灯油ストーブの芯を自力で交換した。経験値が上がったのが誇らしいし、暖かい冬になりそう。

灯油ストーブの芯が焼き切れてヒーターでは点火しないから、ライターで点けていた

 

しかも黒い煙まで出始めて、今年はとうとう使用困難になってしまった。そこで一念発起して芯を交換することにした。

灯油は石油を原料としているから石油ストーブでも灯油ストーブでも呼び方はいいらしい

けれど、石油が原料のガソリンで走る車は石油車と言わずにガソリン車というのだから、灯油ストーブという言い方を私は採用したい。

 

ちなみに反射式の安いストーブです。

石油ファンヒーターは災害時に電力が使えないと動かないのでNG。だからオール電化住宅などもっての他、災害時に何もできなくなるよ。オール電化で喜んでいる人たちは気を付けたほうがいいのでは。エネルギー源のリスク分散は絶対必要。

 

灯油ストーブが3倍に値上がりしていた

10年前に購入していた反射式の灯油ストーブは5000円くらいだった。先日追加で買おうかと売り場に行って驚いた。

同じランクのが15000円していた！　　Σ（・□・；）

物価高にもほどがある。その後他の店で７８００円のチラシも見たが、3割増しの物価高です。

 

独り暮らしをしてから55年、灯油ストーブを使い始めたのはつい5年前である

そもそも、灯油ストーブを使い始めたのは引っ越して地べたの家に本格的に住み始めた5年くらい前から。それまではアパートやマンションの上階住まいだったから、灯油缶を持って階段を上がる作業を考えて諦めていた(私はエレベーターが嫌いなのでエレベーターのない住居ばかり選んだ）。

 

 

灯油の燃える匂いが好きで、冬がきたなあと嬉しくなる。

私は冬が大好きだ。特に雪がしんしんと降る夜のしんとした静けさがよい。静かな時間が流れるのを楽しむ。

換気で窓を開けたとき、きんと冷えた空気に触れるのが心地よくてしばらくそのまま外気にあたっていたりする。

 

最近はオリオン座の左側に火星、右上に木星が美しい

火星は本当に赤いし、木星は白っぽく大きい。夜遅くなるとオリオン座の下からひときわまばゆい青いシリウスが上がってくる。

星空はいつか私が帰っていく場所、見あきない。

　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

 

さて、現実に戻って芯の交換の方法について簡単に記しておく。次にまた交換するときまでには忘れているかもしれないから自分のためです。

素人が芯の交換をすることはメーカー側は推奨していない？

灯油ストーブの芯交換するにあたって取り扱い説明書を読んだが、「芯交換は業者に依頼するのをお勧めします」と書いているだけで、交換工程の何の説明もなかった。

そんな難しいはずはないと思った。

 

YouTubeを見ると、ホームセンターのコメリが動画を配信していたし、個人で詳しい工程を上げてくれている動画もあった

いろいろYouTubeを30種類くらい観た。

コメリの動画はものの3分くらいで簡単に交換していた。

一人の個人の動画がとても分かりやすかったので、その人の操作を真似してやってみることにした。とりあえず、物覚えの悪くなった頭に工程を覚えさせるために、半月かけて５０回くらいその人の動作をひたすら頭に叩き込んだ。

灯油ストーブの構造がどうなっているのすら知らなかったから、一つ一つの部品を知るたびに新しい感動だった。

 

お礼の意味もこめてここで紹介しておく。

www.youtube.com

 

そろえるものリスト

取り扱い説明書（構造を確認するため）、替え芯についてきた説明書、替え芯（アマゾンで2000円くらい）、プラスドライバー、新聞紙(床の保護用）、六角レンチ、老眼の補助にライト、雑巾。youtubeを確認するためのスマホ。

 

 

芯交換工程をざっくりと並べると

１．カバーのねじを外し、カバーを取る。

２．燃焼筒、電池、灯油タンクを外す。

３．案内筒のリングを外す

４．着火用のリード線を外す

５．しん案内筒を持ち上げて外す

 

これで新しい芯を入れ込めばよいのだが、ここで大きく躓いた。

 

しん押さえとしん押さえ補助金具がうまく取り付けられない

上記のyoutubeの動画ではそこがあっさり進行してしまっていた。新しい芯をしん押さえに入れ込むのはできたが、しん押さえ補助金具をどうとりつたらよいかはっきりしない。スピンドルを引きながらしん調節つまみを動かすと芯が連動して上下すればOKのはずだ。

