「きのう知った」「笑うしかない」…意外と知られていない五輪サーフィンのタヒチ開催が話題に
完了しました
パリオリンピックのサーフィン競技は27日(日本時間28日午前2時)、男女の1回戦が始まる。競技会場がパリ市内などに散らばる中にあって、サーフィンだけはパリの「裏側」、1万5000キロも離れた南太平洋の仏領ポリネシア・タヒチ島の村「チョープー」で行われる。このことがSNSで「フランス領ポリネシアだからこそできる離れ業」「さすが」などと話題になっている。
サーフィンをタヒチで行うことは2019年に決まっていた。ただ競技関係者以外には、オリンピックが始まった今もまだまだ知られていない様子。X(旧ツイッター)では「きのう知った」「笑うしかない」などの驚きの声や、「もう五輪は都市にこだわらなくていいよね」「タヒチがフランス領ポリネシアだからこそできる離れ業」「さすがやることがオシャレ」といった指摘が相次ぐ。東京五輪のサーフィン会場だった千葉県・一宮と比較して「チョープーの波はすごいし、見ものやで」「マジで次元が違う」などの声もある。
一方では「東京オリンピックのマラソン札幌、北京オリンピックの馬術香港はあったが、(中略)サーフィンタヒチは遠すぎねえ?」との違和感や、「西洋植民地主義はまだ続いている。パリオリンピックのサーフィン会場はタヒチ。何が平和の祭典だよ!」「何か今の反植民地主義と逆行してるような……」といった見方も。
サーフィン競技は、波に乗っている(ライディング)間に出した、技の難しさや豊富さなどが採点される。ライディング1回につき10点満点。高得点の2回の合計点(20点満点)で争う。トーナメント方式で、2~3人からなる組でヒート(試合)を行い、各組上位が次のラウンドへ進む。制限時間は原則15~45分だ。
日本代表は計4人。男子は初採用だった2021年東京五輪で銀メダルの五十嵐カノア(26)、豪州出身のコナー・オレアリー(30)、稲葉