̄ ̄ ̄l |:::::::::::::::::::::| ト二l:::::::::::::::::/―-|r‐-r、:::::ノ
_ヽ-"゙‐'二二二レ-i──|._ノ:::::::::::::::::://ー ´.ニニ/ ̄ ̄ ̄ ̄「:「:l::|:::i}ソ二ニ⊃久々に漁に出ようと船の準備をするラウリ・ラパラ
゙‐───l::::::::::::::/ ̄`ヽ| ゝヽ::::::::::::::// _r ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ∪‐'
`゙'''ー''^ /ヽ ヽゝ::::::::::// /\:::::::::::::::::::::ヽ
| ゝ._二二__/ lニニニニニニニl
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. !:::::::::ト::::::::|圭圭フ//////,'l圭圭圭///| . |::::::::::::::::|
l゙゙゙゙゙゙゛::::: ̄レ'┴-|////////レ┴-ケ///.|. l::::::::::::::::',
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|:::::::::::::::::::::|三三|////////|三三|///.| |:::::::::::::::::|
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┃ラウリ青年は今まで通り漁師として生活していこうとしていましたが、彼の生活は一変していました┃
┃良い方に ┃
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ー/ヽ _,.。o ゚ ,.。+ ゚ ハ/::/_
ーソ 〉 ,.ィく (__)〉''" _ レ^ヽ三〈
^7,.ィミ、 。sく_|_|_ハ''" |i「::| }::::::/=、
_xヘ//ヘ く__/}ー‐/ | |_:| l , /`ア リ
_/ハ//ム 、 _ / /:::::/ .| |(ニ〇 ,. |-、/ /::::::_ア′
\マ//ム Χ//_ヽ ,.イ:::::::/ i|^二⊃ 、 , /-、} .ハ |::::::::_,ア
f寸/ヘ__ /=ャ_ァ⌒Yヽ \ __ / {/ニニ/‐/-、 L圦「」. Χ「」メ / /{_ノ_,〈_)} /\:::ア
'〈///ム`{ゝ':. `ーく } Χヽ/_、 ′ i{| |'⌒';:, 辷コ /ニニ・ニニム |/ゝ/ニニニY´ / /^
'〈///∧ヘゝ:. ,.イく /:/^マム._)n ,、 .| ハ圦 _ハ /_| { (__ノ_ゝ_).} }ゝ-}乂ニイ| //
'〈////77、弋_ノノヽ\ __ヘn.イ--テ|_|// ,廴__|彳‐‐ャxヘ ./::::::::レ'⌒ヽ{ n }_,ソ__ //`/ { .| /〉
\//ア `ー く ', ', .\`|_|、ゝ=ヘつ-〉、 /::{:::/::トーイ::::::廴__ |-─ィ⌒ヽ:::::マ=彡^ヽ\ ,.イ{∨ / /弋_ソ
〈 ̄ ノ ∝レ' /:〈ソ_ノミs。sマニ〈:::ム \/ ̄^r─ゝ/:::::::ヽ {__}// ̄ \_ハ:::::∞}∨ _/ ,.斗┴-=彡クく∨
| ̄ ̄``'く_ ハ ,イァ'´:::7::::::::゚。:∨::\ヽ {_ { ∝/:::::::::::::::〉 ≧=─=彡' \::_:/ } {===〈 {_{二二ハ/イ/}
,j__/::::/ ,イム } //:::::::,イ::::::_:_:_廴\ノノ .|ー/ヽー/⌒ー‐‐' \二二__,.イr λ::::::〈 Yニニナ/_{ 家族と共にルアー製造に励む
/---ミf⌒\/V//ハ 〈ミs。/弋二二二コ ̄ .|ー{ }/ / 寸 ̄___/_}三ノ\:::ヽi{二二^Y/ハ、
, ' |\_) ∨/fヽ /ー/ ̄(_)┐ /T(^)(7⌒ヽ′ ノーァ‐{(_)}_/ ^^Y|ヽー‐‐イ/_.', ラウリ・ラパラ
