競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【小倉2歳ステークス 2024 レース回顧・結果】下(馬場)を気にしたことによる瞬発力上位馬のためのレース

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――例年とは異なる道を歩んでいくことになるかもしれないこの組。

小倉2歳S 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 エイシンワンド 1:09.0 34.3
2 クラスペディア 1:09.1 34.2
3 アーリントンロウ 1:09.2 34.3
4 レイピア 1:09.4 34.9
5 アブキールベイ 1:09.6 34.7

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 小倉2歳S 2024

 

9/1 小倉2歳S ▲不的中

 

レース全体のふり返り

 

①馬場は、時計レベルはこの日の重で通年平均並み、バイアスは回復基調のこのコースなりに内有利に傾いていたとみられる

 

②前後半イーブンの34.5秒-34.5秒(トータル1分09秒0)で決着

 

③ただし、詳細ラップを見ると渋ったためかコーナーで緩んでの11.7-11.8-11.0-11.7の瞬発戦となっていて、実態は溜めてからのヨーイドン戦

 

④この時期のスプリント戦としては十分好レベル戦だろうが、馬場状態に反して瞬発力を求められた一戦

 

 

 

小倉2歳S 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

ベルビースタローン

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡11着

番手絶好位で進めることができていたが、瞬発戦耐性がないか、坂を苦にしたか直線ブレーキでの大敗。

時計的にも、当日にかなり回復してしまっていた様子だし、この馬のダート寄り消耗戦特性が生きる競馬にはならなかったということだろう。

 

 

エイシンワンド / クラスペディア / エンドレスサマー

勝ったエイシンワンドは、クラスペディア(2着)とともに前走レベルとそこで示した瞬発力で上位であるという部分を証明してみせた感じか。

もちろん、左回りコースという点を含む中京適性もあったとは思うが。

この2頭に関しては、2戦連続瞬発戦のこの条件で瞬発力を示しての好走であることから、本当の激流スプリント耐性が将来を決めてくるだろう。

そういう意味では、血統的にもやはり勝ち切ったエイシンワンドのほうが現状の期待値(「ここまで2戦の“溜め戦”から削り合いになっても、まだ“上”があっても良い」といった観点)では上位とみられる。

クラスペディアも、ここから楽に2勝くらいは見込める好素材だと思うが。

 

あとは、バイアスと展開的に、前か内で瞬発力上位の馬が有利に運んだ一戦ということで、やはりエンドレスサマーが強い内容だったという判定。

当然、この馬も瞬発力最上位の一頭だったが、枠が最悪だった。ただの後方外差しになっていては厳しく、それにしては上り3位を記録しており、初めて強いなと感じた次第。

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