競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【札幌2歳ステークス 2024 レース回顧・結果】出世の鍵はやはり

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――高速馬場適応力、ということにはなってしまう上位勢ですが、それでも出世する期待感は大いにありといった感じ。

札幌2歳S 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 マジックサンズ  1:50.3 36.6
2 アルマヴェローチェ  1:50.3 36.3
3 ファイアンクランツ 1:50.5 36.4
4 モンドデラモーレ 1:51.1 37.8
5 レーヴドロペラ 1:51.4 37.1

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 札幌2歳S 2024

 

8/31 札幌2歳S ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

①終日重で行われ、平均比+1.0秒/1000m程度の馬場で行われた

 

②バイアスとしては、直線に関しては内もそこまで劣勢ではない印象も、コーナーで内を通した組は厳しい状態

 

③前半1000mを1分01秒0で通過する(馬場換算後)ハイペース戦から、後半4つも12.1 - 12.6 - 12.2 - 12.4と(同)水準上にまとめて好時計決着

 

④重馬場なぶん不鮮明さは残すが、総じて好レベルとの印象

 

 

 

札幌2歳S 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ファイアンクランツ

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡3着

重までいっていたことから、差し替えてこの馬を中心に狙う(が、最終1人気を知っていたらそうはしなかったであろう本命馬)。

最後方からになりながら、この日の馬場で1分50秒5ならよくやっていたと思う。

時計的に、同様に重だった新馬戦時から全く詰められていないことになる同タイム3着だが、時計レベルは全く異なっており、実質大幅に上昇させている。

まだ見ぬ、中央場、良馬場でのレースについては、やはり初戦は慎重にみる必要はあるが、この日のパフォーマンス自体はこのレースから出世していっていい馬のそれとの印象。

 

 

マジックサンズ / アルマヴェローチェ / ☆モンドデラモーレ / アスクシュタイン

勝ったマジックサンズについては、序盤にあれだけ力みながら、楽な手応えで先頭へ浮上し、ラチ沿いの2着アルマヴェローチェを差し返して勝ち切るのだから強かった。

2番枠でも、1コーナーから早々に外へと持ち出しているので、荒れた内で消耗しなかったという部分はあっただろうが、額面としても上々。こちらも視界が広がった印象。

 

そして、2着アルマヴェローチェが、たしかにこういう馬場への耐性はほこっていたのかもしれないが、最内枠なりに終始コーナーを内々で回っての内容だけに最も強い内容だった。

4角カットインというショートカット策も、狙ったというよりも苦肉の策、実際コーナーは内が荒れていたことを思うと得があったかというと微妙だったはず。

そうしたことから、今日の組では最上位判定としておきたい。

 

☆モンドデラモーレ(4着)については、外枠から外を回せていたとはいえ、もう少し軽い馬場でもう一度見てみたいところ。

ただ、あの4コーナーでの手応えから、渋太く食い下がって4着を維持、後続に1馬身以上の差をつけて凌いだあたりかなり頑張ったのではないか。

前とは離されたので、この馬からは現状ではあまり大きなことは言えないだろうが、仮に見立て通り洋芝×重にかなり削がれていたということであれば、この馬もやはり重賞級の可能性を秘めているだろう。

 

あとは、当然アスクシュタイン(7着)は、逃げたことで終始ラチ沿い走(4角手前まで)になってしまったことに加え、そもそもペースが厳しく、大幅な変わり身に今後期待が持てるだろう。