{⌒\ }ー// {/∧´, / ̄ `T:::T::| 厂`¨7:::::::/¨{ /__/:::::}ニ|∧ 〈〈トミ ̄ ̄〉/ ̄∧
{::| ̄``丶{,.イ/ \xヘ|__ ,, /-ミ:::::::|ー |::ハ /::::::|:::′:::/::::::', /_:_:_::::::::/ ̄}:_xヘ {、 |\ー/^'∨ ∧
┏ ┓
┃全フィンランド陸軍にその名を知らしめた、『ダイナマイトより釣れるルアーを作る職人』 ┃
┃その噂を聞いてラウリにルアーを売ってほしいと言ってくる人が絶えることなくラパラ家を訪れるようになったのです┃
┃副業のつもりで始めたルアー製作が、ラパラ家の家業となるのにそう時間はかかりませんでした ┃
┗ ┛
ヽ /
ヽ、 /
ヽ、,-、‐、‐- 、 /
/::ヾ.、ヽヽヽ〃-、一ヽ、 __r‐- 、
/ヽ、,.::'⌒ヽi l l i':. ヽ7 7 } : : : :\__
lヽ、 i'::::. .:l l l l::::.... ::}/` ‐ / /: : : : : : : : : :` '' ‐-、_
|:::::`l::::::::::::::::l l l ト、:::::;ィ ─≦/.:.:.:.:.: : : : : : : : : : : : : :丶、
!ミ::::ヽ、;;;;;/l_|」_!_ニ´:j └‐-、__:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : : : : : ヽ
ヾ:::::_,.-‐<ニ二二7_〉/ `ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : : : :}
ヽ::「|\i´ニニニニコ/ __,. -<`丶、.:.:.:.:.:.:.:.:.: : : : :/
` ト、_`ーニ二ニ7--─一⌒V : : : : : : : : : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:r´ラパラ社設立にあたって記念写真を撮るべく
_ ,.-=〈:.:'、`ヽ`ー---‐ 'ヽ:.\: : : : : 、: : i:: : : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:.:/ 精一杯めかしこむラウリ・ラパラ
_< : : : : ∧ :ヽ /:::ヽ Vヽ:ハ : : : : :ヽ: : : : : : : : : :.:.:.:.:.:.:./
, -‐ '´: : : : : : : : : : :∧、 ∧::::::∧ l: : <:_: : : : :i: : : : : : .:.:.:.:.:.:.:.:_r'´
/: : : : : : : : : : : : : /: : l V !::::{ `!: : : : : : l: : : i:: : : .:.:.:_、-‐''゙´
f : : ヽ : : : : : : : / : : : : l l::::::i l: : : : : /. : : :!.:.:.:/
ゝ: : : i: : : : : : :〈: : : : : : : l {::::::i !: : : : /: : : : :l/
j : : : : i: : : : : : : ヽ: : : : : : ゙、 !:::::::i l: : : :./ : : : : :!
┏ ┓
┃大量に舞い込むルアーの注文をさばくため、ラウリが設立したのがラパラ社 ┃
┃こうしてラウリはフィンランドの零細釣り具メーカーの社長として戦後の人生を歩むことになったのです┃
┗ ┛
/ _/-―-、
iV/:::::, 乍==ミ
/i゚|レ⌒Y::::::::::::::i
y|.|ゝ ノ:::::::::::::::::|
`vチ‐く::::::::::::::::イ
ト三/メ:::/ .|
ヒ´ノ 人  ̄ `ヽ
, '´ 入 / ___ , -‐‐゙ー=: .、
,. ‐='´` >‐‐ 、≠ ´ `ヽ ヘ
/ / ;' ハ.
i ; i ヽ,、 _ /`ヽ.
