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文字入力はつらいよ

WORDに関する不具合について、将来(同じ目に遭ったとき)の自分のためにメモを残す。 Office 365のWORDで文書作成中、日本語入力の挙動がおかしくなった。 使っている仮名漢字変換ソフトはATOK2016。 生じる現象は、次のようなもの。 例えば、「前ゲーム的…

scientistという語の使用例

OEDのscientistの項目にも、用例として引用されているMrs. Somervilleによる"On the Connexion of the Physical Sciences."で、サマーヴィル夫人が、「サイエンティスト(scientist)」という言葉の提案について紹介しているのは、次のようなくだり。 And th…

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★ポール・ヴァレリー『ヴァレリー・セレクション(上)』(東宏治+松田浩則訳、平凡社ライブラリー528、平凡社、2005/02、amazon.co.jp) 人間がつくる作品の価値は、作品そのものにあるのではなく、その作品が後になってほかの作品や状況をどう進展させた…

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私たちは人生は短いことを知っている。自分たちのすることはすべて、自分たちのすべき最後のことであるかのように行います。 (★フレデリック・ボノーによるインタヴューでのストローブの発言より)

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★フェルナンド・ペソア『不穏の書、断章』(澤田直訳、思潮社、2000/10、amazon.co.jp) 私は貪欲で熱烈な読書家だったにもかかわらず、自分が読んだ本のどれひとつとして思い出すことができない。私の読書は、自分の考えや夢の反射、というか、夢を引き起こ…

趣味という防衛本能

★ニーチェ『この人を見よ』(川原栄峰訳、ニーチェ全集15、ちくま学芸文庫ニ1-15、筑摩書房、1994/06、amazon.co.jp) ところでこの自己保存の本能がまごうかたなく最もはっきりと現われるのは自己防衛本能としてである。多くを見ない、多くを聞かない、多く…

映画と言葉

★フェデリコ・フェリーニ『私は映画だ――夢と回想』(岩本憲児訳、フィルムアート社、1978/01、amazon.co.jp) 映画をことばで言い表わすことはできない。もし語るとすれば、それは映画自体とは何の関係もない別の具体化となる。

書店で大演説にでくわすのこと

「たしか筑摩書房の「ちくま日本文学」にあったよなァ」と書店の文庫コーナーで武田泰淳の本を探していると、その筑摩書房の文庫が並べてある棚のまえで青年二名が大きな声でしゃべっているのにでっくわす。 その声はずいぶん遠くから聞こえていただけのこと…

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道行く母娘の会話に顔をあげる。 娘「ママ、あのおじさん、『ジャンプ』読んでるよ?」(不思議なものを見たように) 母「いいの。ほうっておきなさい」(クールに/教えさとすように) その母娘がとおりかかったとき、ベンチで『遊』(創刊号)のページに目…

熊は安閑としているか?

★井伏鱒二「なだれ」(『井伏鱒二全詩集』、岩波文庫緑77-4、岩波文庫、2004/07、amazon.co.jp) 峯の雪が裂け 雪がなだれる そのなだれに 熊が乗つてゐる あぐらをかき 安閑と 莨をすふやうな恰好で そこに一ぴき熊がゐる 『厄除け詩集』の巻頭におかれた …

本日の言葉

特集=はじめての消化器外科手術 (月刊『手術』より) 目黒の有隣堂は医学書が充実しています。意味もわからず立ち読みをしていたら、今月の『手術』の特集記事のタイトルが目にはいり、ちょっとだけ笑ってしまいました。 いえ、もちろんどんな名医でもかな…

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★吉本隆明「批評とは何か」(『吉本隆明が語る戦後55年 12』三交社、2003/11) 「小林秀雄でも桑原武夫でもいいですが、たとえば彼らがアランというフランスで近代批評をやった人を移植したり、論じたりするとどうなるかというと、文学的になってしまうんで…

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★ロラン・バルト「『彼自身によるロラン・バルト』の「学校の練習問題」への答え」(1978) 「体系とは、強靭で緊密に構成され、きちんと配列されている教義であり、自分に対してなされうるあらゆる異議を想定しているものである」

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★ロラン・バルト「『彼自身によるロラン・バルト』の「学校の練習問題」への答え」(1978) 「『好み優先主義』は、あらゆる独断主義と対立する。独断主義とはすなわち、自文が真実をにぎっているかのように語るあらゆる哲学、とくに、もっとも最近の哲学を…