競馬予想のホネ【坂路ビシビシの日々〜 重賞予想と追い切り注目馬&レース回顧】

“競馬予想の再生 〜Re:Bone を目指して” 競馬予想の骨組みを、しっかりと組み立て、振り返るーー それを目的とした半自分向けノート(備忘録)として綴っています。重賞展望、調教評価、回顧記事、平場予想などを掲載中。穴馬探しに、人気馬の取捨検討に、あなたの予想の“最後のスパイス”としてお役立てください。

【中日新聞杯 2024 レース回顧・結果】ハンデG3とは思えぬ好戦

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――ロードデルレイにとっては、負けたのが今日のデシエルトで良かったというところ。

目次

 

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中日新聞杯 2024 レース結果

 

 

着順 馬名 タイム 上3F
1 デシエルト 1:58.4 35.6
2 ロードデルレイ 1:58.8 35.1
3 マテンロウレオ 1:58.8 35.0
4 トーセンリョウ 1:58.8 34.8
5 キングズパレス 1:58.9 34.3

 

 

ホネ的! レース回顧 / レース分析 中日新聞杯 2024

 

12/7 中日新聞杯 ◯的中

 

レース全体のふり返り

 

①芝は通年平均比±0秒ゾーンで、2週目にして外も伸び始め前週からはハッキリとフラット寄りにシフトした状態

 

②前半58.8秒はコース的に明らかなハイペースで(実際この中日新聞杯で1分を切ったのも過去7年では1度のみ)、それでいて後半が優秀で1分58秒4の好タイム決着

 

③前で進めて勝った勝ち馬は当然、2着ラインもG2級とみていい水準で決まった

 

 

 

中日新聞杯 2024  各馬ふり返り 予想と結果

 

 

 

マテンロウレオ

予想➡➡➡◎

結果➡➡➡3着

最後の最後に外からロードデルレイに僅かにかわされたが、ほとんど2着の競馬。

ハンデ58.5キロ(相手は57.5キロ)だったことを思えば、ますます良好との印象。

そして、この馬が好走してきたあたりが、好ペースからのハイレベル戦を物語っているとみられ、この馬の特徴(強いところとあたって人気を下げたところで、ハイパフォーマンスを見せて走ってくる)をよく示した好走だったように思う。

7ヶ月ぶりに関しては、寒い時期が良さそうなことと、気性面からほとんどマイナスはなかったとみるが、その伸びしろを考えずとも、ここからこの馬の時期と考えればG2くらいは勝ち切ってしまっても不思議はない。

 

 

△デシエルト / ◯ロードデルレイ / エヒト / ジェイパームス / キングズパレス / コスモキュランダ / トーセンリョウ / ☆マイネルメモリー

勝った△デシエルトは、3コーナーで12.2と一瞬だけ息を入れられたものの、以外はほとんどパーフェクトな内容。

個人的には、前走時にロードデルレイを上に取ってやられている時点で、ここでも中心に据えることはできない存在で、相手評価で限界の場面。勝たれたが、まあ納得というところ。

ただ、そのパフォーマンスは納得どころのものではなく、G2以上級まで上昇してきた。

改めて、ダートでもなかなか素晴らしかったと思う馬だが、芝に戻しての覚醒度合いが半端ないという印象を覚えた。

逃げられなかった時と、2000m超以外では、G1以外もうほとんど自分との戦いに負けたときだけ(しか嫌えない)といった感触。

 

◯ロードデルレイ(2着)も、少ないキャリアでパフォーマンスを伸ばして、G2連対ラインまできているので悪くななかった。

それでも、高速府中の後傾戦での強さを思うと、非高速馬場の前傾戦で今ひとつという印象は、レースぶりからは拭えず。

今後へのポイントとして、レース上り34.0秒近辺の戦いのほうが強く、前傾2000mだと破壊力半減といったところは出てくるかもしれない。

路線的に、近2走同様にデシエルトともろ被りしていきそうであることからも、前傾ラップでの戦いには注目していきたい。

 

基本的には、G2としてもハイレベルな競馬で押し切ったデシエルトが圧倒的で、待機勢は「遠く及ばずも、走破水準自体悪くない」という評価の中にあって、まず変わり身必至キャラとしてエヒト(9着)は挙げておきたい。

海外帰りで、59キロを思うと、当然次G2まで馬券内の怖さありといったところ。 ☆次走注目馬☆

 

そして、8着ジェイパームスも、そろそろ重賞でも不気味な存在になってきそう。

序盤は行きたがりながら5番手あたりで運び、この水準なら場合によってはエヒトの次ぐらいの評価も与えられる。

斤量こそ56キロだったが、この馬の場合は4歳であることと、去勢明け2戦目だった点が加点ポイントとしてあった。

もともと、秘める脚力はG2級のものがあるだけに、生まれ変わってここまで上がってくれば、いよいよG3争覇圏だろう。 ☆次走注目馬☆

 

あとは、差し勢から斤量も加味して、5着キングズパレス、6着コスモキュランダ、4着トーセンリョウの順番に評価。

ここまでは、G3ならいつでもという水準だったとみていい今回だった。

 

ほか、前走で長距離適性に期待した☆マイネルメモリー(13着)は、やはりその前走以上のパフォーマンスには至らずで、これだけのペースになっても全く上位に顔を出せなかったことも含め、その前回見立ては当たっていたという判定。

2400m〜くらいで今後見ていきたい。

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