}. { ! ∧`´ `゙'´`ヽ. ',
/ ∨`ヽ ノゝ .._ 。 _ノ ヘ. \.', フィンランドの金メダル獲得に興奮して脱ぎだしたラウリ・ラパラ
{ ,' ゝ゚.. ィ´ { _,._'  ̄ ̄<.__ ヘ. , `',
/ .イY⌒`゙{´ `¨´∨ ハ、 ノ ヽ. リ ',
/ ヾ. / ト.、_____ ;.... -‐‐‐イ//ハ,/ Y ハ
/ ヘ-、/ }{ `.: ノ',/ ; ハ ゙i ノ/ i
! : i |ハ、......c;r '"  ̄ } し' | ',/ ,ノ ;
ハ、 ノ ,' ! i. ,' _ノ>、 ∨ / ,'
i,リ )' / ヽヘ /_..≠/、.ヘ i {
! , ' 人ヾ、 _.≠ , "ヽ ',. } / {
i :. / / .i ヽミ=´ / ; ',| ! , i
| ヽ / '´i ∧ ! /, : i. {/ ,/ //リ
,' 、 〈 ,'' /'、 ヘ ノ; / : i i. i' /.ノノ"
ヽ {'ヘ_j .,'i/ ' } `T ,' { リ .i `
ゞ、.)っ. !.! ,' ,ハ ! i 八 ,' i
| ゙! / ヽ | i ; |
┏ ┓
┃1952年、長く続いたWWⅡも終わり、戦後の混乱期を過ぎた欧州でオリンピックが再開されました┃
┃その会場はフィンランド首都ヘルシンキ ┃
┃この大イベントにあわせてラパラ社も首都ヘルシンキの釣具店に大量にルアーを卸していました ┃
┗ ┛
. 、 /
\ /
-<|「i|>‐ミ
. .: ⌒ .|i i|.: ⌒ヽヽ
i: : : : :|i i|! : : : : i}i
弋:_;/|i_i|\_:_;ノ |
__ Ⅵ Y二二Y ヽ /}〕>、
´//〃/∧、{ニニニニ} //// }/>ァァ====ミ
/////{!//i !辷ェェェェ彡'// ////〃 /////∧
/////|'//i ト、/ー=彡' // /////{{////////}
、////|///>. ー‐‐彡 </////{{/// -===ミ
/≧==!//////><'/ r=ミ o//从/〃//////\
'/// { ///////i////,J しノ/////ヘ ////////\
/ \/////人/////////彡' } \/三三三彳 アメリカから舞い込んだ大量の注文に驚愕するラウリ・ラパラ
} ̄i ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! ̄ イ Ⅵ´/////!
v┴── ‐ ─┴─彡'/ ////////
}///r=======ミ. //// ////////
|__〔〕 {〕(*)〔} i}〔〕__!、 ∠=ミ、///
////ゝ======彡////_/////}i〉'
. /////∧77777∧/ ゝ--ァ ////
/////// |77777|////// /i | | |
. {===ミ///|77777|////〈_/ JJJ
|//// \ !77777!/´/////∧
┏ ┓
┃そしてこのオリンピックがラパラ社に大きな影響をもたらします ┃
┃それは欧州ではなく大西洋のむこう、アメリカからやってきました ┃
┃アメリカ選手団の選手がラパラのミノーをアメリカに持ち帰ったところ ┃
┃信じられないくらい釣れるルアーとしてアメリカから注文が殺到したのです!┃
┃ここからラパラは国際的な釣り具メーカーとして飛躍していくことになります ┃
┗ ┛
「 、 /7
\\‐¨ ̄ ̄¨‐、. //
/ヽ. /.丶\ ミ、 ゙//
;;/: : : ::| / /\.\___//ハ.
. {: : : : ::|. /ヽゝ、_ ヽノr=ゝ-':::::::! _,..:-=ー'
_ |: : : : : |. イ |゙>¨ー=弋=ァzレ'=、_ j! ,. ,r-‐;=' "´ ,..ィ
/,': : :\: |: : : : : :! : {| /´.:::::::::.、 =ァ/:::::::Y! ,..‐'´::`ー‐'´::::::て_ ,.. -‐''´::::::
{. ': : : : : :凵: : : : : : ヽ.__j::::: : : ::::::i ゚ {::: : : ::::, ,..-''´;::-ー''::´:::::::::::::::::::::: ̄::::::::::-=ー'
弋、_: : : : : : : : : : : : ', ヽ彡、::::::::::ノΥゝ.:::::::ノ' ,:へ::::::_;:::-:''´-ー'´::::::::::::__;;::::::::--:──:---:::::::;;____
_,..イ´: : : : : : : : : : : : : ヽ }r= `¨-ャュ.∧:::::::::/ '´::::`` ニ´_;:::::-‐‐''´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: て
/: :|: : : : : : : : : : : : : : : : : \___ 7/ `ヽ〈::::::::::::::::,イ__ ::::;;:: --‐、──t-、;:: -── '' ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`` ‐-
/!: : ::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `ー‐'´: : \ ! `゙:::::::::::::K o=、`ヽ-、
〈: : |: : :ノ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ:::::::::::::::::/ ゚゙゚` ゚ `゙≧、
ヽく´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : __,....ノ、ヽ.Y ̄ヽ_,、o 。7 ヽ. ',
/ ::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : r'^ ̄ <O___>-、____}´ `ヽ':::: '! !