しん調節つまみと芯が連動した！できたと思ったが、もう一度やってみようと芯を外したところ、

しん押さえ補助金具がぐにゃりとまがっていた。

 

ペラペラのしん押さえ金具を購入する

レアな金具でアマゾンでは売っていない。コロナのサポートセンターの人が言うことには12桁の数字をおしえてくれて、ホームセンターに注文を入れて取りに行くのがよいとのこと。ペラペラな3センチくらいの金具で600円。

 

ホームセンターの実力はピンキリ

一番近いホームセンターで12桁の数字を伝えたが、普通は13桁なので分からないという。バーコードと間違えている。ここのホームセンターは、従業員がみんなアルバイトみたいな感じで、何を聞いても答えられないからだんだんいかなくなった。

 

2件目のホームセンターに12桁を伝えると、すんなり注文を受けてくれた。1週間かかるとのこと。その間作業は中断。ホームセンターでも会社によってこれだけ実力に差があるのは経営者に問題があるのだろう。

店というのは、従業員の質が低下し始めるといずれつぶれるという原則がある。1件目は従業員や品ぞろえなど質の低下が激しく吸収合併されたにも関わらず、相変わらず質は低いままだ。

 

ところが、実力あると思ったそのホームセンターでも店員の質の低下がみられた。

客の顔をめがけて咳をする店員

マスク無しでさかんに咳を連発しながら接客していたどことなく薄汚い30歳くらいの男性店員が、こともあろうに補助金具を渡す際に大きい咳をした。品物を渡していたせいもあるだろうが、ヤツの片腕と顔はちょうどこちらを向いていた。

ヤツはあいた腕で口を覆う訳でもなく、横を向くでもなく、まっすぐ直に私のマスクめがけて細菌をたくさん含んでいるだろうエアロゾルを吹きかけた。私のほうが思わず自分のマスクを手で保護した。

そのくらいの反射神経もないのだろうか。品物を受け取り急いでその場を離れた。

 

 

数日後、たまたま用事がありまたその店に行くことになった

用事が済んで時間があったから、暇そうなカウンターにいた店員にそのことを話して社員教育を徹底するように告げた。対応した店員は店長を呼びますからお待ちくださいという。別に伝えてくれればよかったが、せっかく来ると言うのでまた同じことを話し、

「店員の一人がどうこうというのではなく、店舗全体で咳エチケットを周知してください。くれぐれも店員個人のことにしないように。」と念をおした。

なぜ念を押したかというと、その店長というのが若いのだ、しかも韓国アイドルかと思うほどのイケメン。外見が良い人間が出世するという法則を思わず思い浮かべた。この若者の内面はいかに、ちゃんと全体を考えて配慮できるか心配だったから老婆心ながら。

 

さて、作業再開。

６．しん押さえに芯をはめた後、目分量でしん押さえ補助をしんの布に差し込む。

※サポートセンターの人は補助金具を取り付ける穴などはなく、目分量で手で布地に押し付けてはめると言う。そんないい加減な。( ﾟДﾟ)

※替え芯を買ったときについてきた「石油燃焼機器しん取り扱い説明書」を熟読し、図解のとおりの位置に補助金具を目分量で差し込む。

 

７．しん押さえとしん押さえ補助を装着した新しい芯をパイプにはめる。

※しん押さえ補助がぐにゃりと曲がらないためには、プライやーでスピンドルを引っ張りながら、しん押さえがはまる場所を回してさぐる。

※「適当に」とか「だいたい」とかが私は不得意。ましてやちょうどよい場所を「さぐる」などは高度な動作なのだ。

※途中作業を止めて、何度もくだんのyoutube を確認。

 

８．新しい芯を差し込んだら、スピンドルを引っ張りながらしんを回す。

不安を感じながらしん押さえを回していると、動かなくなった。これで「適当な場所を探った」ことになったらしい。しん調節つまみを取り付け回してみると、見事に芯が上下した！！！

大成功！！！

 

 

９．ここまできたら、あとは折り返すのみ。外したいろいろなものを逆の順番ではめていく。

※ナットやボルトが無くならないように注意。

 

１０．しんが灯油を吸うまで30分待って、いざ点火。🔥

 

　　　点きました！

 

🔥🔥🔥

暖かい年の瀬になりそうです

　　　　

 

 

そういう訳で、2024年も挑戦の日々でした。

ここまで辛抱強く読んでくださった皆様、ありがとうございます。

みなさまの2025年が良い年でありますように🌸

 

 

 

 

 

 

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