深圳の男児刺殺、献花した現地の主婦「復讐心あおるような歴史教育やめるべきだ」
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【深圳=田村美穂】中国広東省
21日、雨の中、日本人学校校門へ献花するために訪れた中国人たちからは中国の反日教育に対する批判の声が聞かれた。
近くに住む保険会社員の女性(40)は、長男(12)と次男(9)が学校で学ぶ内容に疑問を感じているという。
昨夏、日本が東京電力福島第一原子力発電所の処理水を海洋放出した際は、教師から日本への批判的な意見ばかりを聞かされたという。歴史教科書は「外国に対する恨みを募らせる内容が多い」と指摘した。
深圳市の主婦(60)も「
中国の歴史教育は、日中戦争などを学ぶ過程で反日感情をただでさえ高めやすい。
江蘇省蘇州市で6月、日本人母子ら3人が襲われた事件も、今回の事件と同様、「偶発的な事件」とだけしか説明されず、報道も少ない。深圳市のパート男性(59)は、政府の
自省の声が聞かれるのは「事件は日本の自作自演だ」「中国人も日本で殺されている」といった投稿がSNSで絶えないためとの指摘がある。当局は反日感情の高まりを警戒しており、ネットメディアは21日、動画共有アプリ「快手」が、有害な情報を集めて日中対立をあおったとして約90のアカウントを停止したと報じた。
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