八 ,-'、: : 、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ノ ', O', :::: ヽ l 友人が本当に餌を付けてないか疑って竿を取り上げようとするウェーバー
∨ ::丶:弋_: : : : : : : : : : : : : : : : : /......: } l :::: l /
、:::: ::::}: :ヽニ==========ァ--‐'':::::::::.. ', O', ::::::: イ
\___ノヽ.: : :` ̄ ̄ ̄: : /::::::::::::::::::::::::::............ i! i! ';::::::/|
`ー-゙ニ==─=ニニフ´∨::::::::::::::::::::::::::,.:::::::ノ ..::::::| Ol......::':::::::::/リ
` ̄ ̄´ ヽ:::::::::::::::/´:::::::::::::::::::::::::::::::::| i|::::::::::::::イ /|
',:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| O!::::::::::::::|_ノハ.
ゝ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::L__j::::::::::::::|::::::イ\
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::γ ̄ヽ!く 〉、
?逢::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\/:::::',
┏ ┓
┃ ┃
┃ラパラが世界的な釣り具メーカーとして飛躍するきっかけを作ったのがこの人 ┃
┃ミネソタ産まれのアメリカ人ロン・ウェーバーでした ┃
┃当時グッドイヤーのタイヤのバイヤーをやっていたウェーバーはある日友人とカナダの湖まで釣りに出かけました ┃
┃そしてルアーを投げ始めたのですがウェーバーが一匹目を釣り上げる前に友人は次から次へと魚を釣り上げていきます ┃
┃「おかしい!お前餌投げてるんじゃないのか!?」「何言ってんだロン、俺が投げてんのはラパラだよ」 ┃
┃そう言って友人がルアーを投げ込んでウェーバーと会話をしていると、リールを巻きもしないのに友人の竿に魚が掛かったのです! ┃
┃これがラパラ四つ目の伝説「投げて流すだけで魚が食いつく」であり、ウェーバーがラウリにラパラのルアーを大量発注したきっかけでした┃
┗ ┛
-==ミ
___ / \ ,
\ .::::://::::::.`ヽ / /∨
. /{⌒:>、 \/.:::/〃′: //, ‐::. ′ ̄`ヽ /ー‐}
/::::f'.:::/\} /ヽ::{|ii/:::_::///.::::::::i f⌒ヽ \ / A
_ ヘ:_:_:_:}_/、:\) f'⌒Ⅵレ´ `V::::::::::::} ∨:`__、 ト、_レ'
∧ 辷==/`r:_:.>′ { i}||{ i}::::::ム:リ ___/:::::/三〉、_, ≦>′ (\
. /.:::::ー‐‐f' -=ミム_ イi||丶__,ノ::::斗イo o /{:::::/三/三f>′ (゙ ( ヽ 、
.'.:::::::::::::::::{ /:::::::::::::::::::v=ii===r彳}::人| ̄ 〉、 \ー‐'‐=≪> 、 r‐\\ \Y ラウリを説得してアメリカでの輸入代理店を任されたウェーバー
i:::::::::::::::::::r──=彳:::::, ‐==/:V三三ヲ'/:::::ノ\j / ̄ ̄ ̄ \  ̄\ { }
ト、_:_:_:_:_;イ:::::::::::::::::!:/ニ/://::::ー==彡:_::/.::::::::\ム ‐==- 、o / ̄ ̄ ` 、Y´ ̄}
|i:i:i:i:i:i:/::r‐´ ̄`ヽ、三/.:::::{iト、::::::::::://.:::::: -==ミ y::/o \:::::`.
ゞ=='==〈::::::::::::::::::}::}/.::::::::Ⅵ三三 彳:::::::/.::::::::::::::::\ /:::|≧==ミ }::::::::.
'.:::r===ミ.< {::::::::::/:::::::ir‐ 、::::::::f′::::::::::::::::::::::::} {:::::{ \ /\ ̄i}
Ⅶf´:::::::::\:::::::{:::::::::|i⌒iし゚<≫=ミ:::::::::::::::::::| '.:∧ー── ヘ./ i! Ⅵ}
\::::::::::::::::`⌒>==≪´::::::::::::::::::::::}\:::::::::::リ , へ::≫‐ァ‐=彡' ゚ リ f′
\::::::::::::/ニ三三V::::::::::::::::::::::i三}:::::/ 人___/ \__,/_ 八
. \:::::{三三三三}::::::::::::::::::::厶イ/\__/ /  ̄ 〉:::〉
\!E三三三ノ:::::_ 斗≦:/ /二≧=‐┴=ニニ彡' /.:/
::::.`ー==‐≦二二二二 ′:::::.. / /.::′
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.' ::::::::::::.. ′ ー=' ′
┏ ┓
┃ ┃
┃ウェーバーは何度もラウリと手紙をやり取りするうちに、地元のスポーツショップでラパラのルアーを売ることを思いつきました ┃
┃こうして、ウェーバーはNoMark社を友人たちと設立し、ラパラをはじめとするフィンランドのルアーのアメリカでの輸入販売を始めたのです┃
┃ ┃
┗ ┛
,. -―- 、__
__ ___/_____ \`ヽ
,.ィ7フ´/ 〃´,.ニ `ヽ、 ', }\
,.イ{( { / ,.//,∠二. \ ヽ ヽ i }\
,.!! l ', ヽY´//彡__`ヽ.\ ヽ ', ! ! j /丿}ヽ
〃{ト、ゝ\,| ' {イ}ヽ. Y }V } } jノノノ ,.' ' ノ }
,イl ',\ヽヾ,!l Y⊥⊥j_j_j厶厶=-‐<__/ /!
. {{ ヽ. \ヽヾ!l|j \ ´_ノ\
/ト、__ ゞニニヾjリノ/ `ミ.二ニ ヽ
ト{ヾニニ 二ヲ¨´_ __ ミ二ニ ヽ
Λヽミ二二彡::/⌒ ー= ,. -‐'⌒\ ミ三二ニミ、
| '、、ゝ辷彡:′ ,.二二ヾ、 ´ ,ニニ、 ゙ }二ニニ ミ、
Λ ヽ\ミニ'::: _,.ィア(威)ヽ::', ,.ィ威)ぅx,_ 三二 ニ_ミ}
{{{\ \ミミ::::"´`¨¨¨´ .: `¨¨¨´` 二ニ=<⌒ヽ\
ゞ \ヽ',ヽヽミ ::. :: :. !イ) ) } 〉 ) }
\ノノ/ , }}} !:. ::. ゝ´゙::.´` . ,{{ {//__ニ´丿
〃 〈 〈〈Λ',:.:::: :. ,. --- 、 '_ヾ∨ニ7フア′
{{辷__ ニ{{,ハ ,:.:::.::. く='ニ二ニ=,ゝ ^ーァ'ノ三_,.イ
{辷_三>ノΛ:.:.:.:. `ー ---‐ ' /!Уイム///
辷三シ巛((心、:.:. . , ´リ{ 辷シ(__,.イ
`ー=辷_\_辷ノ!\:.: . . / 〃\ゝニ=‐'/
`下三ニハ::.:.`` ‐---‐ ' ´ {{ 辷ニ`ァァ'´
ゞ二ジΛ:::::.:.: : : . ゞ、_ /
辷厶Λ:::.:.: : `ヽ、_ __
jハハ: : : : . ,. '"´ `丶、
j::: : : : / \
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┃NoMark社を設立してから3年後、ラパラのルアーの名前が全米を飛び越えて世界に広まる出来事が起こります ┃
┃事の起こりはマリリンモンローが自殺した事件でした ┃
┃当時のハリウッドの大スターの自殺というショッキングな事件に、これを特集した雑誌「Life」は史上空前の売り上げを記録します┃
┃そしてその号の「Life」の記事の中に、「A Lure Fish Can't Pass Up(魚が無視できないルアー)」と題された ┃
┃ラウリ・ラパラのインタビューとラパラのルアーを絶賛したスポーツライターの記事が掲載されていたのです ┃
┗ ┛
__ ',', 'i!
,∠´: : : : : : : ̄¨≧',', ,','
/=== ̄`゙丶.: : : : : _',.\ //
/,彳 ̄`ヽ.ヽ\: :冫´ `\、 く
. /: : : : : : : : : ヽヾ/ ',', 'ヽ
{: : : : : : ,.=、: : : `イ }! i!l. }ィ=─- ', i!
i: : : : r: :==ゝ: : : ', ノ! i||. j. . . . . . .`ヽ.、 ,i .
. 八: : : : `¨ー=: : : : :ゝ、 イノリ!レ. . . . . . . .ヽ.',',スレ ,.≦ニニ≧、', }!
. ',: : : : : : : : : : : : : : : :`ーニ't=='L'ノ'`ー‐. . . ._/r、=/ /ィ─-- _:::::',j! 、 . 文字通り桁の違う量の発注を受けて驚愕するラパラ社の社員たち
_ ヽ.: : : : : : : : /、 ̄´ 冫ゝ‐-=='. . . . . . ./::::::::::ノ]' レ──、_-ニヽ} ,ィ ─ヽ.、i
: :\ /: : : : \_/ \ ./`二ー=='. _. . . . . .ゝ_:::::,イ_リ ', ゝ(__.ノリ /::::::,イ¨ ヽ.j!.
: : : : `ヽ.: : : : : \ `ゝ、ー─ヲ‐ _ ̄ --'<  ̄ 7 冫=ァ-'´__/ 7' くヽ:八:::__:ノル
: : : : : : : 、: : : : : : :`ヽ.__丶ー=ア ̄、\ノヽ人ハ人入ノヽ='ー-'=--.ュセ'≧.ゝ-、、メ-,-7/
: : : : : : : : ヽ: : : : : : : :ノ r==='\ ゝ) ¨ ̄ ー'::::ヽ' `ヽ.}=ィ)'、
: : : : : : : : : :r、: : ',ヾ.、、.イ、:::::}´. . .\:) イ  ̄Τ ナ ``  ̄ア (/::n、! / ヽ/´
: : : : : : : : : .ョr、: : : : 、丶: .、、:!. . . . . .). | 口 j / こ つ (  ̄ ̄ ツ ( '='、:::::::::::}::
: 丶ヾ.: : : : : ヨッ',: : : : :``、ゝ'シヽ.. . /ヽ ` (:::/ /フ::::::/::
┏ ┓
┃ ┃
┃「Life」のマリリンモンロー追悼号が発行されたのはちょうどアメリカの釣りのハイシーズンである10月半ば ┃
┃空前絶後の部数の「Life」は空前絶後の数の釣り人達にラパラのルアーの威力をアピールすることに成功したのです ┃
┃しかも「Life」は英語圏であれば世界中で読まれている雑誌、当時その威力は絶大でした ┃
┃ウェーバーは後に新聞社のインタビューに答えて ┃
┃「マリリンモンローのLifeの時には本当に大変だった ┃
┃毎日毎日NoMark社の電話は鳴りやまないし、見たことがない量の注文票がひっきりなしに世界中から郵送されてくるんだ ┃
┃ラウリも当時の設備ではこんな量の注文はさばけないと悲鳴をあげたので、 ┃
┃銀行から受けた融資の一万ドルをそのまま現金でフィンランドまで持って行って、ラウリと二人でラパラ社工場の拡張工事の契約書にサインしたよ」┃
┃この年ラパラ社が受けたルアーの注文は合計で300万個以上に上りました ┃
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〈∨ ./〉 / ノヽ匕`¨¨´ゝイヽ
'/ .// ./ニ/}二ニニニニニニ=-|
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'/ .// ヽ」 }二ニニニニニニ=-|
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|ニー ニ´^ニ__,」__L __ニニ `¨¨´.:| -=ニニニニニニニ=-,
|ニニ二/ |: : : |: :`''<ニニニ| |-=ニニニニニニニ=-
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`}ヽ| | ’ :|: : : |: : . / .:}ニニ:! |-=ニ ニニニニニニ=-W
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_」ニニ\: }: : |: : : |: ::{: / /ニニム ./ニニ/j{-=ニニニニニニ=->:イ
|ニ「ニニニ`ニ=----=ニ:/ニ!ニニニニム /- ニ/ニ'-=ニニニニニニニ/ニニ ∨ 偉大なるルアービルダー Lauri Rapala(1905-1974)
|ニ|ニニニニニニニニニニニ/ニ/ニニニニニム゙- ニ/ニ:j{-=ニニニニニニ:/ニニニニ∨
|ニ|ニニニニニニニニニニ、ヽ`────:{ニニ./ニ /{ニ斗f七Iて ¨¨´ニニニニニ
> ´ー _ニニニニ 、丶`´ 'ニニ'ニ//゙「ニニニニニニニニ!ニニニニニ!
_ 、丶` ~"''/´ __ .:ヽ-}/ {ニ{ニニニ 二二二}ニニニニニ|
> ´ニ/ ′ / /ヽ 〉 ...: : ::::::::〉゙ |ニヽニニニニニニニ}ニニニニニ.′
/ニニニ ‘ ′ | iL // .〉ヽノ〉: : :::::::{ ..:ヽニニ≧=‐-::--┘、ニニニ/
,-=ニニ/ .:| ヽ ノ ヽ二少、 」: : : : : :{ . : ::::::\ニニニニニニ\/
Wニニニ′ . .: : | . : : : : : : : : : : : : : : : : : :::{. : : ::::::::::::ミh、二ニニニニ/
|ニニニ! . . : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ',. . : :::::::::::::::::::ニ=ァ--匕I´
|ニニニ!:: : : . . . . : : : : : : : : : : | : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∧. : ::::::::::::::::::::/、丶`
iニニニ{: : : : : : : : : : : : : : : ::/`<:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::彡ヽ::::::::::::::: ∠/
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∧_ -‐=ニ二: | :|:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::.’ニニニ
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|、丶`: : : : :| }_____:: :: :: :: :: :: :: ニニニ′
. . : :_.:- ! ./:: :: :: :: :: :: :: :: ^^''‐= ..,_:: .'ニニ′
∧.、丶`: : : `ユュ_ /:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: .'ニニ
| . . : : : : : : : : `ユュ,,/:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: /ニニ ′
∧ _ -─‐¬冖 ¨「ヽ-----  ̄_``~、 ,ノ
」/ ̄ | 㨨ヽ o 㨨ヽ | | ^^''‐= L
「二」 ┬< ! | .{::::::::::::} .{:::::::::::} ゙| | |
/ニ/ニ/:/ニ[ |.人_;ノ 人_;ノ | | |
. {ニニ:{ニi{ニ/--ノ | | |____ |
.∧ニ{ニi{ニ{ニニ{ :|、丶`  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ニニニニニニニ ̄ 冖¬‐-、!
┏ ┓
┃こうして世界的な企業となったラパラは、その後もRapalaCountDown、RapalaHuskyJark、RapalaShadRapと┃
┃多数の世界的ヒットルアーを発売し、今でも世界中に新製品が供給されています ┃
┃フィンランドの一人の貧しい漁師の発明した漁具は、フィンランドを越えて世界に広まったのです ┃
┃ ┃
┃1974年 ラウリ・ラパラ死去 ┃
┃四男に先立たれたりとプライベートでは不幸も多かったラウリでしたが ┃
┃彼の遺したものは今も確かに世界中のルアー愛好家の中に息づいています ┃
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┃ ┃
┃これにて番外編「ラウリ・ラパラという男」を終了させて頂きます ┃
┃今でもルアーの扱いの多い釣具屋に行けばラパラのルアーを見ることが出来るはずです ┃
┃ラパラのルアーは見た目はみんなオモチャじみていますが、その魚を読んでくる能力は本物です!┃
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┃『そう、ですから釣りを始めるならまずはラパラのルアーを買うべきなんですよ ┃
┃仮に釣りを始めないとしてもやっぱりラパラのルアーを買うべきなんですよ ┃
┃ラウリは人の上にミノーを作りミノーの下に人を作ったんですよ ┃
┃キリスト教の三位一体とはオリジナルフローター、カウントダウン、シャッドラップの3つの事であるのは自明であって┃
┃すなわちラパラのルアーを買えば人類に平和が訪れるのですよ ┃
┃さあ皆今すぐにラパラのルアーを買いに行くべきなのです ┃
┃これは明白なる神に与えられた人類の使命なのです(ここまで2秒)』 ┃
┃ ┃
┃ 日本語訳 次回は解説に戻って、クランクを紹介させて頂きます ┃
┃ それでは最後に一言「ラパラはいいぞ!!」 ┃
┗ ┛
以上で投下は終了です
ご観覧ありがとうございました!
ラパラはいいぞ!!!!!!!!!!
投稿乙です
引き込まれました
投稿乙です
釣りを始める気はないけどルアーは若干ほしくなる投稿でした
乙です
凄えとしか言葉が出ない……
乙ー
乙~
ルアーはカタログ見てるだけでも色形が面白い
釣りしないので見るだけだがw
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